２月最後の週末に、こうしてゆったりと５周年記念・最後のページをお届けできることが、何より嬉しく感じられます。（もし新刊の原稿が長引いた場合には、今夜徹夜で勝負を決めて、明日の夜に印刷所に直接持っていくつもりでした。…くわばらくわばら）

　ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方。
　原稿も無事終わった今週は、しばらくできなかった料理を楽しんだり、映画を観に行ったり買い物をしたり、おいしいものを食べに行ったり…と、大変ゆったり過ごしておりました。精進潔斎のために断っていたアルコールも、そりゃーもう心ゆくまでがっつりと。
　今の気分は、まさにこんな感じと申せましょう。
　

父の書斎の椅子を占領するもなか。
（そういうとき、父は黙って折り畳み椅子で仕事をするそうです）
　

　そして再販の「恋文」は５月のイベントまで在庫がありますか？というお問い合わせを幾つか頂きましたので、それを含めて週明けの雑記では、新刊＆再販本の詳細と通販について、少々お話しさせて頂きますね。
　今週は久しぶりにゆっくりと休日を過ごしたく存じます。マドモアゼル方も、どうぞよい週末をお過ごし下さいますように。

　ＰＳ：　青鳥を下さった芥瑚方。この週末に、サロンへとお返事青鳥をお届けいたします。カウンターに
　　　　　お立ち寄りの上、ご自分宛の一羽をさくっと捕獲なさって下さいましねー♪

　

　……４２．１９５キロ、フルマラソンついに完走。


　つい先ほど、最終原稿のチェックを２度済ませ、粛々と整えて梱包いたしました。
　書きたいことはすべて書き尽くし、助詞の一つまで推敲し、現時点でベストな仕上がりだと思います。
　２月の山場もこれにて完了。後は明日の朝、宅配便に託して印刷所に送るだけです。

　　　　　　　　　　　　　　　　おお、ついに終わってしまった…！！！

　当初９０ページ前後とご案内していた頁数は、膨れに膨れ上がり、過去最高の１４８Ｐになりました。
　…もう、申し上げる言葉が見つかりません…。

　けれども、この山場は本当に、心底充実したものでした。大変という以上に、ほんとに楽しかった…！
　これは多分、腹を据えてかかれば普段にはない集中力が出る、ということと、どんなに切羽詰っても文章を書くことには引きずり込まれるような魅力があるということ、そして何より「がんばってね！」と多くの温かい青鳥を頂いたからだと深く感謝せずにはいられません。
　愛するマドモアゼル方。本当に、本当にありがとうございました。（深々と伏礼）。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　……でも。
　長い間、手元で大事に書き進めていた作品が、一挙に５つも手元を離れてしまうと、達成感よりずっと深いのが、やるせない寂寥感というものでございます。
　そしていみじくも、「煩悩の寂寥を癒す最高の妙薬、それは次なる煩悩である」と天綱も語っております。

　　　　しからば原稿完成直後の返す刀で、次回オークション数値を設定しようではないか！

　という次第でございまして、愛するマドモアゼル方。
　次回キリ番オークションは、８７０，０００打でございます。

　たった今脱稿したばっかりもばっかりだというのに、ものごっつ近い数値を設定せずにはいられない辺り、この汲めども尽きぬ煩悩のどうしようもなさをお察し頂ければ、麒麟も本望でございます。
　というよりむしろ、「…この人、どこかおかしいんじゃないかしら」とお思い頂けますと、いっそ無上の喜びだったりいたします。

　秘めたる煩悩を胸にお持ちのマドモアゼル方。どうぞオークションにご参加頂き、そしてご落札の暁には、麒麟に次なる煩悩の糧をお与え下さいますように…。
　


　ふう。さすがに今夜はゆっくりと休もうと思います。
　愛するマドモアゼル方。どうぞよい夢をご覧になられますように。
　おやすみなさい。

　

　……マラソンに喩えるなら、今が３５キロ地点。


　おお、愛するマドモアゼル方！
　前回の雑記からあっというまに二週間経っていたことに気づき、週の半ばで虚海を寒中水泳して御前に渡って参りました。ここに自転車が加われば、まさにトライアスロン真っ最中といったところです。

　この二週間ほど、根を詰めまくって原稿に勤しんだことはない…！というくらいの努力がそろそろ功を奏してきたのか、現在マラソンで言うなら３５キロ地点というところまで達しました。
　脳と煩悩のフル回転は、膨大なエネルギーを食うのでしょうか。毎日しっかり食べているにもかかわらず、体重が減ってきているような気がいたします。
　そして何より特筆すべきは、「気が張っていると、どれほど根を詰めてＰＣに向かおうと、肩も凝らないし目も疲れない」という驚愕すべき事実です。
　緊褌一番の心持ちで臨むところ、すなわち諸魔も退散すべし。
　……嗚呼、なんという真理！　「ふんどしの紐を締め直す」という伝統的所作の奥底にある、やんごとなきサムシングに触れた心地がいたします。

　いや。今日ここに出てきたのは、ふんどしについて語るためではない。

　この二週間で「恋文」の再販原稿の再編集を無事に終え、新刊の表紙と内部装飾も完成。現在のところ、本文の最終推敲を、これでもか！これでもか！と進めている真っ最中でございます。
　この最終推敲は確かに最もしんどい過程で、それをしなくても原稿はほぼ充分完成している状態なのですが、でも、ここで少しでも手を抜けば、きっと後々悔やむことになる。少なくとも、「もうこれ以上はできない」というところまで推敲したものでなければ、本という形にする意味はないだろう…と思うのでございます。
　おそらく今週とこの週末が最後の山場になるかと存じます。
　金曜夜の更新が、もしかしたら土曜にずれ込むかも知れませんが、こうして阿呆なよしなしごとを語らないと、ただでさえ阿呆満載な頭が飽和状態１２０％になってしまいますので、また折を見て虚海を渡って参りますね。
　愛するマドモアゼル方。無事に最後の山場を乗り切れるよう、どうかモニター越しに念をお送り下さいますように＠心の底からシルヴプレ。

　

　煩悩における諸事情を、週末に改めて整理したところ、この２月が最大の山場になるという衝撃の事実が判明しました。
　今月中に新刊の原稿推敲・表紙＆内部デザインをすべて終わらせ、もう一冊分用意した原稿と合わせて、印刷会社に送り出さねばなりません。しかるに２月は一年の中で最も短い。平日は仕事で時間が取れず、使える週末は三回限り。祝日と合わせても正味７日間。
　……わーお。（←ちょっとしたムンクの叫びです）

　という次第でして、心から愛するマドモアゼル方。
　山場は唐突にやって参りました。今月はあらゆる誘惑と酒席を退け、時間の許す限り新刊の作成に力を注ぎ、弱音を吐かず手を抜かず、すべての作業をやり遂げることをここに誓うものでございます。
　そして無事山場を越えた暁にはどうか、「分かってたのよ、うちの麒麟はやればできる子だって」と、頭をなでなでして下さいますか…？


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　その誓いとは別のベクトルで、本日はNovel頁にプレビューをお届けして参りました。近日中に前篇をお届けできることを心の支えに、新刊作成に励みたいと思います。
　また、現在は５周年記念の企画をお届け中ですので、こちらも週末にエンターテインメント部門をお届けする予定です。そして次回キリ番オークションを設置する気も満々だったりいたします。
　……目の前を過ぎる流しそうめんは、一本残らず掬い取る。
　という性格と煩悩が、ここに端的に表れているような気がします。
　こほん（照）。

　そしてお祝い青鳥を下さった方々。ひとつひとつのお便りを、本当に嬉しく拝見しています。ご縁の長さもきっかけもさまざまで、それを伺うたびに、サイトを続けてきてよかったと心から思います。こんなに嬉しいものなら、年に一度といわず、毎月記念日があっても全然構わないのに…！
　後ほどサロンへとお返事青鳥をお届けしますので、ご自分宛の一羽をお受け取り下さいね♪＠ＸＸＸ。