投票終了後、「非常に選びにくい品揃えだった…」としみじみ述懐なさるお便りを幾つも頂きまして、もう管理人は平身低頭でございました。 （票の割れっぷりから見ても、それは明らか…）  お、お許しをー！

また、「50字以内に収め切れなくて弾かれました」と仰るのを目にするたびに、ついに目にすることのなかったコメントの行方を思い、 切なさのあまり心中悶絶…（涙）。

ことほどさように忙しく、しかし本当に楽しい一ヶ月でございました。

次回を設けさせて頂くならば、おそらく来年のことになると思うのですが、そのときには制限字数を増やしてくれるよう、レンタル元が、そのときには制限字数を増やしてくれるよう、サーバー元にごり押ししようと思います（笑）。

皆さま、今回も温かいご協力、本当にありがとうございました。本当に、とても嬉しかったです…。

結びに代えて

今回の投票の試みで何より嬉しかったのは、本当に、予想もしなかったほどたくさんのコメントをお寄せ頂いたことです。

投票、とは言いながら、拙作がどうこうと申しますより、いつもにはない形のこうしたコミュニケーションこそが本当の目的であったりいたします。

ひとつひとつの票及びコメントを頂くたびに、普段は知ることのできない読み手の方々の内面に触れるような気持ちでした。どれも暗記できるほど心に深く留めさせて頂いたことを、お礼とともに申し上げたいと思います。

「拙宅の運営目標は、相互コミュニケーションでございます。てへ♪」などと言いつつ、これは本当に、レスポンスを下さる皆さまの存在なくしては、まったく根底から成り立たないものです。

それはカウンターの数字であったり、BBSへのお書き込みやメールであったりするのですが、今回と前回の投票で何が違うかと問われますと、そのコミュニケーションから生まれた作品が圧倒的に多かった、ということなのではないかと思われます。

3つのリクエスト作品を始め、前回の投票から生まれた後日談や、BBSやメールでのご感想に触発された続編は、どれも皆ひとりでは書けなかったものです。投票当初から不動の一位だった『水上の音楽』も、サロンの交流があって初めて生まれた作品でした。

そして、今でも時折サロンの名残りを垣間見せる賑やかなBBSは、閲覧して下さる方々、お書き込み下さる方々の両方を含め、当サイトにおける最大の宝重です。二次小説サイトで最高の目玉がBBSである、というのは、何か少々ベクトル違いなのでは… と思わなくもないのですが（笑）、これが正直な気持ちであったりいたします。

サイト開設以来、メールを下さり、またBBSへいらして下さった方々。この場を借りまして、おひとりおひとりに心からお礼を申し上げます。どうぞこれからも末永く…。

そして、いつもご覧下さっているマドモアゼル方。カウンターの数字おひとつおひとつが、いつも真珠のように思われます。楽俊風に申し上げるなら、おいでまでの距離はほんの二、三歩。お気が向かれましたら、どんな形でもいつなりと、お気軽にお越し下さいまし。

例年になく暑い夏も、オリンピックとともに終わりました。近い将来、第二回のサロンも含め、また新しい試みを通して、少しでも多くの方々とお会いできることを、心から楽しみにお待ちしておりますね。

感謝と喜びを込めて

天山慶路・暁子 拝

 2004年9月13日