謝辞に代えて

 



 サイトを開設してからことに、折に触れて「時間」というものについて考えるようになりました。
 それは、自分がサイトに費やしてきた時間のことではなくて、ここを訪れて下さる方々が、ここで費やして下さる時間のことです。

 時間は何物にも代え難く貴いものだといいます。
 だとすれば、その大切な時間の積み重ねである日々の中から、ご自分の時間を分け与えるようにしてここを訪れて下さっていること――綴って送って下さるメール、企画のたびに参加して残して下さる票やコメント、何かあるごとに惜しみなく向けて下さる温かいお気遣いは、すべて皆さまが費やして下さった時間の貴重さそのものだと感じられるのです。

 そしてその時間は、本当にたくさんのご縁を運んできてくれました。
 サイト開設から今に至るまで、もう何年越しの長いご縁もあれば、つい数日前に頂いた新しいご縁まで、この場がなければ触れ合う機会すらなかったはずの方々とお逢いできたこと、もしかしたらこれから先も新しい方々とお逢いできるかも知れないことは、この場を通して得た最大の喜びです。

 以前にも、また今回の企画の中でも、「わたしにできるのは場を提供することだけです」とお話ししました。その、ほんの小さな点のような場に過ぎないサイトに、数え切れないほどの時間を分け与えて下さって、本当に豊かな場に代えて下さった証のような今回の企画は、文字通り、宝物の一角になりました。
 どれほどのくり返しになろうとも、ご参加下さった多くの方々、そして日々ご縁を結んで下さる多くの方々に、最大の感謝をお贈りせずにはいられません。
 あの記録的な猛暑の連続が、こんなにも忘れ難く、素晴らしい夏になろうとは…!
 
 ふと気づけば今年も残り二月足らず。年が明ければサイトも7歳の誕生日を迎えます。
 これからも末永いご縁となりますように、心からの感謝とともに願いつつ、当サイト最大の企画となったこの調査の謝辞を締め括らせて下さい。
 ありがとう、皆さま。大好きです(照)。


 愛を込めて
 暁子 拝

2010年11月12日
 

 

 

 

Final

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