今年もまたこの季節が近づいて参りました。イベント！輝かしい逢瀬の一日…！

　まずは忘れちゃならない連絡事項を、自分への確認を込めて（←むしろこっちが本題）以下にお届けします。

１）　会場＆スペース
　ＳＣＣ１日目、５月３日の東京ビッグサイト。
　　　スペース番号：　東２ホール　ソ　５０ｂ　／　サークル名：　天山慶路

２）　持参する本について
　新刊の『自由、夜』、既刊の『 ドゥエンデ』の二種類になります。ＣＰは両方とも景麒×陽子。どちらもR１８…とまではいかないものの、R１５程度のその手の描写がありますので、どうぞご了承下さいませ。（苦手な方に知らずにお求め頂いてはいけない！と実はいつも若干緊張しております…マウンテンゴリラなのに…）

３）　「御璽×２あります」
　……これに関して昨年やらかしてしまった過ちを、あるいはご記憶の方もいらっしゃるでしょうか。
　昨年の今頃もこんな風に堂々と事前にお知らせしておきながら、当日の会場にハンコを持参するのを見事に忘れました本当にごめんなさい（平伏）。
　あのときは泣きながらスペースの前に「ハンコを忘れました、ぶってください」と張り紙をして、いらして下さった方々に思いがけず甘やかなスパンキングを頂戴してうっかりときめいてしまったことは棚に上げるとして、今年はまっさきに搬入の段ボールにハンコ一式を突っ込みました。これでもう間違いはない。ノー・モア・スパンキング・ディス・イヤー。
　……それはそれで非常に残念だという気もいたしますのですが。
　
　改めまして、当サークルには東西の芥瑚方から賜った二種類の宝重、すなわち御璽＆蔵書印がございます。毎回イベント会場でご所望の方には 、おでこを含むご希望の場所に謹んで捺印させて頂いております。

　　　
左：「天山御璽」　　　　　　右：「天山慶路」（蔵書印）

　御璽か蔵書印か、もちろん「ダブルでお願い」という手だれのカスタマイズも喜んでお受けしますので（笑）、ご遠慮なくお声をおかけ下さいませ。
　
　例によって当日は、お隣には助っ人芥瑚のご臨席をお願いしております。時折「どちらに声をかけていいのかちょっと迷いました…」とお聞きすることがあるのですが、「数十キロ歩いて辿りついたカザフ族のパオで嬉々として羊の解体を手伝いそうではあるが裸馬を乗りこなすには全然修行が足りない」という感じのマウンテンゴリラを探して頂ければ一発かと存じます。
　……人間の着ぐるみ用意しなくっちゃ……。


　さて、愛するマドモアゼル方。
　イベントにはまだちょっと時間があるのに早めのご挨拶に踏み切ったのは、導入当初からトラブルが絶えないこの新しいPCを、この週末にちょっと本格的にメンテナンスする予定だからなのですね。
　まさか最悪の事態にはならないだろう…と祈る反面、三度目の初期化と各種インストールなんてことになったらもうイベント前には立ち直れる気がせず、前倒しでご案内をさし上げて心残りをなくしておこうと思ったのです。
　おお！まるで遺言みたい！（涙）

　何事もなく済むことを祈りつつ、もしこれがイベント前の最新の雑記になったとしても、大丈夫！今日ちゃんと会場に荷物を送り出しましたし、当日も間違いなく参加しますー！とここにおごそかに記しておきたく存じます。
　当日ご来場予定の皆さま。GW前半の真夏日から一転、ちょっと雨模様になるかもしれない一日のようですが、どうかお気をつけていらして下さいませ。
　もう毎回申し上げていることながら、イベント参加の最大の喜びは、いらして下さる方々と直接お会いして、お話できることです。お気軽にお声をかけて頂けると、すごくすごく嬉しいです（照）。
　あー！　ほんとに楽しみだ！！



【青鳥を下さった芥瑚方へ】

＞杏さま
　毎年の温かいお気遣い、本当にありがとうございます。虚海においてはいまだにティーンネイジャーですが（嘘じゃない嘘じゃない）、この一年、内でも外でもほんとにいろんなことがあったなあ…と思い返すとき、こうしてお祝いの言葉を頂けることが本当に幸せだと心から思います。
　「満を持して」でしたか！　それは嬉しい！　というのも、すでに旧版をお持ちの方にはちょっと物足りないだろうか…だったらその分加筆して新しいものも…と実は舞台裏で悩んでおりましたので、本当にほっとする思いでした。ありがとうございます♪
　例によって通販はイベント後、できるだけ早く開始したいと思いますので、どうかもう少々お待ちくださいませ。杏さまも楽しいGWをお過ごし下さいますよう、真夏日の東京から力いっぱいお祈りしておりますねー！（大きく手を振りつつ）

＞シロン葉の紅茶さま
　本当にものすごい駆け足だった今年の桜と春にもかかわらず、こうしてお祝い青鳥を下さったことにお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。（かき氷！食べたい！）
　新刊の収録作品のタイトル一覧、いやもう、ほんとに懐かしいと申しますか、冷や汗が出てくると申しますか…。めまいのするようなつたなさに耐えて改訂作業に励みつつ、当時書きながら見ていた煩悩映像が一ミリも損なわれることなく脳内に格納されていることに呆れ、それでも心底楽しみながら終えることができました。気長にお待ちくださって本当にありがとうございます。
　表紙に、個人的に愛する彫刻ベストスリーのうちの一つを使うことができたのも、すごく嬉しいことでした。（残る二つは、「デカローグ」の表紙に使ったサモトラケのニケ、そして以前に雑記でもご紹介したストラスブール大聖堂のシナゴーガですね。←しかしこれを使うとなると、雰囲気から言って末声ということになってしまう…）
　先日、オフィスのお土産で「とおりもん」を頂きました。反射的に芥瑚連九州支部に属する皆さまのことが思われて、しみじみと胸が温かくなったことでございました…。シロン葉の紅茶さまも、どうか素敵な連休をお楽しみくださいますように！

　

　愛するマドモアゼル方。突然ですが、煩悩３分間クッキングのお時間がやって参りました。

　まずは、よく推敲した原稿を用意します。

　この下ごしらえに結構な発酵時間がかかるのですが、番組の流儀に従ってばっさり割愛。完成したものをオーブンならぬ印刷会社に送ります。
　そして焼き上がって戻ってきたものがこちら。

　上記と同時進行でカバーを作成し、こちらは別の印刷会社に送ります。
　同じく焼き上がってきたものがこちら。

　焼き上がった二つを組み合わせて、適宜なじませます。

　これを５月のイベントまで箱に収めて保存。会場で開封すれば完成です。

できた♪

　という次第でして、愛するマドモアゼル方。サークル参加証も届き、ブツも無事に完成した今、これでようやくひと安心です。おお…今回はなんだか乱高下だった…！！
　そして新刊の詳細は以下のようになります。

　『自由、夜』　（２１２ページ・新書版・カバーつき/１２００円）
　　◆収録作品：　（順不同・１２作品）
　　　　　『自由、夜』　『セクエンツィア』　『耳に残るは君の歌声』　
　　　　　『木立ちの中の日々』　『夜間飛行』　『日の名残り』
　　　　　『雷鳴の聞こえる午後』　『遠雷』　『永遠と一日』　『目を閉じて』
　　◆書き下ろし：
　　　　　『愛に関する短いフィルム』（旧版時の書き下ろし）
　　　　　『Logue/ローグ』（今回の書き下ろし）

　全体的な加筆改訂を結構入れましたので、旧版をお持ちの方がお読み下さった場合にも、「ここは新しく書き足したんだな」と楽しんで頂けるといいな…と願っております。
　あとは残りのカバーかけをがんばらねば！　余裕をもってお届けできるように、毎日少しずつ進めて行こうと思います。いやはや…無事に完成してほんとによかった…（涙）。

　以上、週末にお届けする現在進行形の３分間クッキングでございました。
　三つ指。

　

　月曜朝のニュースでサッカー日本代表のハリル監督解任の一報を見て、「おせーよ！（怒）」と吠えたらば「家庭内フーリガンは慎むように」とたしなめられた週明けの本日、５月SCCのサークルチケットが届きました。
　これこれ！　これを待っていたんだよ！！（喜）

　という次第でして、愛するマドモアゼル方。心を改めたフーリガンよりお届けする詳細は以下の通りでございます。
　◆　Super Comic City 東京：　一日目　５/３（木・祝）
　　　　サークル名：　天山慶路　／　スペース番号：　東２ホール　ソ５０ｂ

　新刊はかねてから申し上げていた『自由、夜』、既刊は『ドゥエンデ』の２種類を持ち込む予定です。正面玄関からご覧頂けるイベントページにも同様のご案内をさし上げていますが、今週末にでも新刊の詳細を改めてお届けしますね。
　またイベント参加に伴い、現在行っている既刊の通販は、今週末日曜日、４月１５日で休止となります。再開はイベント後の５月上旬、新刊の通販と合わせて開始する予定です。

　そしてひとつお知らせを。
　長らく当サークルの本の挿画を担当して下さっていた蓬莱の名画師・日さまが、同人活動に筆を置かれることになりました。ですので、今回の新刊からは文章のみの一本勝負（！）でお届けすることと相成ります。
　日さま、長い間本当にありがとう！　今まで頂いた数え切れないほどの素晴らしい挿画の数々は、永久保存版の宝物です。ああ、『白紙委任状』であなたの絵をまとめることができて本当によかった…（涙）。
　言葉にできないほどの深い深い感謝を込めて、ここでもう一度お礼を申し上げたいと思います。ほんとにほんとにありがとうね！


　かくて冒頭のやり取りのちょっと前、先週末に、くしくも妹の友人にしてフィギュアスケート観戦の師匠であるSちゃんから、「来たるワールドカップに向けて日本チームはどうですか？」とメールを頂戴したばかりでした。（フィギュアの教えのお返しに、僭越ながらサッカー観戦を時折ご指南申し上げております）
　「このままじゃ間違いなく全敗だね」と返した直後に飛び込んできたニュースに、「まだ希望はあります！回復を危ぶまれていた羽生君だってあんなに見事な結果を見せてくれたんですから！」と本日Sちゃんから熱いエールが届きました。
　ああ、Sちゃん…あれはほんとに素晴らしかったね…もう一生に一度見られるかどうかという奇跡のような瞬間だった…相変わらずジャンプの種類とか点数構成とかは全然まったく分からないんだけれども…！！
　「あんな奇跡をワールドカップの日本代表で見られるなら、人生初の坊主頭になってもかまわない」とSちゃんにはお返事しておこうと思います。
　

どうでもよろしい本日の余談：
　それにつけても今回のワールドカップに関して思い起こされるのは、６０年ぶり（！）に予選落ちして不選出となってしまったイタリア代表のことです。
　自国が参加しないワールドカップなんて、イタリアの皆さんにおかれてはいかほどの屈辱と絶望であろうか。喩えるならそれはもう具のないピザ…というより、入店すら許されないピザ屋の前でむなしく匂いだけを嗅ぐことに近いのではなかろうか。…と惻隠の情に胸塞がれる思いがする今日この頃です。
　正直に言えば、今とてもピザが食べたい。