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年に一度の逢瀬も間近。

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2013/4/28



  いつになく不安定な春の気候のせいか、はたまた新刊が仕上がった気の緩みか、しばらく保翠院で療養生活を余儀なくされておりました。
 このままではイベント直前に謎の失踪を遂げてしまう!! …と内心焦ったのですが、こうして無事に回復して虚海を渡り、不気味な沈黙を心からお詫び申し上げる次第でございます。
 本日も一日5食をモットーに、一向に移動しない贅肉を抱えつつ、ぺったりと伏礼。

 辛気臭い話は春風の彼方にふっとばし、さあ、愛するマドモアゼル方! これなる季節は黄金週間! そして年に一度の逢瀬のSCC…!!
 今週末にはビッグサイトかと思うと、ゴリラの胸もいよいよ高鳴り膨張するというものでございませんか。
 特に今年は小野作品プチオンリーの開催ということでもあり、ますますもって諸事万端に整えなくてはなりますまい。
 という次第でして、愛するマドモアゼル方。以下に当日の詳細をご案内するものでございます。


1) プチオンリー・ペーパーラリー参加&配布方法
 今回のプチオンリーでは、「ペーパーラリー」という催し物がございます。参加サークルが好きなお題を選んで作成したペーパーを、任意の方法で配布し、参加者の方々はそれを集めて自分だけの小さな記念パンフレットを作ることができる…という、なんともキュートでラブリーなこの企画。
 ならば当方も鋭意参加せねばなりますまい! とちっちゃなペーパーをご用意いたしました。


 新刊・既刊に慶国各地の地名が頻出するため、今回は地図を作成してみました。表は地図(フリーハンドで自作)、裏は各地の概略&説明になっております。
 以前にも似たものを作ったことがあるのですが、今回は新しく描き直したものにサイズが許す限りの細部を追加し、新しい説明を添えました。
 こちらは新刊・既刊を問わず、本をお求め下さった方々すべてにお渡しいたしますので、楽しいペーパーラリー参加&読書の際の一助となればとても幸せです。
 (このペーパーはプチオンリー専用、SCCでの配布のみとなります。ご了承下さい)


2) ちっちゃなしおりをどうぞ♪
 前回の「Book of YearsT」のときに配布したものとお揃いで、今回も小さなしおりをご用意しました。


 表は新刊の表紙とお揃いで、裏には西安で見つけた薄い料紙を当てて、当サークルの御璽&蔵書印を押してあります。どれも少しずつデザインが違いますので、お好きなものをお持ち下さいませ。
 こちらも新刊・既刊を問わず、本をお求め下さった方々にそっと差し出す予定でございます。


3) ハンコもどうぞ!
 「御璽&蔵書印ってなんなの?!」と思われたマドモアゼル方。…なんとも恐れ多いことながら、当サークルには有志の芥瑚方から賜った宝重が、二つあるのでございます。

   
左:「天山御璽」      右:「天山慶路」(蔵書印)


 お求め頂いた本の遊び紙など、いずこかに捺印をご希望の際には、お気軽にお申し付け下さいませ。
 関西芥瑚から授かった初代御璽には日付と署名を、名画師と関東芥瑚にお贈り頂いた蔵書印は重々しく朱肉で、謹んでぺしっ!とさせて頂く所存でございます。
 「もちろんおでこにだって喜んで!」と昨年申し上げた後、ならば予行演習が必要かと思い、セルフ人体実験を施したところ、おでこには蔵書印の方が向いている模様です。



 右よーし、左よーし。つい先ほど宅急便に託した荷物もよーし。
 ……うむ。これでイベント準備もほぼ整ったと思われます。
 後は体調を万全にして、前日の夜にしっかり睡眠をとればパーフェクト! いつもどきどきしちゃってあんまり眠れないんだけれど!!
 と遠足前の幼稚園生(中身はゴリラ)のように胸を高鳴らせつつ、会場にて拝謁が叶う瞬間を心から楽しみにお待ち申し上げておりますね。そして遠方芥瑚の皆々さまも、どうか素敵な黄金週間をお過ごし下さいますように…。


追伸: 
 青鳥を下さった芥瑚方、お返事が遅れてしまって本当にごめんなさい! 後ほどサロン@BBSに元気よくお返事青鳥を放鳥いたしますので、ぜひお受け取り下さいませ。
 そして不肖の麒麟の誕生日を覚えていて下さった(!!)方々にも、深い深い感謝をお送りいたします。全然お知らせしていないのに、ほんとに嬉しかったなあ…(照)。

 

 

2013/4/13



 マドモアゼル方。
 突然ではございますが、そこに座ったまま(あるいは立ったまま)、上体を右に傾けて、ぐっとひねって頂けますでしょうか? すると大抵の場合、脇腹の辺りに不本意な余剰部分…つまるところは贅肉が出現いたしますね。その厚さを確認して、今度は左側も同じようにぐっとひねり、同じように厚さを確認してみて下さい。
 左右の余剰部分、その厚さは同じでいらっしゃいますか?
 ……いいえ、わたくしめは違うのです。左側の方が明らかに分厚い。

       
こんなことってあるのか 贅肉の厚みが左右で異なるなんて!!

 この驚愕の事実に気づいた瞬間、当方思わずムンクの叫びと化したものでございます。
 そもそも人体とは、左右対称を大原則として成立しているものではありませんか。手足しかり、臓器しかり、その位置も大きさもシンメトリーが基本。それが、こんな余剰部分がくっついているというだけでゆゆしき事態なのに、人体の大原則まで無視しているとはいかに?!
 
 しかし、巷を行くマドモアゼル方にはスレンダーな方々も多く、「どこをひねっても贅肉なんてないわ♪」と今モニターの前で微笑んでいらっしゃる芥瑚方も、きっとおいでありましょう。
 そんな貴女さまのために、目に見える比喩をご用意いたしました。どうぞご覧下さい。

 



 ……という次第でして、愛するマドモアゼル方。
 先日入稿した5月の新刊が無事に完成いたしました。左が既刊の『Book of YearsT』、右が新刊の『Book of YearsU』でございます。
 対になるように…とデザインも編集も統一したというのに、この左右不均衡な厚みときたら。
 まるで我がアンバランスな余剰部分@脇腹のようです。

 入稿したのは先月の終わり、打ち上げ温泉から帰ってきてすぐのことでしたが、例によって印刷会社の仕事は電光石火。きっちり一週間後には完成品が届き、かつてないかさばり具合のダンボールが玄関を埋め尽くしました。
 以来、時間を見ては少しずつ進めていた山のようなカバー掛けも終わり、いささかへろへろ気味ではございますが、週末のご挨拶が無事に叶った…という次第でございます。
 上記の厚み、増えた分はすべて書き下ろしですので、その分だけお楽しみ頂ければ嬉しいなあと心から願っているのでした。ふー。


 そしてお日柄もよろしく、いよいよイベントの参加証が届き、スペース番号が確定いたしました。
 来月3日のSCC1日目、参加サークル名は「天山慶路」、スペースは「東5ホール は9b」でございます。 新刊の詳細と合わせて、イベント頁にお届けいたしましたので、どうぞご覧下さいませ。

 今回は小野作品のプチオンリーというお祭りでもありますので(!)、プチオンリー限定のちっちゃなペーパーや、新刊表紙とおそろいのしおりなどもご用意する予定です。
 本が完成して一件落着…と思いきや、まだまだやることは多い! イベント会場で皆さまにお会いできることを本当に楽しみに、遺漏なく準備を進めて参りますね。
 あー! もうほんとに楽しみだー!!(喜)



【例によってどうでもよろしい余談のコーナー】

 贅肉左右不均衡事件に衝撃を受けたわたくしめ、先日旧友と一杯やった際に詳細を披露しました。こんなことがあっていいものなのか、もはや黙って受け入れるしかないのだろうかと。
 「甘いわね、暁子」と友人は微笑しました。「そういうときは左側の贅肉によーく言い聞かせるの。右側と同じくらいまで細くおなり、おまえは本来存在してはいけないのだから、とね」
 んなアホな! 言い聞かせたくらいで贅肉が消滅するなら、ダイエットの必要はない。
 呆れはててため息をついた麒麟に、友人はぴしゃりと言い放ちました。
 「その怠惰な心持ちがよくない。わたしなんて、毎晩湯船に浸かりながら、二の腕の贅肉をさすって言い聞かせてるわよ。おまえの居場所はそこじゃない、バストの方まで降りていらっしゃいと

           
それはもはや念力による人体改造の領域なのでは?

 と突っ込む気力も尽き果てて、「うん…そうしてみるよ…」と力なく微笑んだ当方は、そもそもマウンテンゴリ。5月のイベントの際には、人型の着ぐるみをすっぽり被り、左脇腹を念力で引き締めながら、皆さまへの拝謁に臨む所存でございます。
 ぺったりと伏礼。

 

 

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