リアル芥瑚の集い・横浜支部


 

 

◆ 初めに ◆


 この1月30日で、サイトを開いて丸6年になりました。
 最初は本当に、電子の虚海に誰一人として知り合いと呼べる人はなく、文字通りのひとりっきりから始めたサイトでした。
 けれど思いがけない幸運に恵まれて、その年の秋に初めての小さな小さなオフ会、『リアル芥瑚の集い・トライアル』を催し、次の年には初めてのイベント参加、そして再びオフ会、定期的なイベント参加…と気がつけば本当に多くの 、幸せなご縁を頂くようになっていました。

 前回の「リアルの集い・初夏の宴」が、2007年5月。
 実はそのときに、「オフ会を開けるのもこれが最後かも知れないな…」と思ったことを覚えています。
 ちょうどその頃、仕事が急に忙しくなってきたこともありますが、一番の理由は、
  「この先もずっと書き続けて行けるとは、到底思えなかったから」
 なのです。

 頭の中で自主的にプロットを立ててストーリーを作り出す、ということがまったくできず、コントロールできない映像をひたすら自動書記する…という書き方は、大変スムーズでハッピーに見えながら、実は致命的な欠陥があります。
 それは、「いつ書けなくなるか自分でも予測がつかない」ということで、いつどのように、何が理由で枯渇するかも全然分からない以上、フォローの仕様もない。
 そして何も書けなくなったが最後、オフ会はおろか、サイトの活動さえ続けることはできないだろう。そんな風に考えていました。
 そして今は、こんな風に思っています。
 

寝言を抜かしているのはどの口だ、と。



 改めまして、愛するマドモアゼル方!
 当サイト6周年の日に横浜で開催された宴、筆舌に尽くしがたく楽しかったあの一日の記録を、以下にレポート形式でお届けいたします。
 ご参加下さった芥瑚方も、モニター越しに見守って下さった方々も、もう一度当日の空気を分かち合って頂ければ、不肖の主催も心から幸せです。
 

 

 

 

2010130日(土)
「リアル芥瑚の集い・横浜支部」

 


ご参加芥瑚・芳名録 (21名)
 


  歌楓(かふう)さま  かのんさま  由季子さま  陽子さま  
日(はる)さま  sasame (ささめ)さま  卯ーさま  はなさま
 けいこさま  美奈さま  樹(いつき)さま  望月さま  美琴さま
 ひなたさま  竹さま  ひろこさま  七面鳥さま  香澄さま

ちょこさま&かりのさま (幹事)
暁子@虚海麒麟
 


昼の部: 13:00−18:00 (捨身木@横浜市青葉区)
夜の部: 19:00−21:30 (創作料理・居酒屋)
深夜の部: 22:00−1:30 (さらに居酒屋)

 


 

 


◆ 煩悩に地の利有り ◆


 「…そろそろ祭りが欲しいわねえ…」
 という呟きが女怪方の間から漏れたのは、昨年5月のイベント後、その打ち上げの席だったでしょうか。
 イベント後の解放感もあり、ちょうど酒席だったこともあり(笑)、
  「ではそろそろリアルの集いなど?」 「おお、そうしましょう!」 「ではいつ頃に?」
 と、とんとん拍子に話はまとまり、翌々週の大阪イベントの席に集まって下さった方々にもその旨をお伝えしてご賛同を頂き、気がつけば、
 「では来年1月のサイト開設記念日に、再びリアル芥瑚の集いを」
 という運びになっていたのでございます。

 さてさて、ならば場所はどこにしよう。
 東京・大阪では、すでに複数回を開催済み。ならばその他の場所で地の利が良く、交通によろしく、風水に叶い、何より潜在的なご参加芥瑚の気配がひときわ濃く感じられる土地はどこか。
 東京のやや南、瀟洒でモダンなイメージを持ち、港と海風を想起させる土地、それは……


                            
横浜だ!!!

 

 

 

 

◆ 横浜支部・発足 ◆


 かくて横浜での開催が決まり、お二人の地元芥瑚・ちょこさまとかりのさまに、三顧の礼で幹事をお願いいたしました。
 以前の東京開催のときにも幹事をお願いしたこのお二人は、まさに能吏とも呼ぶべき、この上なく頼りになる手腕をお持ちです。
 ナチュラルに歌舞伎町の居酒屋を選んでしまうような煩悩麒麟とは違い(『リアル芥瑚の集い・トライアル』参照)、会場選びにも随分早くから吟味を重ねて下さいました。
 そうして上がった幾つかの候補は、いずれも借りるには仙籍が必要とのこと。なのでさっくりこしらえたと仰る旌券を見せて頂いたとき、麒麟は文字通りぶっ飛びました。

 



 横浜支部、まさかの本格始動。

 

 

 

Part Two

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