おお、本日は虚海渡りが遅くなりました！
　まずは週明けのご挨拶を申し上げます。ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方。
　そして今日のメニューをば、以下に箇条書きのお届けを。（こほん）

◆三周年記念閉幕→リアルの集い・ご招待状をトップ頁に。
　　先月末から５回に渡ってお届けした企画を、一ヶ月経った本日、しずしずと引き下げて参りました。
　　最終幕のご招待状は、形を整え直したものを改めてトップ頁からリンクしてございます。
　　すでにご参加表明を下さった芥瑚方、麒麟からの伏礼をお受け取り下さいませ。そして今現在、
　　モニター前で思案中のマドモアゼル方。晴れてお心が定まった暁には、お気軽に青鳥をお送り
　　下さいませ。初夏の吉日にお逢いできることを、今からとても楽しみにしておりますね♪

◆通販期間について。
　　天山書房・通販業務は、春のイベント前、３月１１日（日）をもってひとまずお休みに入ります。
　　現在通販可能な『短篇集／異形ノ恋』は、イベント後にはもしかしたら「在庫やや薄」になっている
　　かな…という状態でございます。上記をご参考までに（伏礼）。


　そして本日は、新しいトップ写真を掲げて参りました。
　フランス・ブルターニュ地方、カルナックという小さな町に点在する巨石群の風景です。

　パリから西へ、特急ＴＧＶで３時間半。オーレイという小さな駅からバスに乗っていくと、やがてモルビアン湾が見えて参ります。無数の島々が点在する美しい湾は、夏にはリゾート地として賑わうのですが、それ以上に名高いのは、この一帯に広く点在する巨石群です。
　メンヒルやドルメンと呼ばれる謎の遺跡。おそらく先史時代のものだろうと言われているのですが、誰が何の目的で、どのような方法を用いて作ったのか、まるっきり分からないのだそうです。
　……これほどの浪漫に、辺境魂が喰いつかないはずがない。

　という大変自然な流れ（？）により、晩秋の吉日に訪れたのが、写真の風景でございます。
　カルナックには主に３つの巨石群があり、その中で最も心を惹かれたのが、このケルマリオ巨石群でした。
　平均およそ２メートル、見上げるような石の群れが規則正しい間隔を保って立ち並び、中には４メートル以上あるのではないかと思われる石も、まるで何かの目印のように点在しています。数キロに渡ってつらなるこの巨石の群れは、地下深くを流れる磁場に沿っているとも、特定の日の朝日の位置を示しているとも言われ、何らかの宗教的な意味が込められているのではないか…というのが通説のようです。
　一見無造作に置かれている石も、実は緻密に重心を計算して配置してあるからこそ、数千年経っても倒れることなく存在しているのだそうです。
　刺のある枯れ草を踏みしだいて、立ち並ぶ巨石の間を歩きながら、あまりの訳の分からなさに目眩がしそうでした。あの不思議な感覚は、今でも何と言っていいのか分からないのですが、単なる物珍しさというより、「異」に対する畏れだったような気もいたします。
　夜になって一人でここへおいで、と言われるほど、怖いことはないかも知れないです…。

　このカルナックのみならず、ブルターニュ半島は、フランスの中でも「異」の香りがひときわ濃く漂う地方です。古くはケルト人が故郷とし、ブルトン語という独特の言語を持ち、アーサー王伝説を始めとして、異界伝承には事欠かない辺境の地。
　今こうして思い出すだけでも、放浪魂がふらふらと抜け出しそうになり、もしフランスを旅行なさるマドモアゼルがおいでになれば、ひっそりとお勧めしたい地方だったりいたします。
　同じ特急に乗って、半島をさらに先へ行ったところには、「地の果て」というさらに大きな浪漫が待っているのですが、そろそろ紙面（？）も尽きて参りましたので、そのお話はまた日を改めてお届けしたく存じます。
　早い春の一月、どうぞ辺境の風景をご覧下さいますように…。

　……しかしながら、マドモアゼル方。
　毎回新しいトップ写真をお届けするたびに、疼き出す辺境魂を必死で抑えんがために、非常な労力が必要だったりいたします。
　……年に２回、春と秋。しかも今年は春が早い。
　人さまの恋の季節を案じている場合ではない、放浪麒麟なのでございました…。



　追伸：　青鳥を下さった芥瑚方。後ほどサロンへとお返事青鳥をお届けいたします。
　　　　　　お手すきの折にはカウンター越しに、ご自分宛ての一羽をお受け取り下さいましね♪
　

　そうそう、精進潔斎以前の金曜夜は、いつもこんな風に小説更新の準備をしていたんだっけ…！
　と、たった今も精進明けの喜びをかみ締めながら、愛機ハンキョに向かっております。
　ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方。今宵も軽やかに虚海をお渡りでいらっしゃいますか？

　本日から３回に渡ってお届けするのは、"you are so beautiful"。
　過日の「蓬莱芥瑚・生息調査」、小説投票へのコメント、そして多くの青鳥を通して、このお二人と虎嘯の名前を挙げて下さった方々。脇伽羅連・禁軍支部（笑）に所属なさっておいでの芥瑚方。
　そして先日入稿を済ませた新刊に、目を奪われるほど美しい挿画を描いて下さった蓬莱の名画師、「実はとってもクマが好き」な日さまに、この中編をお捧げします。
　それからもちろん、抜かりなく顔を出す拙宅の主役二人を、生粋芥瑚の皆さまに！（笑）
　久しぶりの更新をお楽しみ頂けますように…と心から願いつつ、まずは前編をお届けいたしますね。


　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そして、先日お届けした『リアルの集い』に関しまして、こちらでも少々。
　昼の部・夜の部、と分かれておりますので、ご都合に合わせてどちらか一方、あるいは途中からの参加でもまったくＯＫでございます。５月１９日は土曜日、「この時間なら空いてるわ♪」という時間帯をお選びの上、どうぞさっくりとお越し下さいませ。
　「初めてだし、ちょっと気後れして…」とお思いのマドモアゼル方。前回の大阪でも、集まって下さったのは初顔合わせの方々ばかり、けれど今も忘れられないほど楽しい一日となりました。最初の一歩はためらわれるものですが、実は思っていらっしゃるよりずっと気軽な距離です。
　先日は関西在住の芥瑚から、初めてのご挨拶に添えて、当日のご参加希望を頂きました。北の大地にお住まいの芥瑚からも、都合がつけば行けるわよ、とのお申し出を頂いております。
　チャンスの神さま、そして飛行機と新幹線に、海より深い感謝を捧げたい…！

　とＰＣ前で喜びをかみ締めつつ、マドモアゼル方。
　「…じゃあ、考えてみようかな…」とお思いになられた際には、お気軽に青鳥をお送り下さいませ。エスコートにはいささかの研鑽を積んだ麒麟が、貴女のお手を取って宴の一日をご案内申し上げます。
　…こんな口説きは逆効果かと自省しつつ、深々と伏礼。

　久しぶりの更新を晴れ晴れとお届けした後、今宵はやっぱり久しぶりに映画三昧をしようと思います。
　蓬莱だけでなく、津々浦々にお住まいのすべてのマドモアゼル方。どうぞ良い休日をお過ごしになられますよう、２月最後の週末に心を込めてご挨拶申し上げますね。
　

　終わった…！　これですべてが終わった…！！

　祝日返上で一週間続いた会議も終わり、担当のプレゼンテーションも完了。
　木曜夜に届いた挿画を嵌め込んだ新刊原稿を、金曜の朝に速攻で印刷所に宅急便。
　入院以来、副作用が少々きつかった投薬期間も、まずはひと段落。

　愛するマドモアゼル方。ここに謹んで、精進潔斎の終了をご報告申し上げたく存じます。
　ひゃっほー！！

　前回の雑記では、「原稿終わっちゃうのが寂しい…」などと申し上げましたが、こうしてすべてが終わってみると、やっぱり大きな喜びが込み上げて参ります。
　この澄み渡った青空のような心持ち、「これでまた新しいものが書ける！」と早くも次の山を求める心は…

　――嗚呼、天よ。これこそが煩悩なのですね。（←特大ハリセン・シルヴプレ）


　精進潔斎終了のご報告とともに、本日は一気に諸方面にお知らせをお届けいたします。 あちこちが更新されておりますので（笑）、どうぞあちこちを覗いてご覧下さいますように…。

　　１） 春のイベント詳細：　
　　　　当日のスペース番号＆見取り図を、「通販＆イベントのお知らせ」に追加して参りました。それから…
　　　　・　予備に取っておいた『書簡集／恋文』が一冊だけ出て参りましたので、当日持参の予定です。
　　　　・　昨年夏のイベントでも差し上げた「御璽つき栞」（笑）。前回とは少し違ったデザイン＆ひとつずつ
　　　　　　異なった仕様で今回もご用意しますので、テーブルの上でお見かけの際には、お気軽にお声を
　　　　　　かけてお持ち下さいませ。
　　　　・　来年２月のオンリー・イベントのペーパーを、主催者さまからお預かりして配布の予定です。

　　２） リンクにお客さまを：　リンク頁に２つのサイトさまをお迎えいたしました。久しぶりのご紹介に、これ
　　　　またひゃっほう♪なのでございます。

　　３） リアルの集いのお知らせ：
　　　　トップ頁の「三周年記念」の最終幕に、『リアル芥瑚の集い』のご招待状をお届けしております。
　　　　詳細はそちらをご覧頂き、お気軽にご参加表明をどうぞ♪


　先日は無事にキリ番オークションもご落札頂き、ニアミスだった方には新しいご縁まで賜りました。精進明けのご褒美のようで本当に嬉しく、心からお礼を申し上げます。……何と申しますか、こう……
　世界のすべてがゴージャスに見えます。


　今週末は旧暦のお正月、春節でございます。麒麟もこれより水餃子の宴に赴き、春の到来を祝うとともに、精進明けの勢いで呑んだくれて参ります。
　愛するマドモアゼル方。どうか今週末はいつもにもまして素晴らしい週末をお過ごしになられますよう、モニターのこちら側から愛を込めてご挨拶申し上げます。
　ＸＸＸ。


　追記：　青鳥を下さったマドモアゼル方。
　　　　　この週末に、サロンへとお返事青鳥をお送り申し上げます。春節のご挨拶とともに、ご自分宛の
　　　　　一羽をお手に取ってご覧下さいましね♪
　

　ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方。
　つい先ほど、新刊原稿の作業が、すべて完了いたしました…！

　何度も繰り返した推敲が終わり、書き下ろし作品も最終行にピリオドを打ち、表紙＆本文頁のデザイン細部も完成。後は週明けの挿画到着を待って、該当頁に嵌め込み、入稿するだけとなりました。
　昨年秋から冬にかけて作業を進めながら、「全部終わった暁には、ごっつい解放感で転がり回っちゃうね！」などとこぶしを握り、「そしたらまた海に行って、気になっていた映画も本も！」などと夢見ていたのですが……

　いざ終わってみると、どうしてこんなに寂しいんだろう…。

　切なくも胸を苛む、このやるせなさと寂寥感。しょんぼりと肩を落として原稿をまとめ、ずっと何かしらの道具が置いてあったテーブルを片付けながら、どんなに長い時間がかかっても、その間はずっと、何かを書くということを心底楽しんでいたのだとつくづく思いました。
　収録作品、および予定を大幅に超えた（涙）総頁数については、後ほど表紙画像とともに改めてお届けいたしますね。完成の暁に、もしお手に取って頂く機会があれば、どうか少しでも楽しんで頂けますように…。

　「大切な人は去ってから気づく」と格言は教え、「失恋から立ち直る妙薬は新しい恋だ」と名言は申します。
　寂しさのあまりふて寝を決め込もうとした麒麟は、そこではたと気づきました。
　……この寂寥感を払拭するには、次なる煩悩しかない。

　という次第でして、愛するマドモアゼル方。
　本日はこの雑記と合わせ、Novel頁に次回の予告を掲げて参りました。
　うっひゃー、久しぶりでどきどきするなー！と頬を赤らめる自分が、心底阿呆だと思えてなりません。
　来週は、蓬莱オフィスで一週間ぶっ続けの会議＠今冬最大の山場があるのですが、それを終えればどうにか一息つけるはず。原稿終了の休養と体調回復のリハビリもかねて、少しずつお届けできれば…と思っています。

　そして輪をかけて嬉しいことに、そろそろ次のキリ番オークションご落札の時期が近づいてきた模様。
　尽きせぬキリ番フェチ、そして精進潔斎明けの身には、本当に嬉しいご褒美のように感じられます。
　胸に秘めたる煩悩をお持ちの芥瑚方。どうか今回もご遠慮なくご参戦の上、煩悩シアター裏までお越し下さいませ。貴賓室にレッドカーペットを敷き詰めて、ご落札主のお越しを心からお待ちしております。
　……おひとつ、深々と伏礼。

　それではすべてのマドモアゼル方。今週末は三連休、どうか良い週末をお過ごし下さいますよう。
　この連休中にはもう一度、記念企画・第四幕をお届けに上がりますね……と申し上げている愛機ハンキョの脇では、遊びに来た近所の猫が、かつおぶしにまみれて飛び跳ねております。
　今年は暖冬なので、恋の季節到来も早いらしく、早朝深夜、彼らもいろいろと大変そうです。

　年に二回、春と秋。すべての獣に訪れる愛のシーズン。
　……お元気ですか、景台輔？
　

　うっひょー！　もう１月も終わりとは…！！
　先ほど改めてカレンダーを見てひっくり返った麒麟より、２月最初のご挨拶を申し上げます。今年は折に触れて暖冬だと感じますが、体調も煩悩も変わらず快調でいらっしゃいますか、マドモアゼル方？

　さて。本日お届けいたしますのは、トップ頁の「三周年記念」から、虚海の銀幕映像でございます。
　過去にご覧になった方々も、見たことなかったわ！と仰るマドモアゼル方も、煩悩シアター舞台裏の映像をどうぞゆったりとご覧頂けますように…。

　そして先日来、お祝い青鳥やお書き込みを頂いていることに、この場からもう一度お礼を申し上げさせて下さい。…そのう…すごく嬉しいです…！（照）
　「いつもこんにちは」の芥瑚方、お久しぶりのマドモアゼル方や初めましての方々もおいでになり、ささやかな節目の何が嬉しいといっても、こうして頂くご縁以上に嬉しいものはないように思われます。
　青鳥を下さったマドモアゼル方。週末にかけて、お返事青鳥の一部をサロンにお送りいたします。どうぞご自分宛の一羽をお手に取って下さいますよう…。
　そしてまだ見ぬご縁のマドモアゼル方。記念企画も進行中の今日この頃、御用と思し召した際には、どうぞ黄海配送センターへおいで下さいませ。青鳥越しにご挨拶が叶うことを、麒麟（と書いてジゴロと読む）も心から楽しみにしておりますね♪

　それではすべてのマドモアゼル方。今週末でほぼ決着がつきそうな新刊製作舞台裏より、皆さまが今週末もよい休暇をお過ごしになられますよう、謹んでお祈り申し上げる次第でございます。
　…五体投地とともに、銀幕裏へしずしず退場。