本日はいつにもまして心を清め、身を高く侍して虚海を渡って参りました。
　なんとなれば、昨日１月３０日は、当サイト開設１６周年の記念日だったからでございます。

　……いやはや１６年ってあなた……（絶句）。

　なんだかよくわかんないけどサイト？作ってみたらさくっとできたからアップロード？しちゃったけどどうなってるのかな、まあいっか！ごはん食べよ！
　と、平日徹夜明けのぽーっとした頭で出勤の準備などをしていたあのときの自分に、「おまえはとんでもないことをしでかした。今生まれた子供が拉致当時の主上の御年に達する年月の間、このサイトを続けることになるのだよ」と無駄と知りつつ囁いてやりたい。
　「もっとましな嘘をつけこの悪い魔女め！」「貴様は眠り姫のつもりか！」と取っ組み合いになること確実です。

　何よりも申し上げたいのは、「この１６年サイトを続けてきて、嫌なことがひとつもなかった」という驚愕の事実です。
　まるっきり初めての二次創作、同じく初めてのサイト運営で、びっくりしたこと、困ったことはあったけれど、心から嫌な思いをしたこと、傷つけられたことはただの一度もない。インターネットを介したコミュニケーションの難しさがとみに指摘される昨今、これは本当に驚くべき僥倖だと思うのです。

　それが可能であった理由はただひとつ、「サイトをご訪問下さる方々に本当に恵まれたからだ」という一語に尽きます。
　折に触れて励ましたり気遣ったり、笑わせたりいたわったりして下さった方々から、多くのご縁を頂いたからこそ、こんなにも楽しく充実してサイトを運営してこられたのだと実感せずにはいられません。
　それこそサイト開設以来の１６年物のご縁、イベントでブースにいらして下さった方々、折々の通販をきっかけに、最近では原作新刊の刊行を機に新しいご縁を頂いた方々、すべての皆さまに、深くお礼を申し上げたいと思います。

　ご挨拶が一日遅れてしまった不埒者とは違い、当日を覚えていらしてお祝い青鳥をお送り下さった方々、本当にありがとうございます。また年明けに再開した通販の到着速報やご感想を下さった方々、合わせてお返事青鳥を以下３のツリーに分けてお送りしておりますので、ずいっとスクロールしてご覧くださいませ。
　そしてこちらをご覧のすべての方々に、改めまして心からお礼を申し上げます。すごーく幸せな気持ちです（照）。

　天山慶路・暁子　拝

　

＞由季子さま
　はい、あけましておめでとうございます！（笑）　そしてお祝いの青鳥も本当に嬉しく拝見しました。忘れずにいて下さってすごく嬉しいです。（もう記憶があやしくなってきたご老体のように、はて、今年はサイト開設何年だったかのう…と実際に指を折って数えないと分からなくなって参りました…）
　この一年が由季子さまにとって穏やかな、過ごしやすいものとなりますように。記念日のご挨拶に、改めまして心からお礼を申し上げます。


＞杏さま
　JK！　JKって！（身を折って爆笑）　１６歳…確かに女子高生だ…とにじんだ涙を拭いつつ納得いたしました。しかし異界から麒麟が迎えにくる気配はみじんもありません。あふれ出る煩悩がいけないのでしょうか。すでに異界の住人だからでしょうか。
　本当、もうびっくりするくらいの長いご縁になりましたよねえ…！（そうでした、昨年の１５歳記念には「反抗期？！」とお祝いを頂いて同じくひっくり返って大笑いだったのでした）
　そちらではもう梅が咲きましたか！　そうか、やっぱり暖冬なのですね。いい匂いがするんだろうなあ…すぐ春になるんだろうなあ…と、メールを頂いて一瞬、身体感覚が早春まで進みました。
　女子高生記念のご挨拶（笑）に、深い感謝を込めてお礼を申し上げます。
　追伸：大分回復なさったご様子、本当によかった！


＞和歌月さま
　忘れずにいて下さって、そしてお祝い青鳥までお送り下さって、本当にありがとうございます♪　はい、今年もこうしてお礼を申し上げることができて、わたしもしみじみと嬉しい…。
　原作の新刊、そうなのですよね、ゆっくりと味わいながら読み進めていると伺うことが多く、どのタイミングで出しても一長一短（？）になってしまうので、もうサイト上につたない感想を書くことよりも、新刊が出た！という喜びそのものを皆さまと分かち合う方がずっと楽しいし意義深い！という結論に至りまして、なのでこのまま行かせてください（笑）。（すでにご存じのように、感想とか考察がものすごく下手なタイプです！）
　今年は暖冬とはいえ、気温の変化が激しかったり新種の病気が発生したりと、大変な季節になってしまいました。和歌月さまもどうぞご自愛の上、無事最終巻まで辿りつかれますように…！

　

＞ちょこさま
　どこかの世界のあなたとわたし…（恍惚）。遠距離から小さな的を射貫くようなこのフレーズを頂戴できたのですから、役目を終えた青鳥が姿を消したのもごく自然なことではないかと。
　ラブレターの代わりに小説を使う。大変古典的で、なおかつ賭けの要素もはらむものでありながら、当たったときの浄福感も大きいと実感しています。XXX。（あの漫画は高校のときの学級文庫だったよ！）


＞stillさま
　かくも深刻な主上不足…！（笑）　「陽子」のお名前が連呼されるお便りを、思わず笑いをこらえつつ拝見いたしました。欠乏症のサプリメントには少し小さいかもしれないのですが、お手元でお楽しみ頂ければ何よりの喜びです。到着速報、ありがとうございます♪
　あの週末、そちらはやはり雪になりましたか。東京では積もることこそなかったものの、灰色の空から小さな切片が覆うように降ってくる、というあの冬独特の風景を見ることができて、なんだかほわあ…！という気持ちになりました。（冬の間に少なくとも一回はこういうのが欲しい）
　シベリア鉄道はですね！　実はイギリスから帰国するときにせっかくだから…！とうきうき計画を立て始めたところに、「ずっと座りっぱなしだよ。こっちの方が面白いよ」と中東漫遊コースを提示され、この不埒者め何をちょこざいな…！とうかうか挑発に乗ってしまったところ、むしろ素晴らしい経験になってしまったという妙な思い出があります。（今はもう行けないシリアとか…）
　いずれ機会もあるでしょうから（なかったら掴みに行く）、そのときを楽しみに、今回は修学旅行（笑）として楽しんで参りますね。
　本当に、何やら落ち着かないニュースの飛び交う今日この頃ですが、stillさまもどうかご自愛下さって、温かくしてお過ごしくださいね。

　

＞もしゃさま
　記念すべき人生初の同人誌！にお選び頂き、まことにありがとうございます（深々と伏礼）。大丈夫かな…楽しんで頂けたかな…といまさらのように気をもみつつ、すごく嬉しいです。本、作ってよかった！
　そうですよね、手触りといい重みといい、紙の本って他に代えがたい存在感がありますよね。コレクションの端っこに加えて頂いたことに重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございます♪


＞１/２３に到着速報を下さったA・Kさま
　無事にお手元に届いてよかった♪　お知らせ頂きましてありがとうございます。はい、お手元でお楽しみ頂けたら、本当に幸せです。
　サイトの方も、長年の間に（予想やら思惑やらを軽々と超えて）いろいろなページが積み重なっておりますので、お時間のあるときにお好きな場所で楽しんで頂ければとても嬉しいです。
　こちらこそ、ありがとうございます♪


＞１/２７にご感想を下さったS・Yさま
　お手元にきちんと届いて、そして楽しんで頂けたと伺って、心からほっとしました。ありがとうございます♪
　明記はしていない他の作品とのつながりも読み取って頂けて、おお、照れくさいけどすごく嬉しい…！　最後の一話は、前二話をウェブ上に掲載したときから舞台裏にあったものなのに、どうして表に出すのがこんなに遅くなってしまったものか…と今になって首をかしげているのですが、ちゃんとお届けできて本当によかった。（なのでファイルの仮題は長い間「卵の番人」でした…卵は登場しないのに…）
　感想を書くのは難しいというお気持ち、すごくよくわかります。にもかかわらずこうして送って下さったこと、そこに費やして下さった時間とお気遣いに改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます♪

　

＞R・Kさま
　まことにまことに遅ればせながら、やっぱりあけましておめでとうございます！
　本当に、昨年は原作新刊というなかば諦めていた華胥華朶の成った年でございました…。そして今年は楽俊イヤーという！（笑）
　新年からの温かいお気遣い、本当にありがとうございます。今年はオリンピック関連でイベント開催が変則的なため、いつものように５月というのは難しいのですが、それが落ち着いたころにまた、本を作れたらいいなあと考えています。
　はい、こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたします♪


＞ななえさま
　胸がほう…となるようなご感想青鳥、本当にありがとうございます。途中何度も目頭が熱くなり、細部にまで目を留めて下さったことに深い感謝を覚え、「アンタ悪いお人や…！」で笑いとコーヒーにむせて窒息するかと思いました。
　そんなにも楽しんで頂けましたのなら、わたくしめも本望でございます…！（笑）
　あのときイベントでお会いできたこと、わたしにとっても本当に素敵な思い出になっています。いらして下さって本当に嬉しかった！（そして書いてきて下さったお便りに泣かされたことも、嬉しく温かく記憶しております。わたしも大切にいたしますとも！）
　恭の主従、実はあの書き下ろしとウェブ上の「金色の翼に乗って」のどちらを入れるか迷ったのですが（全然ベクトルが違うので一緒はためらわれた…）、野菜と同じく新鮮な方がよろしいだろうとこちらを採用することにしたのでした。そしてお便りを頂いて、正解だったと（一方的に）確信しました！（笑）
　生来、読書感想文に向かないたちで、原作からいろいろと感じるものはあってもそれを考察などの論理的な形にするのが不得手で、だからこういう形式で感じたことを形にするのかな、と思うことがあるのですね。それを楽しんで頂けたら、もう本当に望外の喜びです。
　こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いします、の気持ちを込めて、新年最初の飯テロ（？）を愛とともにお送りしたいと思います。
　

オーヴェルニュの市場のチーズ屋さん。圧巻の品ぞろえ。

　

＞６日にお便りを下さったK・Iさま
　そのまま頂いては罰が当たる…！というくらいにもったいないご感想、まずは心の神棚に上げて気持ちを鎮め、拝礼の後にお礼に参上しました。本当にありがとうございます。ひょえー。
　もしかしたら過去の雑記までご覧下さったのかな、とありがたく思われるくだりもあって、今でもやっぱり「日本語って難しー！」と頭を抱えることがしばしばなのですが、それ以上に書くことが楽しく、こうしてメールを頂けて、続けてこられてよかったなあと素直に思います。すごく嬉しいです（照）。
　今年はオリンピックで会場や日程の変更があり、イベント参加はどうかな…と悩んでいるのですが、楽しんで頂けていると伺うと、新しい本を作りたい気持ちが現金に湧いてきます。はい、サイトはずっとこのままですので、お好きなときにお好きなページで、楽しんで頂ければ本当に幸せです。
　改めまして、素敵なお便りをありがとうございます♪
　追伸：　その後、頭痛は良くなられましたでしょうか…？（はらはら）


＞名もなき周辺の人々の内の一人さま
　新年という機会に思い切って初めてのメールを下さったのでしたら、新年に何重もの意味で感謝しなくては！（そしてようやく刊行された原作新刊にも！）
　一からお読み下さったと伺って、では初期のつたないあれもこれも、再びご覧下さったのか…！と恥ずかしさに頭を抱える一方で、時間をかけて下さったことが本当に嬉しく、心からお礼を申し上げます。（サイト開設以来というと、おお…ものすごい長さのご縁ではありませんか！）
　こんなにありがたいお便り、お目汚しなどと仰ってはわたしが泣きます。ひっくり返って泣きわめきます。付き合いが長くなればなるほど、メールのようにアクションを起こす機会はつかみづらくなるのではないかと思う中、こうしてお送り下さったメール、大事に大事に読み返したいと思います。
　深い感謝を込めて、そして今年が貴女にとって素敵な一年でありますように、心から願っております。

　

＞年末に到着速報を下さったT・Kさま
　年末にもかかわらず、素早くお手元に届いて本当によかった！　お知らせを頂いて本当にありがとうございます♪　情緒…（照）があるかどうかは大変心もとないのですが、楽しんで頂けたと伺って、本が完成したときのあの気持ちを新鮮に思い出すことができました。
　再販は、そうですね、機会がめぐってきたときに、と考えています。こうして惜しんで頂けるのは書き手にとってすごく光栄なことですので、なるべく…！
　こちらこそ、心からお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます♪


＞杏さま
　あけましておめでとうござ…って杏さま！　年末にそんなことになっていらしたとは！
　もうだいぶ回復なさった頃でしょうか。おお…。しかしあれです、年末の内に厄落としを済ませて新年をお迎えになられたと思えば、今年はもういいことしかない！　間違いない！
　ストリートピアノ、あちこちで見かけるみたいですよね。昨年の放浪でも、駅の構内に誰でも弾けるピアノがあって、 いろいろな人が楽しんでいるのをこちらも楽しませて頂いたのを思い出しました。杏さまもピアノ、お弾きになられるのかな？
　お風邪がとっとと去ってよいお正月をお迎えになられたこと、そしてこの新しい年が光のようであることを、心から願っております。今年もどうぞよろしくお付き合いを…！


＞シロン葉の紅茶さま
　あけましておめでとうございます！（とこの日付になっても堂々とご挨拶する）
　奥多摩の紅葉、愛でて頂けて何よりでございます。晩秋もさらに終わり近くの平日、どこか物寂しいような、それでいて静かで穏やかな雰囲気はもしかしたらあのときだけのものだったのかもしれないのですが、単にいいとこみっけたー♪というのではない、何だかすごく心に残った一日でした。
　新しい年になって、今年は特にいろいろなことがある一年になると思うのですが、お便りで綴って下さった通りの一年になるように、わたしも心がけていきたいと思いました。年の初めのお守りにしたいようなお便り、本当にありがとうございます♪

　

　たとえ松の内を過ぎようともその年最初に申し上げるご挨拶はこれである、という精神にのっとり、あけましておめでとうございます！
　皆さま、のんびりとお正月休暇をお過ごしになられましたでしょうか。年末年始にはものすごーく嬉しいお便りをいくつも頂き、これはじっくりお返事をさし上げなくては…！と大喜びで虚海を渡って参りました。本当にありがとうございます♪
　そしてじっくり腰を据えるその前に、まずはこちらを…と思い、通販を再開して参りました。ご希望の方がいらっしゃいましたら、正面玄関右上の「イベント＆通販」のページからお気軽にお申し込み青鳥をお送りくださいませ。
　現在の既刊は『三つの愛』の一種のみ、「残部やや少」となっておりますので、ご参考頂けると幸いです。

　この三連休中にまたお返事青鳥をさし上げに参りますので、お心当たりの方々、もう少々お待ち下さいね。そして、「無印良品のボアフリースパンツはびっくりするほどあったかい」というささやかなライフハックを御前において、謹んで舞台裏に引っ込む次第でございます。
　注）　ただしお正月に猫のいる家でこれを着ていると、ごろごろ言いながら膝の上に陣取られた挙句、ふみふみされたりぱっつんぱっつんされたりで猫の毛まみれになります。（実験済み）