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◆ 捨身木の集い ◆
当日おいでになる芥瑚方のうち、半数は地元＆近郊の方々。もう半数は、なんと東海・関西・北陸・九州…とほぼ蓬莱の東半分全土に及ぶかなりの遠方から、新幹線や飛行機（！）まで駆使して、泊りがけでお越しの予定です。
嗚呼！ 蓬莱芥瑚のこの機動力、天もご照覧あれ！！
と涙を拭いつつ、準備も無事に整った１３時。
やがて会場には、皆さまが次々とお越しになられます。まずはコートと荷物をお預かりして、中へとご案内。再会のご挨拶あり、初めましての喜びあり、早くも百花繚乱の趣きです。
……さて。
宴の１０日ほど前、専用BBSにおいて、幹事のお一方・かりのさまからご提案を頂戴しました。
曰く：
「よろしければ当日、自己紹介もかねて、天山の作品の中でお好きなものを教えて下さいますか？」
そのこころは：
「せっかくの機会だから、目の前の麒麟に羞恥プレイをぶちかましてやって下さいねー♪」
そのときの芥瑚方の反応は、大半が「ええっ！そんなの無理、恥ずかしくて…！」というもの。
ああ、さもありなん。慎ましく淑やかな女怪の皆さまに、どうしてそんなプレイがかませようか。宴の趣向とはいえ、むごいことを申し上げてしまった…と麒麟は首をふりふりうなだれていたものです。
しかしながら、飲み物と軽食をお勧めして席につき、では皆さま、軽く自己紹介など…という流れに、芥瑚方がひとりずつお話を始めたとき、麒麟は心底思いました。
……嘘だ。
「だめよ、無理…！」なーんて仰っていた方々が、目の前で粛々とお話ししておられる！ しかもとっても魅力的で素敵な物腰で！！
ちょっと恥ずかしげでチャーミングな笑顔あり、思わず噴き出してしまうような巧みな話術あり、ぐっと胸を突かれる真摯なお言葉あり。
作品の一節を暗記（！）朗読（！！）して下さっている方が、それも一人ならずいらして、目の前でお聞きする心持ちたるや、もう全身が変な汗でびっしょり。
あのとき麒麟の脳波を取っていたなら、間違いなく人外な乱高下が記録されていたはずです。
しかもこの場の礎をしかと固めるために、麒麟の知らないところで作成されたぶっ飛びのブツが、当日、芥瑚方のお手元に配られたのでした。
かりのさま作・天山の作品一覧リーフレット
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拡大図
あらすじ・章数・登場人物・指定の有無・その他詳細なデータを網羅した、
真に震撼すべき一覧表でした…（昏倒）。
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