◆ 謝辞 ◆

　かくて一室に集われた蓬莱の芥瑚方。こちらで会話の輪が生まれ、あちらにも新しい輪が生まれ、それらがまたつながって別の輪を作っていく光景を拝見しながら、麒麟は主を戴く喜びを噛み締めました。
　…しかも、複数の主を戴く喜びを。

　途中、美琴さまのご提案により、皆さまがおひとりずつ簡単に、自己紹介を兼ねたご挨拶を下さいました。
　にこやかに口上を述べられる方あり、ちょっと恥ずかしそうになさる方あり。目を細めて拝見していた麒麟はよい機会と思い、おひとりおひとりにご挨拶申し上げる時間を頂きました。
　ご縁を頂いた時のことはもちろん、それぞれの方のお書き込みや青鳥もすべて記憶しております。
　照れ屋気質が発揮されるのは、自分がターゲットになったときだけ。過去を振り返ってみても、好意や愛情を言葉で伝えるのにためらった経験はございません。（←すがすがしく真顔）
　あのとき申し上げたご挨拶とは別に、ここでもう一度、おひとりずつに深い感謝をお伝えしたく存じます。



　遠路一番のご到着であられたありあさま。 本当に一年前のお約束どおり、大阪までいらして下さったお心がなんと嬉しかったことか…！　首に赤いリボンを巻かれた可憐なお姿を拝見しつつ、お土産のロシア・ビールを頂戴していた麒麟は、虚海一の果報者でございます。

　ご一緒に同じリボンを巻かれていたはちみつさま。ありあさま、四季さまと並ばれたお姿は、まるで芥瑚三姉妹のようでした（笑）。大阪駅でお別れの際、「ハグしていいですか？」と聞かれた麒麟は、伏礼をすっ飛ばして誓約を果たせる喜びを噛み締めておりました。てへ。

　そして芥瑚三姉妹・次女となられた四季さま。遠路はるばる、そして泊りがけのお手間をかけてお越し下さったお心が、本当に嬉しゅうございました…。次回は来年のオンリー・イベントでお会いできるのですね。再びお目にかかる冬を、心から楽しみにお待ちしております♪

　大きなシフォン・ケーキをご持参下さった美琴さま。食卓関係のてきぱきとした取り仕切り…　感服仕りました（涙）。いろいろなことを楽しくお話しできた今回は、二度目のおめもじ。「二度あることは三度ある」と世には申します。再々会が叶う日を、本当に楽しみにしておりまするー。

　頂く青鳥のイメージ以上に優しい空気をまとっておいでだった李春さま。 あの柔らかな文面の向こうには、こんなにも温かな方がいらしたのだと、喜びの初おめもじ…。お手ずからなるパウンド・ケーキを、あの後ホテルでしみじみと味わいつつ、嬉しい逢瀬に思いを馳せておりました。（おいしかったー！）

　幾つかの壁を越えてお越し下さった薫子さま。お名前を伺った瞬間、安堵と喜びが胸を満たしました…。来て下さってありがとう。本当に嬉しかったです。お望みとあらば次回は重朔リュックを背負い、ぬいぐるみ雀胡を頭に乗せておめもじ仕りまする！（はい、もちろんハリセンも）

　そして千美さま。「…もっと長くゆっくりお話したかった！」とまずは叫ばせて下さいませ（涙）。あんなに楽しい会話を残し、途中でお別れしなくてはならなかったこの無念は、お持ち下さった絶品天むすの味とともに、麒麟の胸深くに刻まれましてございます。次回は必ず…！

　一年半以上の長いご縁が実り、ようやくお目にかかれた水蓮さま。掛け値なしに嬉しゅうございました（涙）。文面から感じていたとおりの愛らしいお方…。同じく短い逢瀬だけが心残り、再びお目にかかってお話できることを、本当に楽しみにしておりますね♪

　麒麟の願いに応え、昼の部にもご参加下さったPappaさま。深夜の部にもおつきあい下さり、本当に嬉しかった…！　お昼に申し上げた質問を、お別れ間際の改札口で囁いて下さった誠実さに、麒麟は二度陥落いたしました（笑）。どうぞこれからも末永いご縁を…。

　美しい花束ばかりか、左党のためのクッキーを焼いてお持ち下さったちょこさま。再会叶い、親しくお話できたことは、何にもまさる喜びでした…。花束の中から抜き取った黄色い薔薇は、現在愛読書『北の愛人』に大切に挟まれております。またすぐに、お目にかかれますね？

　西の遠路をはるばるおいで下さった須美子さま。本当に、ようこそお越し下さいました…！　わざわざ蔵元に頼んで作って下さった『天山慶路』のラベルも眩しいお酒には、もう…（涙）。あのとき頂いた身に過ぎるようなお言葉とともに、お心遣い、大切に心にしまわせて頂きますね。

　今までお会いしなかったのが不思議なくらいだったたまさま。初めてお目にかかった気がしなかったのは、麒麟も同じでございました…。創作にまつわる楽しくも深いお話の数々、時間の足りなかったことだけが残念でならず、けれど再びお会いできることをすでに確信しております。

　ご参加予定ながら、お越しの叶わなかった杏さま。…ささ、涙を拭われませ。数々の無念はすべて、いつか必ずお会いする日に晴らすべく、みっしり蓄積中でございます（笑）。開設直後から毎週欠かさず頂くリカク便が、どんなに原動力となっていることか…！　この場を借りてもう一度お礼を申し上げます。

　いちばんの遠路をお越し下さったヨウ香さま。ご一緒に泊まったあの夜、そして次の日のお昼まで続いた、たくさんの楽しいおしゃべりとこれからの計画は、すべてしっかりと記憶いたしました。サイト開設以来のご縁がここまで実り多いものになろうとは…　本当に、言葉にできない感謝でいっぱいです…。

　そしてひなた姐御。昨年の集いでのお約束どおり、『食い逃げクイーン』のたすきを纏われた天晴れなお姿をあざやかに、そして永久に記憶なさる芥瑚方も多いのではありますまいか。…雅にして炸裂の大阪魂。あのお姿を思い起こすたび、麒麟は今も熱い涙を禁じ得ません。


　そして名代をお送り下さったお二方へ。

　お手ずからなる見事なドイツパンをお送り下さったSAEIさま。
　逸品は当日真っ先に切り分けられ、絶賛とともに皆さまの糧となられました。メッセージもしかと皆さまにご覧頂きましてございます。ずっしりした感触と香ばしい香り、お寄せ下さった温かいお心を偲びつつ味わったパンは本当においしかったことを、深い感謝とともにご報告申し上げます。

　貴重な銘酒を宴の席にお届け下さった珠樹さま。
　天山酒造・『蛍川』は、最初の乾杯に開封させて頂きました。蓬山の麒麟にかけた『箱入り娘』、金色の箱があまりに愛らしかったので、６月のイベントで賜った小さい方の箱もご一緒に飾らせて頂きました。おいしい日本酒とはこういうものなのかと、喜びとともに味わった麒麟より、心からお礼を申し上げます。