Notes雑記など。 |
―――――― July 2004 ――――――
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2004/07/30 珍しく西へ向かう台風が去った後、先ほどまで吉祥寺上空には、いつになく雲の多い複雑な夕焼けが広がっておりました。 皆さま、いかがお過ごしですか？ なんとも臨場感漂うこの雑記をお送りしたのち、ようやく夏バテから快復しつつある管理人は、週末の一杯と参る予定でございます。
さて先日、ひょんなことから一足早く、明日から公開の 『ドリーマーズ』 という映画を観た管理人。おかげさまで頭の中はとても耽美な状態です。 （どんな映画かと申しますと、監督は衝撃作 『ラストタンゴ・イン・パリ』 のベルトリッチ監督、60年代のパリを舞台に、美しい姉弟＋青年の三人が織りなす、刹那的かつ官能的な物語、なのでございます…） こんなときに何かを書くと、うっかり筆が滑ってどんな珍品が生まれないとも限りません。せっかく快復してきた体調を大事にしつつ、心身を高く清らかに持さねば！ …と思うのですが、煩悩ばかりはどう転ぶか予測がつかず…（涙）。 白芥瑚と黒芥瑚が激しくせめぎ合う、複雑な胸中でございます。
そして、先日BBSでも少々触れたのですが…。 おかげさまを持ちまして、拙宅は本日でぴったり開設半年目を迎えました。 （時の経つのはなんと早い！） 毎週、本当に楽しく更新しながらここまで参りました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます… と心を込めて伏礼する管理人よりすべての皆さまへ、深い深い感謝をお捧げ申し上げます。 良い週末をお過ごしになられますよう。 |
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2004/07/26 週明けの本日、東京は朝から驟雨に見舞われ、ほんの少し涼しい一日でした。（40度を経験した後では、大抵の暑さにはもう慣れた… と言いたいところですが、週末は床に伏せていた管理人です） 皆さま、暑さにも負けず、ご健勝でいらっしゃいますか？
本日は、GW中にご披露しておりました 『二次創作作家への100の質問』 を、加筆改稿の上 Library に加えました。先日少々お話の出ました、管理人のプロフィール代わり、になるやも知れぬと… 思いまして…。 いずれ正式なものをご披露するその日まで（←いつ！）、これにてお目こぼし頂けますと幸いです。
暑さ故か、とみに集中力の落ちる毎日が続きます。 新聞に目を通しているときに「景気回復の兆し」、もしくは街中で「景観保護」の看板を見かけ、「何故こんなところに台輔が！」と本気でびっくりした次の瞬間、我に返ってどっと疲れることもしばしばです。（病んでいるのは頭なのか…）
どちらのマドモアゼルもご自愛の上、どうかこの夏もすこやかに過ごされますよう。（ふらふらと伏礼） |
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2004/07/23 『自由、夜』続編の連載を開始いたしました。 投票のコメント欄で「6月の終わり頃には…」と申し上げながら、サロンや続編などの嬉しい突発事項を挟みまして、ひと月も遅れてしまいました（涙）。「しょうがないから待ってあげてもよろしくてよ」と仰せ下さったマドモアゼル方。お詫びと併せ、心からお礼を申し上げます。
かつてこの雑記で、「予王というハードルを乗り越えれば、（この主従には周囲の白眼視と失道以外に）怖いものなしでは」と申し上げました。さらに以前、『耳に…』の後書きでは、「内にも外にも相当の障害があるのでは」とも。 アンケートでは「挿話をもうひとつ」と仰るコメントを頂き、メールでは「この時期、周囲がどう思っていたかが気になる」とお寄せ頂きました。 …それらを全部足してどこをどう押したら、こんな出だしになるのか。（しばし無言…）
盛夏のさなかを天山の旅へお招きすべく、トップ・ページも涼しげに改装いたしました。 前回と同じく全7章の連載。どちらのマドモアゼル方にもよろしくお付き合い頂けますと、心底嬉しく存じます。（伏礼） |
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2004/07/19 三連休最後の一日。皆さま、いかがお過ごしですか？ いささか唐突ですが、「事実は小説よりも奇なり」と申します。本日は、もうそろそろ時効かと思われます出来事のご報告を…。
あれは4月になるやならぬの頃でございました。 下りの中央線に乗っていた管理人。吊り輪に掴まって立ちながら、目の前に座られたマドモアゼルが何やら印刷した文書を読んでいるのに気がつきました。大学生風。…レポート？ ちらっとその文面に目をやり、管理人は瞬間冷凍いたしました。…この無愛想なレイアウト。弔電と見まごう灰色の枠に囲まれた文書は――。 『自由、夜』。まさしく拙作ではありませんか！
ひょえー！！ あやうく失道しかけた管理人の前で、氾麟と鈴を混ぜて青いストールを巻いたようなマドモアゼルは、粛々とそれを読んでおられます。 このときの得も言われぬ胸中ときたら、まさに局地的大地震、マグニチュードなら10.0。 新宿から吉祥寺までの十数分間を、あれほど長く感じたことはありません。
――あのときお会いしたマドモアゼル。お元気でいらっしゃいますか？ 苦しい息の下から拝見した貴女さまの表情は、たいそう真剣でいらした。…嬉しゅうございました。目の前にいながら伏礼申し上げなかったご無礼を、どうかお許し下さい。
あの週末の昼下がり、高尾行きの下りの中央線で貴女さまの前に立っていた、ブーツのヒール込みで身長173cm、ロング・ウェーブの髪に黒いジーンズの（あやしい）人影は、何を隠そうこの管理人でございました…。 |
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2004/07/16 お暑うございます、皆さま。 先日は集中豪雨に見舞われたところもあったご様子。皆さまお住まいの地域は、ご無事でいらっしゃいますか？ 新潟在住の知人からも、浸水の被害にあったと連絡がありました…。心よりお見舞い申し上げます。
海好きの人間が「実は夏が苦手」と申しますと、意外な顔をされるのですが、管理人の大敵は暑さよりも湿気です。（中東を旅行したときも、砂漠の暑熱はまったくOK。ラクダ並みに元気でした） かといって、部屋の窓を締め切ってクーラーというのも辛い。 先日鎌倉の御仏に授けて頂いた尊い煩悩も、湿気のせいで筆速が落ちかけていたのですが、最近執筆に格好の場所を発見しました。 オフィスです。（待ちなはれ）
到着直後の5分。お昼休みの中10分。あるいは帰宅前の15分。煩悩を文字にする作業にいそしみます。涼しい場所で短期集中、というのが意外に利くのですね。 ああ、そういえば、かけもちさせられた陸上部では一発勝負の高飛び担当、試験勉強でも短期集中オンリーだったっけ… などと思い出される過去もあり、今年の夏は二つの意味で仕事熱心になりそうです（笑）。
ですが、つい昨日。完成したファイルを、うっかりオフィス内サーバーの共有フォルダに突っ込みそうになりました。 天国ありて地獄あり。快適な執筆場所は、常に危険区域のレッド・ラインと背中合わせです。 |
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2004/07/12 皆さま、週明けのご挨拶を申し上げます。 九州・四国に続き、関東の梅雨明けも間近…と思いたい本日。当サイト内の小説以外の文を、「Library」としてまとめてみました。トップ・ページの新しい項目をご覧下さい。 お時間のあるときに、「何か気軽に読めるものはないかしら」と思われたマドモアゼル。こちらでお茶を片手におくつろぎ下さいまし。何かの折には、この場所に蔵書が増えていく予定でございます。
さて、先月の雑記で鎌倉詣でに目覚めた管理人。先週末、再び煩悩を求めてかの地に足を運びました。 大恩あるはずの円覚寺にくるりと背を向けて、向かったのは海。実は前回の座禅で、御仏に授けて頂いたネタのひとつが海に関することでして、「これはぜひとも実地見聞しなくては！」と思ったのです。（普段は泳いだり潜ったりすることに専念してしまうので、あまり実地見聞にはならないのでした…）
折りしも夕立の気配。高くなっていく灰色の波と、背後の山から迫り来る黒雲。風の中に混じり始めた雨が顔を打つに至っては、もはや目の前の光景は虚海にしか見えません。 何という理想的な眺め！ まさにこれが見たかった、ひゃっほう！ と胸を躍らせる管理人の横で、前回に引き続き事情を知っている友人は、終始不気味な沈黙を守っておりました。（おまけに海岸のスピーカーが、避難警報まで鳴らしていたような気がいたします）
…マドモアゼル方。いつかタイトルに『海』の一文字の入った中篇をお見かけの折は、「ああ… これが鎌倉生まれの煩悩なのね…」とお笑い頂けると、とても幸いに存じます。 |
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2004/07/09 金曜日恒例のこんにちは、でございます。マドモアゼル方。 本日は、４月に更新した『招魂歌』の続編をお届けします。 当初、続編があろうとは書き手自身思っても見なかったのですが（笑）、その後BBSやメールで頂いたご感想に触発されて、もうひとつの前後編が出来上がりました。
思えば『山の焚火』もそうして生まれたものでしたし、この後に予定されている『自由、夜』の続編もまた同じく。一連のキリ番リクエスト小説もそうなのですね。 それを考えるとき、相互コミュニケーションの醍醐味をしみじみと感じずにはいられない管理人なのでした…。
正直申しまして、不毛系の映画や小説に溺れて育ったせいか、はたまた持って生まれた性格なのか（←こっちだな…）、管理人はたいそうシニカルでひねくれ者、おまけに照れ屋でございます。 ですがサイト開設以来、たくさんの方々と遣り取りさせて頂く中で、素直に心を動かされたり、本当に涙ぐんだりすることがありまして、これは自分でも非常に大きな、そして嬉しい驚きでした。 まだピュア（？）な部分が残っていたのか、わたしよ… と安堵する一方、先日は仕事のミーティングにて、「そうでございますね」などとうっかり浩瀚調でかましてしまい、オフィス随一の無礼者としてのアイデンティティが揺らぎつつあります。（もっとも周囲は「新手の皮肉か？！」と怯えたそうです。…そうとも言う…）
せめぎ合う白芥瑚と黒芥瑚のはざまで揺れ動きつつ、それでも嬉しい管理人から、やはり照れ交じりのお礼を申し上げます。皆さま。
余談： どれくらいの照れ屋かと申しますと、（先日初めて気づいたのですが）拙宅には「管理人のプロフィール」なるものが存在せず！
何というご無礼を… と青ざめつつ、知りたい方も非常に少なかろう、と思われもするのでした…。 |
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2004/07/05 こんにちは、皆さま。 私事ながら本日はオフィスがお休みでございまして、時ならぬ三連休。この機に乗じて、吉祥寺の無印良品にて、ついに愛機ハンキョ専用の犬小屋ならぬPCデスクを購入いたしました。（も、持ち帰りは、きつかった…） 今日は木の香りも真新しいデスク上からのご挨拶です。 よってお日柄もよく、次回のカウンター数字を設定いたしました。#77777でございます。 ちょうど長編の連載終了辺り、来月末くらいかなあ… と思いつつ、管理人のこの手の予想は当たった試しがございませんのでした（涙）。
それに伴い、リクエスト頁も変更です。 これまでのものを半分ほど入れ替えまして、また先日の雑記で申し上げましたように、カタカナ・タイトルの映画を乱発する日本映画業界に業を煮やし、音楽および絵画のタイトルも揃えてございます。 は… 反則技は重々承知の上（！）、好きで仕方ないジャズのタイトルなども加えてみたり…。ある意味、自分への挑戦ですね…（遠い目）。
詳細はリクエスト頁をご覧の上、どちらのマドモアゼルもご機嫌麗しく、どうぞご存分にお踏み倒し下さいますよう（伏礼）。 |
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2004/07/02 こ、更新予定が立て込むあまり、珍しくお待たせしてしまいました！ 本日はリクエスト小説の更新、初の前後編です。
設定数字到達が、ちょうどサロン記念フェスティバル（？）の最中でしたので、この作品にも少々その余韻が漂っております。サロン議事録の（１）にありますように、「服装にもちょっと一工夫」、及び「風の中で髪をかき上げて頂けると嬉しいのですけれど」というお言葉を、ご注文主のマドモアゼルから頂いておりました。 サロンを閲覧下さっていた方々にも、またその後新しくおいで下さったマドモアゼル方にも、お楽しみ頂けると何よりの喜びです。 …そして大変な余談なのですが、これは管理人の愚妹、一押しのタイトルでもございました…。
週明けには、次のカウンター数字を設定の予定です。…リクエストが本格的にくせになってしまった管理人。鎌倉の御仏に授けて頂いた煩悩は、本日も絶好調です。てへ。 |