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暑いひと夏をご協力頂きました投票の試み。皆さまの温かいご協力、改めまして心からお礼を申し上げます…。
二回目となる今回は、毛色の異なるお礼の品をふたつご用意いたしました。
最初にお届けするのは、３位を頂いた 『雷鳴の聞こえる午後』、その景麒ヴァージョンでございます。
ちょうど投票終了が、長編 『セクエンツィア』
の完結に重なり、同時にお寄せ頂いたコメント及びご感想には、「台輔サイドの挿話を」と仰るものが大変多うございました。
そういえば長編も、その前奏曲に当たる 『雷鳴―』
も、陽子の視点で進んでいたのだったか…と、完全に脇を突かれた管理人は、忽然と悟りました。
――そういえば、彼には無数の芥瑚がついていたのだったと。
これもまた、投票の試みなくしては生まれることのなかった挿話であると思うと、サイトとは本当にひとりで運営しているものではないのだと、改めて感謝の念を深くいたします。
それでは、芥瑚な皆さま。前置きが長くなりましたが、この挿話もお楽しみ頂けますと、何よりの喜びです。
まずは最初のご挨拶を…。
天山慶路・暁子 拝 |