Notes雑記など。 |
―――――― April 2004 ――――――
|
2004/04/30 ボンジュールでございます、皆さま。 週末から本格的にGWですが、お仕事その他諸々で「…ふっ。忙しくてそれどころじゃないわよ」と仰るマドモアゼル。拙宅はこの休暇中も、投票結果を含め、ちょくちょく新しいものが加わる予定です。どうぞ息抜きにご利用下さいましね。 さて。映画の恩恵にこれだけ浴している当サイト。なのに今まで映画自体について触れたことはなかったのですが、先日驚嘆すべき作品を観たので、今回はそのご報告です。
『イノセンス』。 映画でもあり、アニメーションでもあり、はたまたそのどちらでもないこの作品。 管理人は日頃、この類のものに大変疎い生活を送っており、たまたま評判を聞きつけた相棒の慫慂を受けて、大した期待もなく観に行ったのでした。まあ、よくある近未来モノの漫画だろうと。 ――そして１時間３９分後。
今年の邦画No１、４月にしてすでに決定。 いやはや、日本のサブ・カルチャーはここまで進化を遂げていたのですね…。目眩のするような独自の世界観。久々に脳の位相がずれるほどの衝撃を味わいました。ふー。 人形愛を始め、諸々のフェティッシュな要素が色濃く盛り込まれているだけに、そしてかなり難解なストーリー故に、好き嫌いの分かれる作品かとも思いますが、ご興味が湧かれた方、一度ご覧になって下さいまし。 あの凄まじい音楽を聴くだけでも、一見の価値がございますよ。
――そうです。管理人は帰りがけ、迷わずサウンドトラックを買ってしまったのでした。 この音楽フェチめ…。 |
|
2004/04/28 こんにちは、皆さま。今週末からGWでございますね。 お日柄もよく、臨時のエンターテインメントとして「１００の質問」を、『二次創作作家への１００の質問』に差し替えてみました。先だって、恥をしのんでこの雑記でご披露した、「妄想の広げ方」劇場臨時拡大版。…あまりの恥ずかしさにGW限定とさせて下さいまし（涙）。 のちに澄ました顔で、十二国記ヴァージョンに戻します（笑）。
そして先日、母と電話しているときに、今年のGWはどこへも行かないのか、と聞かれました。 「うん、国内にいるよ」 「あら、珍しい。毎年聞いたこともない場所へ出かけてって、忘れた頃に帰ってくるくせに」
…ふっ、母上。あなたが聞いたこともない場所なら、娘は夜な夜な出かけておりますよ。 虚海を越えて、異界の彼方に。
辺境好きの管理人は、毎年この時期新たな秘境を求めて放浪するのですが、今年は趣向を変えて、国内で海に潜っている予定です。…PC持参で（笑）。 皆さまもどうぞ、楽しい休暇をお過ごし下さいましね。 |
|
2004/04/23 『招魂歌』、後編を更新いたしました。
先週から一週間、皆さまから色とりどりのご推察を頂き、「全く別の後編がいくつも作れるのでは！」と、あられもないことを考えて喜んでおりました（笑）。数々の素晴らしいアイデア、ありがとうございます。（いつかどこかで活かしたい…） そして、「わたしも最初は尚隆が好きだったの。なのに…」と告白して下さるマドモアゼルが、予想以上に多かったのです。おお！ 乙女なら一度は通る関門だったのですね！ 皆さまの芥瑚化の一過程を拝見したようで、管理人は感動いたしました。 そしてそして…。初登場にして過去有り、だった冢宰が、皆さまの動揺をお誘いしたやも知れず…（あわわ！）。予王と景麒の一件といい、どうも素っ頓狂な設定をナチュラルにかます癖があるようです。 ご寛恕頂けると幸いなのですが…。 （とお詫びしつつ、この前後編では触れただけの過去の設定もしっかり組み上がっていたりする辺り、もはや妄想も末期症状です…。とほほ）
終わりに、私事で恐縮なのですが、昨日は管理人の誕生日でございました。 一年前の今頃は、「十二国記？ それは何ですか？」状態だった自分を振り返るとき、現在こうして更新にいそしむ姿は、快挙とも暴挙とも形容できます。 何だかこの先も、楽しい一年になりそうな…（笑）。改めまして皆さま、心からお礼を申し上げます。 |
|
2004/04/16 春、でございますねえ…。 管理人の生息地、東京はもうすっかり春なのですが、皆さま、お住まいの地域はいかがですか？ メールや書き込みを頂くと、皆さまが東西南北、さまざまなところにお住まいなことが見受けられ、全国の天気予報がまんべんなく気になる今日この頃です。
今回は前後編の「前」、の更新。そして、当サイトにおける冢宰の初登場です。 これを書いているときに、いやにすんなり「浩瀚」と変換されるので、物好きな管理人は例によってCD−ROM辞典に尋ねてみました。
こう‐かん【浩瀚】 広大なさま。特に、書物などの量の多いさま。また、書物が大部であるさま。 （国語大辞典/小学館）
…ほう。見るからに聡明で博識な学者肌、といった感じですが、『黄昏―』で陽子に説教を喰らわせる彼の姿から見て、ものすごく納得のいく字でもあります。 きっと彼にこの字をつけた人物も、同じような被害にあったに違いありません。
名は体を現す。――この格言を振り返るとき、陽子の「陽」が太陽の「陽」であったことを、何故か景麒のために寿がずにはいられない管理人なのでした。 |
|
2004/04/13 この間から、週の中ほど辺りで、Novelに次回のご案内を載せるようにいたしました。週末への目安となれば幸いです。 そして今回は臨時に、反省の雑記などもこっそり更新してみたり…。
景麒を愛するマドモアゼルを「芥瑚」とお呼びしながら、自分もこっそりそこに加えていた管理人。先日、正式にカミング・アウトをしないのはよろしくないのではないか、と思い至りました。 なので皆さま。本日は恥をしのんで、わたくしが何ゆえ一匹の芥瑚となるに至ったか、その顛末をばお話しいたします…。
それは、『風の海―』を読んでいた時のこと。もともと彼のことは憎からず思っていたのですが、当時管理人のいい男No１は、分かり易くも延王尚隆（笑）。 「あらら、こんなところに景麒が出てくるのね…」と読み進めるうち、何やら胸に立ち込める薄暗いモヤがありました。 泰麒の手を握る景麒。 泣いている泰麒を抱き寄せる景麒。 泰麒に逢うためなら主を置いて、即座に虚海を越える景麒。
――台輔。泰麒にだけはごっつ優しいやないの。
前作で見せた陽子への、あの体温が下がるような素っ気なさは一体なんだったのか。なるほど、優しくしようと思えばできるくせに、相手によってはしっかり出し惜しみするお人な訳ですね、あなたは。 本を閉じた管理人は、深々と頷きました。 ……よく分かりました。ならば改心させてさし上げましょう。
あなたのハニーは陽子と決まってます。 かくして創作への扉は広々と開き、自分でもさすがに仰天したサイト開設を経て、現在に至るこの道のり。はたと立ち止まってみれば改心どころか、自分が芥瑚と成り果てていました…。 あれが恋の始まりだったと気づかなかった管理人も、いやはや、修行が足りません。
景台輔、侮れず。「人はその欠点ゆえに、より多く愛される」という格言の、好例でございますね。はい。 |
|
2004/04/09 NHKの深夜枠で、アニメーションの再放送が始まった今日この頃。 皆さま、お元気で録画に励んでいらっしゃいますか？（笑） はい、管理人もです。
さて、今日はそのアニメーションの最終回について少々。未見の方、ネタばらしになってしまいますので、ご注意下さいましね。
少し前のことになりますが、TVでその最終回を観ました。…そして首を傾げたことがひとつ。楽俊が慶の大学に編入するというあれです。 いえ、景陽的にどうとかいうのではなく（笑）、あの二人ってオフィシャルに見て、そんなにウェットな関係だったっけ？という素朴な疑問です。国が栄えている分、どう考えたって雁の大学の方がレベルが高い。しかも半獣を受け入れる素地も、慶に比べて整っている。それを「陽子が心配だ」という漠然とした理由で、自分の進路と将来を曲げてまでわざわざ越境編入するような、メロウなお人だったかい楽俊は、と思ったわけなのです。 『書簡』で見せた、背伸びしつつ互いを遠くから見守る関係が実に好ましかっただけに、ちょっと腑に落ちません。 ――しかしながらアニメーションでは、「牀榻の中で、靖共の訪問を受ける景台輔」などという、のけぞるようなサービス・ショットが見られるので、これはこれで侮れないのでした…。
それにつけても『黄昏の岸 暁の天』は製作されないのかしら…と思う管理人。 そしたら世のマドモアゼル方のハートを撃ち抜いた、あの全編屈指・必殺の名シーン：「横に坐らせていただいても？」が観られるのにー。
…と言うかもうこちらから、「膝の上に座っちゃっていいですか？」とお尋ねしたい気分です。しかも座った後で。 |
|
2004/04/02 皆さま、こんにちは。アンケートへのさっそくのご参加、厚く、厚くお礼を申し上げます。 読んで下さっている方々のコメント、ひとつひとつが胸を打ちます。カウンターの向こうには、こんなにも多くの方々がいらしたのですね…。もはや感涙の海で溺れそうです。
そして… そして… なんて楽しー（笑）！ 手足をばたばたさせながら、モニターの向こうで深い感謝を捧げる管理人の姿を、皆さま、どうぞ心眼にてご覧下さい。結果は最終的に集計の後、形を整え、管理人の感謝のコメントを添えて、ご覧頂きたいと思っております。
リクエスト小説が、独走態勢。コメント数を遥かに凌ぐこの無言のご支持が、鬼気迫る迫力で管理人を圧倒します（笑）。 これにはいたく感銘を受け、次のカウンターを急ぎ設置してみました。たとえ自分の首が絞まろうと、この迫力の前には少々の呼吸困難くらい、大したことではございません。 ――と申しますか、これが楽しいのでございますよ、皆さま！ 読んで下さる方々の中には、宝石のようなアイディアがいっぱい詰まっているのだと知り、もはや本格的にくせになりそうな管理人です。 よってお次は、３３３３３番とさせて下さいまし。
そして今週末の更新は、２２２２２番のリクエストを頂いた、『霧の中の風景』の予定です。 |
|
2004/04/02 こんにちは、皆さま。 いつもご訪問頂き、心よりお礼申し上げます。先週、今週と、初めましての方も、ようこそ！ 突然ですがこの度、Novelのページ上部に、投票アンケートなるものを設置してみました。当サイトの小説でお気に召したものがあったらば、ぽちっと投票なさって下さいますか？
長編・短編・リクエスト小説が出揃いました。４月に入り、トップも変えて心機一転。 ここらでひとつ、皆さまにもインタラクティブ（？）にお楽しみ頂かない手はありません。いわゆるひとつの、相互コミュニケーション、でございますね。 開催期間は一ヶ月。コメント・スペースもございます。普段BBSには書けない、あんなことやこんなこと、キリ番で拾い切れないリクエストだってどうぞ！（笑） お寄せ頂いたご要望には、これまでのように、できる限り沿う形で進めて参りたいと思います。
――麒麟が王気を喰って生きるなら（違います）、管理人の創作と更新の糧は、皆さまからのお言葉やご感想。麒麟と同じく、逆らうことなどできましょうか（笑）。 昨日から、生活スタイルががらりと変化した方も多くいらっしゃると思います。無理をなさらず、気楽に、そして当サイトが小さな息抜きをご提供できれば、この上ない喜びです。 アンケートとあわせ、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
天山慶路 暁子 拝
そしてキリ番リクエストのご報告をば…。 何と「エイプリル・フール」という冗談のような巡り合わせにも関わらず、今回は見事に美しい着地が決まり（笑）、嬉しいご報告のメールを頂きました。 ２２２２２番をお踏みになった、雨田種さま。 お題は「景麒の蓬山時代を陽子が尋ねる」。タイトルは『霧の中の風景』。
…何やらすでにむくむくと妄想の沸き起こる管理人。これが人前にお出しできるようになるまで（笑）、雨田種さま、少々お待ち頂けると幸いでございます。 初回に引き続き、直球ストライクの素晴らしいリクエスト。次回もぐっと早めに設定しちゃえば？ とわたしの中の蒼猿が囁いております…。 |