「年末の煩悩進行表、これにてすべて終了♪」と爽やかに申し上げたのは、つい一ヶ月前だというのに、煩悩の舞台裏は、再び諸事目白押しとなって参りました。
　……それって通年のことなんでは？
　と呟く内なる蒼猿はとりあえず袋詰めにいたしまして、本日はまず、オフラインのお知らせでございます。

　１）　次回参加イベントが決まり、通販＆イベント頁にお知らせを出して参りました。
　　　　　　　Super Comic City 18＠東京ビッグサイト　２００９年５月４日（月）　
　　　　　　　参加サークル名：　景陽双花　（スペース番号は分かり次第追記予定）
　　　　でございます。お持ちする本は、既刊・『組曲/Our Music』と、新刊・『樹の組曲・番外編』の予定。

　２）　通販の振込みについて
　　　　　０９年１月より、他金融機関・ＡＴＭ→ゆうちょ銀行の振込みが可能になったそうです。
　　　　　ですので、従来の郵便局・振込用紙での申し込みに加えて、お近くのＡＴＭなどもご利用頂ける
　　　　　模様です。その際には、「天山慶路」口座の、店名・預金種目・口座番号が必要になりますので、
　　　　　今後は通販の返信メールに記載してお送りいたしますね。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　ここで一息つきまして、手元の在庫を鑑みるに、現在通販中の『組曲』は、おそらく５月のイベントで完売になるだろう…という、いささかたよりない残部数でございます。そして、申し訳なくもありがたいことに、「過去の本の再販はしないの？」というお問い合わせも時折頂きます。
　上記２つを考え合わせ、さらに既刊と新刊に内容がつながることを考えると、『書簡集/恋文』を再販した方がよいのだろうか？　という結論が見えてくるのですが、実はこの決心がつかないのでございます（苦）。

　自分の作る本のページ数すら予測できない（涙）へなちょこアナリストでも、「再販したら余る、そりゃもう絶対に余る」という見当は容易につきます。そしたらいよいよ遺言書に、「残部は棺に入れて一緒に燃やしてくりゃれ」と書き記さねばなりません。……ではなく。
　他の本の再販予定はまったくなく、けれどご希望下さる方々がいらっしゃるなら１つだけでも再販すべきなのだろうか…と、実は昨年から悩んでおりました。本来ならこんな風にではなく、心を決めてからお話しすべき事柄なのですが、再販のお問い合わせを頂くことが増え、「今はこのように考えております」ということだけでもお伝えさせて下さい。
　もうちょっと悩んで、ハムレットのように床を転がり回ってみようと思います。

　そしてイベント参加が決まったからには、いよいよ新刊製作も最終段階に入らねばなりません。
　「原稿の推敲を進めなくちゃいけないけれど、リクエスト作品を書き進めたくて仕方ない」
　ですとか、
　「承ったリクエスト作品の形が無事に整った以上、勢いよく次回オークション数値を設定したい」
　ですとか、そーいう煩悩まみれなことを言っている場合ではない。

　まずは、決めあぐねている表紙の装丁方法とデザインを、来月上旬までにはびしっ！と決めたく存じます。
　そして、新刊の表紙をデザインするときに毎回毎回、心から思うのは、
　　　「……デザインのセンスというものを、どこかで売ってくれないだろうか……」
　という切ない望みであったりいたします。しょぼん。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　それでは、愛するマドモアゼル方。巷ではインフルエンザが流行り、気温の差も大きな１月下旬ですが、どうかご自愛の上、今週末もよい休日をお過ごし下さいますように。おかげさまで体調もすっかり快復いたしましたので、麒麟も週末は心ゆくまで上記の煩悩諸事にまみれたく存じます。ひゃっほう♪

　そして、青鳥を下さった芥瑚方。後ほどサロンにお返事青鳥をお届けいたします。ご自分宛の一羽を、すたっと捕獲なさって下さいましねー♪

　

　……先週末にはいきなり電波に乱れが生じ、それきり行方不明になっていた麒麟をお許し下さい。
　金曜の夜に急な来客があり、週末に送り出してから、「さあ、虚海を渡らなくっちゃ♪」と立ち上がった麒麟を襲ったのは、世に言う流行性感冒、すなわちインフルエンザでございました。
　うっかり流行モノに飛びついてしまったわが身が、憎うございます。

　一時は、「わが煩悩ライフもこれまでか…」と覚悟したひとり失道もようやく去り、よろよろ快復しつつあった今日の夜、数日ぶりにＰＣを立ち上げて、麒麟はいきなり元気になりました。


　　　　　　　　　　　おお！　先日キリ番オークションをご落札下さった芥瑚からの、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リクエスト青鳥ではありませんか！！


　いそいそ拝読してから１時間後、冒頭からラストまでの下書きが終わり、おそらく前後篇になるだろう…という見当までつけ、ご注文主に感謝の青鳥をお送りした後、こうして再び虚海を渡って参りました。
　……愛するマドモアゼル方。
　病から快復した後のわが煩悩は、まさに大滝に打たれた荒行直後のように澄み渡り、あるいは台風が去った青空のように冴え渡り、キーボードを打つ手も涅槃の境地でございます。
　確かに高熱により、まとも脳細胞はいくらか破壊されたかも知れませんが、破壊とは再生であり、まともな煩悩というのはそもそもありえない以上、インフルエンザもまた煩悩修行の一環であった…！
　と、麒麟はしみじみ感じております。

　そして何より、ご心配をおかけしてしまって、本当にごめんなさい。（深く深く伏礼）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　本復なった今夜は、謹んでリクエストのご報告をお届けに参りました。
　８４０，０００万打をご落札下さったのは、美奈さま。
　タイトルは、『ある晴れた日に』。内容は、「即位直後、芥沾洞を訪ねた陽子と景麒」。

　原作に明記のあるこのくだりには、客人として訪れた主上と台輔、先々代の景王の母親である芥沾洞の主に加え、才国から梨耀が訪ねてきている…ということになっております。負ったものも年齢も世代も背景も、それぞれに異なるこの４人が一同に介した場面を見てみたい、とご注文主は仰って下さいました。
　上記で申し上げたとおり、すでに音速で下書きが終わりましたので、これからゆっくりと書き進めて参りたく存じます。新刊製作作業も佳境に入りつつあり、並行しながら進めて参りますので、美奈さま、マドモアゼル方、どうぞゆったりとお待ち下さいますように…。

　ああ、どんな薬よりもよく効くのは煩悩、そしてこうして虚海を渡れることなのですね。インフルエンザはすでに麒麟がお引き受けし、無事に快復しました。これぞ煩悩の厄払い。この冬はもう、皆さま方には誰一人としてウィルスが近づかぬこと、請け合いでございます。
　ご自愛下さいませ、愛するマドモアゼル方。そしてまた週末にお目にかかりますねー♪

　

　三が日の間に、Flower Bedの鈴代美里さまからバトンを頂いておりましたので、本日は粛々と自らを省みつつ、率直に回答したいと存じます。頂いたブツの名は、ずばり『性格バトン』。
　……世の中には怖ろしいものがあるんだね、蒼猿や……。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　■何型？
　　　「ずばりＢ型だな！」と自信満々で言い切られることの多いＯ型でございます。

　■自己中？
　　　誰の干渉も許したくない、というごく狭い領域があり、その部分においては間違いなくそうです。

　■長所は？
　　　あまり物事にこだわらず、公平なところではないかと。

　■短所は？
　　　どん底まで落ちて這い上がった経験がない、というのが最大の弱点です。

　■泣き虫？
　　　ちっちゃな頃は、何かというとすぐに涙ぐんでしまう子供だったそうです。
　　　…その頃のわたしは、いったいどこに消えてしまったんだろう…。

　■すぐ怒る？
　　　ぱっと発散して、けろっと忘れます。３歩歩いてすべてを忘れるニワトリのように。

　■めんどくさがり？
　　　あはは（笑）。ずばりそうです。

　■気分屋？
　　　幸か不幸か、そういう部分は皆無に近いのでは、と思います。

　■八つ当たりする？
　　　そういう場合、怒りの元凶に直接対決を挑むので、他に八つ当たりはいたしません。…こほん（照）。

　■怒鳴る？
　　　騒音はよろしくないので、怒鳴る代わりに頭突きをかまします。

　■命令する？
　　　命令と言いますと、えーと、それはつまり…
　　　　「ひざまずいてわたくしの靴をお舐めなさい、セバスチャン（仮名）」
　　　とか、そういう種類のことでしょうか？？？

　■物にあたる？
　　　後片付けがあほらしいので、いたしません（笑）。

　■優しい？
　　　「優しさ」の定義はとても難しいのですが、本質的な意味でそうありたい、とは思っています。

　■毎日笑顔？
　　　試しに今、「毎日笑顔を絶やさないラブリーでスマイリーな自分」を想像して見たところ、
　　　ぞわっと寒気に襲われました。……無理かも知れません、ママン。

　■遠慮なく何でも言う？
　　　比較的はっきりと物を言うタイプではないかと思います。

　■わがまま？
　　　Ｑ２の回答に同じく。

　■おとなしい？
　　　めっそうもない。

　■無愛想？
　　　……イ、イベントやリアルの集いにいらして下さった芥瑚方に、お聞き頂ければ……。

　■どちらかと言うと姫？　悪魔？
　　　麒麟でございます。

　■ズバリ性格良い？　悪い？
　　　ここまでの回答と過去の雑記を読んでなお、「うちの麒麟は素直で良い子なのだわ」と思って下さる
　　　方がいらしたら、跪いて額を押し当て、永遠の忠誠を誓いたいと思います。

　■自分で思う性格
　　　シンプルでアバウトなジゴロ気質。

　■人に言われること
　　　先日、初対面の人と待ち合わせする際に、
　　　「背が高くて髪の長い、何だかビッチであやしい感じの人間を探して下され」
　　　と伝えたところ、瞬殺の勢いで見つけて頂けました。
　　　「教えてもらった通りの人がいたから、すぐに分かった♪」
　　　と満面の笑顔で。

　■男女関係なく友達の理想
　　　譲れない、と思う一線の引き方が共通していれば、自分とは異なった部分、自分にはない部分に
　　　幾つでも素晴らしいものを見つけることができるような気がします。

　■好きな異性の理想
　　　「同性・異性を問わず、間口は広く」が信条ですので（←もしもし？）、これが理想！という定義には
　　　さっぱり関心がないのですね。

　■最近言われて嬉しかったこと
　　　サイトをご訪問下さる方々から頂く青鳥は、いつでも一言一言が宝物のように嬉しいのです。

　■バトンの送り主の顔、見たことある？
　　　ありますとも♪

　■送り主の印象は？
　　　仔鹿のようにチャーミングで、笑顔の愛らしい方です。

　　　　私信＞　美里さま。バトンを回して下さってありがとうございます♪　
　　　　　　　　　お元気でいらっしゃいますかー？（西に向かって手を振りつつ）　今年もできれば、また
　　　　　　　　　５月に大阪でイベント参加を…と考えていますので、お逢いする機会に恵まれたときは、
　　　　　　　　　またお話しできることを本当に楽しみにしておりますね。
　　　　　　　　　…けれど、あのう…　バトンを回す際に付けて下さった形容詞が、わたしとは似ても似つ
　　　　　　　　　かぬものだったので、もしかしたら「暁子」違いだったのではないかと、今も頭を抱えて
　　　　　　　　　いたりするのでございます…。

　

　今朝は東京でも雪になる、という予報を聞き、起き抜けにわくわくしながらカーテンを開いたところ、雪などひとかけらも降っていませんでした。……しょんぼり。
　ふて寝の二度寝を決め込もうかとも思ったのですが、そうもいかないのが浮世の辛さでございます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　◇


　１月最初の金曜日である今夜は、正面玄関の風景を新しくかけかえて参りました。
　久しぶりの蓬莱の風景、京都・貴船神社の夜景です。

　京都で好きな場所を挙げると、地図で言えば右上を走る叡山電鉄の周辺に集中しているのですが、この貴船神社も、叡山電鉄・鞍馬線の終点手前にございます。
　貴船口で下車して、奥宮までの長い道をずっと歩いていくのですが、紅葉の季節には、こんな風に川に沿ってライトアップされた夜の紅葉を楽しむことができます。

　……唐突ですが、愛するマドモアゼル方。
　ここで麒麟は力を込めて、「夜」という時間に秘められた妖しい魅力について語りたいのでございます。（←「何を今さら」とお思いの方々も、ささ、ご一献）

　夜の暗さは、人から視覚を奪い去ります。すると、視覚以外の感覚がにわかに鋭敏になって、周囲の風景をそれぞれに捉えようとし始めるのです。
　川のせせらぎが思いがけず大きく聞こえるようになり、山は黒々とした存在感を放って迫ってくる。湿り気を帯びた空気の中に、土の匂いや樹の香りまでがはっきりと感じられるようになってきます。そして次第に目が慣れてくると、暗がりにも濃淡があることがおぼろげに分かってくるのです。
　そういう闇の底にじっとしていると、自分も周囲の風景に同化していくような、逆に途方もない異物となって弾き返されるような、よく分からない錯覚に捉われて、怖いのか魅了されているのか、これもまたよく分からなくなって、ただ息をひそめているしかなくなってしまうのですね。
　……と、この辺りに、とかく麒麟が旅先で野宿を好む理由がある、と申し上げればお分かり頂けましょうか（照）。

　ますます愛するマドモアゼル方。夜の中を続いていく道の、この風景を通して、
　　「今年もまた手に手を取って、煩悩の黄泉路をご一緒いたしませんか？」
　という隠された愛のメッセージをお受け取り頂けますと、麒麟も本懐を遂げた思いでございます。
　……こほん（照）。

　

　ＰＳ：　今週青鳥を下さった芥瑚方。この連休中に、サロンへとお返事青鳥をお届けいたします。
　　　　　ご自分宛の一羽を、どうぞお受け取り下さいますように…。

　

　仕事始めの日付変更線を越えた夜、今年初の虚海渡りで御前に戻って参りました。
　おお、心から愛するマドモアゼル方！　謹んで初春のお慶びを申し上げます。（まずは深々と伏礼）

　この休暇は、南方にてゆったりと獣形で過ごしたり、両親宅を訪れてさらに増量した猫のもなかにのけぞったり、と風のように過ぎた一週間でした。
　ですが、何故かは分からないのですが、その休暇のどこかで、気づかぬうちに見えない窓を開け放ったような、何か不思議な感じが今も残っていて、その幸福な感覚を保ったまま、こうして再びモニター越しにお逢いできることが、本当に嬉しく感じられます。（注：　決して妙な薬物を使用した訳ではございません）

　そして今年初めてのご挨拶をさし上げる前日に、キリ番オークションのご落札を賜ったことも、本当に大きな喜びでした。
　　＞　ご落札主となって下さったＭさま。後ほど居住まいを正して、正式な青鳥をお送りいたしますね。
　　　　 ご落札頂いて、わたしの方こそ本当に嬉しいです。どうぞもう少々のお待ちを！


　　　　　　　ああ、何だか今年も良い年になりそうな予感がいたします…（恍惚）。


　愛するマドモアゼル方。この新しい年が、それぞれの皆さまにとってより良い一年となりますよう、年の初めに心からお祈り申し上げます。そして、これまで頂いた新旧のご縁、これから訪れるまだ見ぬご縁にも、心からのご挨拶を申し上げます。
　

代理出演：　大福＠両親宅

　　ＰＳ：　年末年始に青鳥を下さった芥瑚方。サロンへとお返事青鳥をお届けしてございます。
　　　　　　どうぞご自分宛の一羽を、景麒欲…じゃなかった、景気良く捕獲なさって下さいませー♪
　　　　　　（愛機ハンキョが、いきなりこんな風に変換しました。新年早々、調教が必要な模様です）