―謝辞―

 


こんにちは、皆さま。
 年明けから開催した小説投票へのご協力、本当にありがとうございました。不肖の麒麟よりささやかな感謝の印として、ここに記念小説をお届けいたします。

 投票の結果、接戦を経て1・2位を頂いたのが長編・中編であったということに、実はとても驚きましてございます。連載はどうしても、完結までお待たせするもどかしさが気になっていたのですが… 嗚呼 !そんなわたくしめが愚かでございました(涙)。
 …と、深い自省とそれを上回る喜びを鑑み、今回は感謝を込めて腹を据え、連載小説をお捧げしたく存じます。(伏礼)

 この作品は、1位を頂いた『異形ノ恋』・転章において台輔が口にした、原作「黄昏―」の事件と重なっております。そして、投票対象に含まれていた他の作品とも遠く呼応する部分があり、さらに以前「サロン・ド・芥瑚」の折りに承ったリクエストのおひとつも、この作品の中に。
 また、2位を頂いた『セクエンツィア』については、投票を経て初めて、現在製作中の本に収録する決心がつきました。
 当初の計画をはるかに越えたページ数(笑)となったこの本も、皆さまにお寄せ頂いた温かいご協力の賜物です。こちらも近日中にご案内をお届けできることを、心から楽しみにしておりますね。

 では、いささか前置きが長くなりましたが、初めての3章構成となったこの作品。お楽しみ頂けると何よりの喜びです。
 すぐ下のリンクから『北回帰線』の、まずは前編へどうぞ!

 感謝を込めて
   天山慶路・暁子 拝

2005/2/25

 

 

 【 北回帰線