おお…　あと２日、２日待てば、皆さまにお逢いできるイベントの朝がやってくる…！！！

　と思うとですね、もう嬉しくてどきどきして、挙動不審なマウンテン・ゴリラがここに一匹。
　そして一週間後には大阪行きが控えていると思うとですね、愛機ハンキョの前で禁断のゴリラ・ダンスだって踊っちゃうんだぞー！　な週末の夜。

　愛するマドモアゼル方。ゴールデンな休暇を前に、ゆったりくつろいでおいででしょうか。
　貴女の重朔、暁子でございます。（深々）


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　本日は、イベントに関する最後の諸事をお知らせに、ざぶざぶ虚海を渡って参りました。
　以下、例によって取りこぼしのないように、箇条書きで参りましょう。


　１）　当日のブースのラインナップ
　　　　◆新刊：　『R in B』　 …新書・１００頁　R１８（１８才未満の方はご購入頂けません・高校生含む）
　　　　◆再販：　『樹の組曲・番外編』　…新書・１４８頁　（ばっちり全年齢向けです＆付録の地図つき）
　　　　◇残部少：　『書簡集／恋文』　…A５・１３２頁　（通販用に取っておいた２冊のみです）

　＜お願い＞
　　新刊については、R１８指定のため、ブース上でもその旨が明記してあります。
　　これまでのイベントでお立ち寄り下さった方々は、ほとんどが年齢制限をクリアなさっておいでなので、
　まずはひと安心といったところなのですが、「もしかしたら１８才以下でいらっしゃるかな…？」と思われた
　場合には、年齢確認をさせて頂くことがあるかと思います。（注：これは通販の場合にも同じです）
　　こうした規制が厳しくなってきている昨今、どうぞご了承の上、ご協力をお願いいたします。


　２）　２種類のハンコについて
　　　これまでのイベントなどで、ご希望の方々には謹んで「ぺしっ！」と捧げてきたハンコがございます。

（天山御璽・実物大）

　これはかつて関西芥瑚のお一方から賜った、当サイト初の宝重。そして今回からもうひとつ、ここに新たな宝重が加わりました。
　

（蔵書印・「天山慶路」）

　天然石に職人手彫りの金書体も眩しい（！）、堂々たる構えのこのハンコ。
　これは１月のリアルの集いの翌日、横浜中華街を散策していた際、蓬莱の名画師・日さまともう一人の芥瑚が、「サイトの６歳の誕生日に」と、その場で注文して（！！）贈って下さったものです。
　…かくて満６歳の天山は、「御璽」に加えて「蔵書印」を所持する磐石の構えと相成りました。ジーザス。

　上記２つのハンコを、イベントに持参いたします。ご所望の際には、どうぞお気軽に仰って下さいませ。
　「御璽」の方には、贈り主のご意向と慣例に従い、日付と署名を添えて。「蔵書印」の方はぺしっとそのままシンプルに、ご希望の場所へと謹んで捺印申し上げます。


　３）　その他
　SCCは、夏冬のコミックマーケットに次ぐ大きなイベントと聞き及びます。GWのさなかでもあり、来場予定の皆さま、どうかお気をつけてお越し下さいませ。
　そしてお立ち寄りの際には、これまたお気軽にお声をおかけ下さいませ。…大丈夫。得体の知れないマウンテン・ゴリラが一匹おりますが、お隣に座る助っ人女怪ががっつり羽交い絞めして下さる予定です（笑）。
　イベントのいちばんの喜びは、力を尽くして作ったものを直接手と手でお渡しできること、その得がたいコミュニケーションの幸福なのです。


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　それでは、愛するマドモアゼル方。イベントにご来場の方々も、遠方＆ご旅行の方々も、どうか素晴らしい黄金休暇を迎えられますように。
　麒麟も休暇中は獣形に戻り、心ゆくまで海にもぐった後、爽やかにビッグサイトへ向かう予定です。
　当日の会場でお逢いできることを、本当に心から楽しみにしておりますねー♪

　

　比喩的にも物理的にも足元に注意を払わないせいか、しばしばいろいろな意味で足を踏み外します。

　雨が降って寒かった先日のこと。
　とある命題を脳内で真剣に考察していたところ、地下鉄の階段から見事に転げ落ちました。
　少し経った現在、麒麟の左足には鎖をランダムに巻いて締め上げたような青あざが浮かび上がり、しげしげと眺め入っては感嘆する週末の夜。…およそ人体とは思えない模様だ…。

　余談ながらその命題とは、「荒縄がいいか、絹紐がいいか」という、今後の煩悩シアター・及び主役二人の方向性を左右する重要議題でありました。
　かつてのアナリスト＠職業的見地から冷静に分析するならば、細く喰い込む美観という点からは絹紐を、逸脱性と摩擦係数の高さにおいては荒縄を、それぞれTPOに応じてお勧めしたいところなのですが、前者はともかく、後者となると、王宮にはそう易々と転がっているブツではなかろうと推測されます。
　しかしながら、「between the sheetsであることの方が少ない」と芥瑚方から喝破されたこれまでの経緯を鑑みると、いつなんどき驚愕のポテンシャルを秘めた第三のアイテムが登場しないとも限りません。
　このベクトルの示すところ、将来的に予断を許さぬ状況が広がっており、引き続き慎重に推移を見守ることが望ましい、という暫定的な結論が得られた次第です。押忍。

　…おかしいな。指定本を一冊作ったら、その手の煩悩からは爽やかに解脱するはずだったのに…。


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　今は寒くてもいい、どうか来週末のSCCにはせめて暖かい晴天が欲しい…！
　と心底願わずにはいられない週末の夜。温かい身支度で虚海を渡っておいででしょうか、愛するマドモアゼル方。
　本日はまず、『青鷺火』の第三章をお届けいたします。何度となく推敲を楽しんでお届けできることが本当に嬉しく、かつて『離騒』を書いたときには、書かれなかった部分にこういう事情があったとは書き手も露知らず、それにつけてもどうして当初はこの長さが前後篇で収まると思ったのかさっぱり分からない。
　…といったところなのですが（笑）、今週末もお楽しみ頂ければとっても幸せです。


　そして最後に……。
　昨日はわたしの誕生日でした。何ひとつ申し上げていなかったのに、一年の中のただ一日を覚えていて下さった方々、過去の雑記を遡って下さった方々、思いがけず頂いたお祝いがどんなに嬉しかったことか…！
　何かとても大きな、温かいものを頂いた気持ちで、昨日一日を心から幸せに過ごすことができました。
　そして何よりのプレゼントは、こうしてモニター越しに頂いているご縁のひとつひとつです。本当に嬉しかったこと、もう一度心からお礼を申し上げさせて下さい。ありがとうございます。


　今週末はあちこちからお返事さし上げたいと思っています。まずはサロンへと、この週末にお返事青鳥をお届けいたしますので、どうぞご自分宛の一羽を捕獲なさって下さいねー♪
　そして、津々浦々すべてのマドモアゼル方。今週末もどうぞ良い休日をお過ごし下さいますように…。

　

　前回の雑記で、関西芥瑚方への愛を刮目して叫んだことが功を奏したのでしょうか。
　ようやく春らしい陽気の訪れとともに、絶妙のタイミングでインテックス大阪の案内が届きました。

　　　５月９日（日）　Comic City 大阪＠インテックス大阪
　　　　　　　　　　　　スペース番号：　２号館　C　１７a　／　サークル名：　天山慶路

　でございます。…おお、西の地におわす女怪方！
　東京イベントのきっかり一週間後に、同じく年に一度の逢瀬がめぐってくるのだと思うと、嬉しくて今からそわそわ状態です。そして、その前に東京でお逢いできる関東芥瑚の方々！
　「お久しぶり♪」の方々も、もしかしたら「初めまして」（！）の方々も、どうぞお気軽にお運び下さいませ。そして、もしお気が向かれた際には、これまたお気軽に話しかけて下さい。イベント参加で何が嬉しいといっても、普段はモニター越しの方々と直接お目にかかれること、これほど大きな喜びはないのです。
　……大丈夫。

　　　　　見かけはマウンテン・ゴリラですが、中身は貴女の忠実な麒麟です。

　
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　それから、手元に２冊だけ、『書簡集／恋文』の第二版が残っています。
　通販の事故に備えて取っておいたもので、幸いにもすべて無事に発送できたため、この２冊を最初の東京のイベントに持参いたしますね。

　そしてそして、青鳥を下さった芥瑚方。
　後ほどサロンへとお返事青鳥をお届けいたします。ご自分宛の一羽を、さくっと捕獲なさって下さいねー♪

　

　「関東地方は今夜から早朝にかけて雪の恐れ」だとか。
　おお、愛するマドモアゼル方！　４月だというのにこの寒さ！　PC前で指先をかじかませておいでではありませんか。いやはや、お寒うございます…（ぶるぶる）。
　しかしながら、この寒さを越えればようやく本格的な春の訪れ、と天気予報は申しております。これもまた５月の拝謁に向けての焦らし何とか。刮目して待て！ということなのですね。…うむ。


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　さて本日は「ヴィジュアル・フライデー」。春になったら勢い込んでご紹介しよう！とわくわくしていた目にも美しい世界へのご案内でございます。
　まずはリンク頁に２件のお迎えを。１つは「…いったいどうやったらこんなに眩い色彩が描けるんだろう…」と思わずため息がこぼれるイラストサイト。そしてもうひとつは、大阪イベントへの参加がきっかけでご縁を頂いたオフラインサークルのサイトです。
　年に一回、大阪のイベントに参加するようになったから、こんな風に嬉しいご縁を頂けるようになったんだなあ…と思うと、５月のインテックス行きがますます楽しみでなりません。
　おお、親愛なる関西芥瑚の皆さま！　もうすぐお傍＠ハリセンの聖地に参りますねー♪


　そして頂き物の展覧会場＠Pearls頁には、『カロフ自治区』の新設を。
　今年１月３１日に惜しまれつつも電子の虚海を去った「カロフ」＠蓬莱の名画師・日さまの絵ブログを、マドモアゼル方もご記憶かと存じます。
　「リアル芥瑚の集い＠横浜支部」の開催が３０日。翌日の日曜日、横浜の街を散策しながら、
　　　暁：　「あの名画の数々を、どうか拙宅にて身請けさせて頂けないでしょうかマイ・ミューズ？」
　　　日：　「…は？」
　　　暁：　「もう見られなくなると思うと断腸で七転八倒。ここは一発、許すと仰い」
　　　日：　「…まあ、好きにすればいいと思うけれども…」
　　　暁：　「ほんと？！　じゃ、今夜帰ったら光速で保存作業に取りかかるよ！！」
　　　日：　「……」
　という会話の後、かくて『自治区』としてお迎え叶った…という次第なのでございます。
　「カロフ」に掲載されていた作品の、その一部ではあるのですが、愛するマドモアゼル方。どうかこちらで目と煩悩の保養をなさって下さいますように…。

　「カロフ」は終了したとは申せ、日さまは現在も途切れることなく、我が煩悩の相方として（笑）各種活動をご一緒して下さっています。５月発行の新刊にも、何と申しますか、もう筆舌に尽くし難い挿画の数々をばっちり頂き、本懐まさにこれに尽きる！といった感がございます。
　そしてこの先も本＆その他で挿画を担当する、という言質をがっつり頂いておりますので（笑）、あちらでもこちらでも煩悩は安泰、といったところなのでございました。…てへ（照）。


　この雑記を記している間にも、南方の芥瑚のお一方から、「来週からはようやく温かくなりそうです」という青鳥が舞い込んで参りました。
　愛するマドモアゼル方。どうか温かくなさって、週末をゆっくりとお過ごし下さいますように。春らしい陽気を迎えて煩悩爛漫の季節をこの先もご一緒できることを、心から楽しみにしておりますねー♪

　

　From: あなたの可愛い妹より
　Title: 昨夜の…
　本文：　セクスィー部長も秀逸だったよ！ 場所は『セクスィー部長補佐選考会場』。深紅の薔薇に囲まれ
　　　　　た部長が応募者に問いかける。「きみ、セクスィーとはなんだ？！」
　　　　　ネクタイをなびかせたさわやか青年が微笑んでいわく、
　　　　　「ぼく、難しいことはわかりませんけど…… セクスィーとは…… わけへだてなくそそがれる……
　　　　　そう、無償の愛……！」


　体力勝負の神経戦のような一週間をようやく終えようとしている金曜の朝、かようなメールを受け取って、電車の中で目眩を覚えずにいられましょうか。
　…妹よ。セクスィー部長っていうとあれか…君が「シャキーン・ザ・ナイト」と並んで欠かさず観ているという、よく分からないTV番組のことか…。
　画面を睨んでしばし黙考した後、「次回は是非録画しといてくれ」と返信しておきました。

　
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　おお、ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方！
　ほんとに神経戦のようだった長い一週間を終えて、なんとか虚海のこちら側に辿りつきました。はふー。
　厄落としもかねて、本日はまず、『青鷺火』の第二章をお届けいたしますね。
　かつて『離騒』を書いたときには、ずっと後になってこんな形でその先を書くことになるとは思いもしなかったなあ…とキーボードを叩きつつ推敲した今回も、お楽しみ頂けるととても幸せです。てへ（照）。


　さて、東京で桜が満開となった先週末は、遠方の友人のところに遊びに行って参りました。
　彼女の住む街から車で２時間ほど行ったところでお祭りがあって、それを観に行ってきたのですね。
　彼女のいる場所は、実は東京からは富士山を挟んで１００キロ単位の距離を隔てているのですが、地球の裏側の辺境にもほいほい出かけていく放浪麒麟、そのフットワークの軽さをよく知っている彼女は、「今度こっちでXXがあるんだけど、来る？」とご近所のような気軽さで電話をくれます。
　なのでこちらも毎回、「うん、行く！」と即答して新幹線に飛び乗る訳なのですが、駅前に車で迎えに来てくれた姿を見つけて手を振るたびに、
　「…ほんとに来たんだ…」と呟くのはいわゆるひとつのツンデレなのでしょうか、日さま。


　かくてドライブとお祭りを心ゆくまで堪能して、黒はんぺんのフライや富士宮やきそばを山ほど食べて、出来上がったばかりの新刊もお渡しして、話が弾むあまり新幹線を２本ほど乗り過ごして、日付が変わる頃に東京に戻って来たのでした。ほんとに楽しかったー♪


　この一週間で桜も少し北上して、今週末が見ごろという地域にお住まいの方々もいらっしゃいましょうか。
　すでに葉桜に変わった地域の方々、いまだ開花を待つ地域の方々にも、週末のご挨拶に代えて、静岡の桜のおすそ分けをお届けいたしますね。
　愛するマドモアゼル方。どうぞ今週末も、よい休日をお過ごし下さいますように…。

　

（神社の境内の桜・日さま撮影）


　

　【前回のあらすじ】　…の前に。

　先日無事入稿したばかりの新刊が、納入予定日より１０日以上（！）も早く、ぶっとびの速さで仕上がって参りました。以前の『Water Tales』の事故のことがあるからかな…。ダンボールの箱を開ける瞬間は、どうにもならないくらい緊張します。
　まずは一服して気を落ち着ける→　珈琲を入れながら、「もし失敗だった場合」の対策を３通りくらい頭の中で準備する→　胸の前で十字を切って開封→　完成品と対面。

　　　　　　　　　　……まことに過不足なく、イメージ通りの表紙が仕上がっていました。

　おお！　愛するマドモアゼル方！
　ほんとにほんとにほっとしたので（涙）、まずはひと足早く画像をお届けいたしますね。⇒◆

　今回は「中世の写本風」の雰囲気が欲しかったので、合計６案ほどデザインを仕上げた中から、当初から「これ」と決めていた紙に合わせて、最終的にこれを選びました。黒インク部分を「くっきりはっきり」ではなく、こう、「もやっ」とした感じにしたくて、印刷会社にも何度か足を運んで相談に乗って頂いたのですね。
　で、「この紙を使う予定なのですが」と紙の名前を告げたところ、む？という顔をなさったスタッフの方が、「…それはすでに廃盤になっています…」と仰る。
　そりゃ一大事！　この紙がないなら、またデザインを一からやり直ししなくっちゃだ！！
　と昏倒しかけたのを、まだ本社にかろうじて在庫があることを確認して頂いて、ちっちゃな紆余曲折の末、こうして無事に完成することができたのでした。
　はふー。

　愛するマドモアゼル方。これで５月の東京・大阪には、きちんと新刊を携えてお目にかかることが確定しました。ああ、ほんとによかったー♪


　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　さて。前回お話ししたフィギュア・スケーティング、麒麟にとってはまさに新世界のこの競技に、しかしながら、間違った知識と先入観を与えてくれたマーベラスな映画がございます。
　その名は、『俺たちフィギュア・スケーター！』。
　…タイトルを見るだけで、そして主役二人の顔を見るだけでコメディだと分かる傑作です。

　主役となるのは、男子フィギュア全米選手権で常にメダルを争っている二人の選手。
　片や「銀盤のプリンス」、片や「氷上のセックス・シンボル」と称される彼らは（注：これは厳然たるコメディです）、当然ながらむちゃくちゃな犬猿の仲です。
　顔を合わせるたびに小競り合いと罵り合いをくり返していた彼らは、とある大会の表彰台で、全米中継の最中に取っ組み合いに及んでしまったため、フィギュア・スケート界を永久追放されることに。
　しかしながらスケーティングへの情熱断ち難く、紆余曲折のはてに、彼らは起死回生の一策を発見します。もう一度リンクに立つことができる唯一の方法、競技会ルールの隙を突いたその奇策とは……
　男＆男のペアとして、競技会のペア部門に参加すること。

　と、冒頭をお話ししただけでも「真面目な要素がどこにもない」というのが丸分かり（笑）、抱腹絶倒のコメディです。そしてこの種のコメディの常として、下ネタの盛り合わせも完備。
　とはいえ決してどぎついものではなく、彼らを指導することになるかつての名コーチ＠今は場末で酒びたりのご老人との間に交わされる、
　「いいかよく聞け。奴らには１セットしかないが、おまえたちにはその倍の持ち合わせがあるものがある。何だか分かるか？」
　「「……Balls」」
　「イエス！　その通りだ！！」
　という会話を聞き流して頂ける感じでしたら（笑）、おそらく大丈夫なレベルかと存じます。

　コメディとしての出来映えも素晴らしく、意外なところでぐっとハートを掴む場面もあり、本物の有名スケーターであるサーシャ・コーエンがカメオ出演して、
　「氷上のセックス・シンボルが勝利の証にリンク上で脱ぎ、ブーケ・トスよろしく放ったタイツを客席で争ってキャッチした挙句、感激のあまり黄色い声を張り上げる」
　などというぶっとびの演技を披露していることもあり、バンクーバー五輪＆世界選手権の余韻も新しい今、ぜひともお勧めしたい隠れた名作なのでございます。

　……今、いろいろな意味で皆さまが引いていかれる気配を感じたような気もするのですが、いやいや、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それも気のせいだと思いたい。


　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　この春最大の嵐を来週に控えた蓬莱オフィスがてんやわんやだったため、今週はちょっと小説の更新をお休みして、来週の金曜日にさっくりと次章をお届けいたしますね。
　東京でも桜が満開になった週末ですが、風が強かったり急に冷え込んだりと、忙しない毎日です。
　愛するマドモアゼル方。どうぞ今週末も、よい週末をお過ごし下さいますように＠XXX。



　PS：　青鳥を下さった芥瑚方。後ほどサロンの方へお返事青鳥をお届けいたしますね。花嵐に紛れて、
　　　　ご自分宛の一羽を捕獲なさって下さいますように。もいっかい、X。