愛するマドモアゼル方。
　恒例の出奔を数日後に控え、粛々と出立のご挨拶に参上いたしました。…が、その前に。

　昨日夕方から午後にかけて、サイトの公開を一時停止していたため、「ええっ？！」とびっくりなさった方々がいらしたこと、ご心配をおかけいたしました。（深々と伏礼）
　詳細はＢＢＳにてお話しした通り、使用しているＰＣが「Security Tool」というマルウェアを貰ってしまい、駆除を終えて安全が確認できるまで、万が一のためにサイトを停止していました。
　考え得る限りのありとあらゆる処置をして、現在では無事元に戻っております。
　その際に参考にしたリンク先や詳細などを下に記しておきますので、皆さま方の安全なＰＣ環境と煩悩のセキュリティのため、必要な場合にはどうか参考になさって下さいませ。


　「一晩くらいの不通なら、ご訪問下さる方々にもさほどご心配はおかけしないだろう」などと考えていた麒麟の頭は、復旧直後のサロンとメールボックスによって、ハリセンの連打に見舞われました。
　ただ驚くだけではなく、まさか突然の閉鎖？！とお思いになった方々もいらしたと伺い、ああ、そのようなご心配をおかけしていたとは…！！（ひたすら悶絶）

　……お聞き下さい、心から愛するマドモアゼル方。
　最長クラスの連載をプレビューに乗せ、来年５月には過去最多ページ数の新刊を予定している煩悩に、
のんびりサイトを閉鎖している余裕など皆無でございます。

　もし、この先のいつか、閉鎖の可能性があるとするならば、それは：
　　　１）　リアル蓬莱ライフに絶体絶命の事態が生じた
　　　２）　すべての煩悩は書きつくした、わが虚海人生に一片の悔いなし！
　という２つだけでございます。そして現在のところ、そのどちらも兆しすらない（笑）。

　こんなにも多くの嬉しいご縁を頂いておきながら、何も告げずに失踪するなどという不義理をしたが最後、わが師と仰ぐアルセーヌ・ルパン＆長谷川平蔵、そして頑丘に、未来永劫顔向けできなくなります。
　愛するマドモアゼル方。どうかご安心下さいませ。


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　さて！　愛する方々！
　先日お知らせしたように、９月３０日（木）から１０月１４日（木）まで、麒麟は例によって遠方の地へと出奔して参ります。 その間には季節も移り、再びお目にかかる頃には深まる秋のさなかでしょう。
　ですので出奔前に秋を先取りすべく、正面玄関に新しい風景をお届けいたしますね。

　昨年の放浪で出逢った、夕暮れの墓地の風景。特徴的なケルト十字架のシルエットが、夕焼けの中に浮かび上がり、ちょうどその真上に小さな月が昇っているのがご覧頂けるでしょうか。
　こうした辺境の風景の中を通って、来月半ばには無事に虚海に戻って参ります。
　愛するマドモアゼル方。心身と煩悩を綺麗さっぱりリフレッシュして、帰山のご挨拶とともに再びお目にかかれることを、心から楽しみにしておりますね。
　では、行って参ります♪（大きく手を振りつつ）

　暁子　拝

　

「Security Tool」：
　昨年末から今年始めにかけて流行ったＰＣウイルスで、一時沈静化したものの、先週末に再び新しい感染拡大が見られたとのこと。（ごく普通の会社の広告バナーを介して広まったようです）
　それまで使用していたマカフィではまったく感知できず（！）、幾つかの応急処置の後、ウイルス検出率の高さに定評のあるカスペルスキー（９月１７日発売の最新版）に切り替えてフルスキャン。
　サイトには問題は見られなかったものの、念には念を入れて、
　　・　サイト転送用のＦＴＰファイルのパスワード書き換え
　　・　ウェブ上の全ファイルの削除→安全なファイルとの総入れ替え
　を行いました。

　◇きのこ堂日記：　security tool というマルウェア（ウィルス）との格闘記
　　　ttp://chibanikki.kinokodo.net/?eid=987224　（先頭の h を抜いてあります）
　　　　　　削除の経緯が詳しく書いてあり、とても参考になります。いったん落ち着いたように見えても気を
　　　　　　抜かず、複数のソフトによる確認をくり返す必要性がよく分かり、これをがっつり実行しました。

　◇無題なブログ：　ガンブラー（Gumblar）ウイルスからパソコンを守る"６つの対策"
　　　　ttp://blogs.yahoo.co.jp/noooo_spam/59360050.html　　（先頭の h を抜いてあります）
　　　　　　こちらはセキュリティ・ソフトの種類、自サイトの有無に関わらず、ＰＣをお使いのすべての方々に
　　　　　　お勧めしたい「６つの対策」。簡単にできる予防策として、どうぞご参考下さいませ。


　「カスペルスキー・インターネット・セキュリティ２０１０」のパッケージに印刷された、カスペルスキー博士。
　これまでただのおじさんとしか思えなかったその顔が、今ではこの上なく神々しく、背後からまばゆい後光が射して見えます。

　

　ここ１０日ほどばたばたしていたせいで、先週末は失礼をいたしました。（深々と伏礼）
　諸事ぎゅーぎゅーの煩悩シアター舞台裏より、まずは休暇届を携えて参上いたしましてございます。

　秋といえば放浪の季節。……愛するマドモアゼル方。
　９月３０日（木）から１０月１４日（木）まで、麒麟は例によって遠方の地へと出奔して参ります。
　くーっ！　この時をどれほど待ったことか…！！！

　あれほど楽しく親密な２ヶ月の夏祭りをご一緒した後で、皆さま方と離れねばならぬというのは、後ろ髪どころか髪の毛で宙吊りになりそうなほど切ないことなのですが、いや、これもまた天の与え給うた愛の試練。
　リフレッシュした心身と煩悩を携えて、来月の半ばには元気に戻ってくることをお約束したいと思います。
　……が、質草もなしに出奔するわけには参りますまい。

　という次第でして、愛するマドモアゼル方。
　本当は出奔の後にお届けを、と思っていたブツを、無事に虚海に戻ってくるための質草として、御前に提出したく存じます。
　今月の初めに美しいフィナーレを見た、「蓬莱芥瑚生息調査・リターンズ」。
　そのレポートの一部を、本日更新いたしました。

　総票数とコメント数が物語る通り、ものすごい量と長さ（！）のレポートですので、残りはまたゆっくりと、帰国の後にお届けしたいと思います。それまではどうぞ、冒頭部をお楽しみ下さいますように…。


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　どうせばたばたなら、もうひとつばたばたしたところで大差はあるまい！　と、先日文字通りのタッチ＆ゴーで両親の家を訪問して参りました。目的はもちろん、新しい家族となった仔猫・あずきとの初のご挨拶。

　ベッド代わりの籐籠の中から、ひよひよと這い出してきた姿を見たときには、あまりの小ささと細さに衝撃を受け、「あかん…！こらあかんわ…！」と目の前が真っ暗になったのですが、よくよく考えてみれば、もう随分長い間、仔猫に触れる機会がなかったので、単に目が慣れていなかっただけという（笑）。
　「仔猫っていったらあなた、これくらいの大きさが普通よ」と、猫歴何十年の母に笑われてしまいました。

　……そうですね、ママン。
　なんてったって、先代猫のもなか＠７．５キロの朝青龍を見慣れていましたからね。（しみじみ）

　あずきを拾ってきた父からも話を聞いたのですが、あのときその場には、あずきの兄弟たちもいたそうなのです。けれど、父の姿を見てぱっとくもの子を散らすように隠れてしまい、あずきだけがよろよろと父の方に近寄ってきたのだとか。
　「本当は一匹残らず連れてくるつもりだった」と父は申します。
　「同じ境遇にいる猫たちの中で、たった一匹だけを拾って安楽な生活を与えて、『この子は幸運だった』と思うのは傲慢であり、そういう言い訳は許されないと思う。だから全部を引き受けるつもりだった」と。

　なんという天晴れなお覚悟…！　それがし、心底感銘を受けましてございます…！！

　と涙を拭いつつ、心を込めて父に肩揉みを捧げたひとときだったのでした。
　そして、「雑記に乗せるので、とれたてもぎたてフレッシュな一枚をお願いします」と母にメールを打ったところ、つい先ほど届いた一枚がこちらに。
　

遊び疲れて昼寝中のあずき＠お近づきの印にプレゼントした新しいベッド

　

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　昨日辺りからいきなり冷え込み始め、これじゃ体調を崩すなという方が無理な話だよ！というお天気ですが、心から愛するマドモアゼル方。どうか今週末も、よい休日をお過ごし下さいますように。
　来週、できればもう一度、出奔前のご挨拶に参りたいと思います。
　愛を込めて。ＸＸＸ。

　

　もしかしてあの酷暑はほんとに虚海の夏祭りと関係があったのか、と真顔で思いたくなるような絶妙のタイミングで、さくっと秋がやって参りました。……ああ、マドモアゼル方！

　　　　　　クーラーを入れずに眠れる夜が、これほど素晴らしいものだったとは！！！


　そして涼しさの中で味わう祭りの余韻は、これまた何とも寂しい心地なのも事実なのでして、ちょっぴりため息をついてみたり。
　……しかしながら、愛するマドモアゼル方。
　この２ヶ月間、麒麟もただ漫然と王気を貪っていたわけではございません。
　衝立裏で、膨れ上がる煩悩と熾烈な戦いをくり広げ、これを抑え込もうと渾身の力を尽くし……

　そして大敗した結果が、今日のNovelページのプレビューでございます。

　１００万打リクエスト作品、『百年譜』。……骨組みを分割した段階では、確かに全３章の予定で間違いなく、事実ご注文主にも超真顔で、「全３章となります」と青鳥をお送りした覚えがございます。
　しかるに目測を３倍以上外す、という失態はさすがの元へっぽこアナリストにも経験がなく、愛用のセルフハリセンも折れまくりといった感が。
　たまには…　たまには一度くらい、びしっと格好よく予測を決めてみたいのにー！（涙）

　という次第でして、愛するマドモアゼル方。
　この常世版・「世界の車窓から」、生息調査のレポートや秋の出奔を終えた後、並行する新刊の準備と重なって、お届けはまだ先のことになるのですが、映画の幕間の予告編として、お受け取り頂けると幸いでございます。深々と伏礼。


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　そして今日は、嬉しい出来事をひとつ、お話ししてもよろしいでしょうか。

　両親の家に、かつては猫カフェのごとく３匹も群れ集っていた猫たちが、順番に去っていってしまってからおよそ一年。それまで何かと猫との縁が途切れたことのなかった家だったのですが、くり返された別れがあまりに辛く、もう次の縁は来ないんだろうな…と傍から見ていても、そう思えるほどでした。
　ことに最後の猫、もなかとの縁がひときわ深かった父は、何ひとつ語らない分、その心中を思うとこちらまで辛くて仕方ありませんでした。
　……しかしながら猫の神さまは、いったん猫の友となった人間を手放すことはなさらなかったのでした。

　自宅をオフィスとしている父は、早朝と夕方、気分転換に長めの散歩に出ることを日課としております。
　そうして９月に入ったある朝のこと。いつものように川縁を歩いていると、そこに忽然と、まったくもって忽然と、仔猫が現れたというのでございます。（←父・談）
　近づいても逃げる様子を見せないその仔猫は、まだまだ本当に小さく細く、暑さでふらふらしている様子だったといいます。

　かくて散歩から帰ってきた父に、「おかえりなさーい♪」といって振り返った母は、びっくり仰天。
　父の胸にしがみついている白い塊を見て、「ほんとにピグミー猿かと思った」そうです。
　……そしてこちらが、そのピグミー猿。
　

名前は「あずき」。推定３ヶ月のマドモアゼルです。

　本当に偶然なのでしょうが、父の愛したもなかにそっくりの模様と顔立ちで、手の平にのってしまうくらい小さなことから、「あずき」という名前になりました。
　静かなおっとりとした性格の女の子で、新しい環境にも少し馴れて、顔つきもしっかりしてきた様子。
　何より、「ほんとにピグミー猿のように、いつも父の肩や足にしがみついている」という話を聞くと、ちょっと涙ぐんでしまうくらい嬉しかったりします。

　放浪の前に一度、時間を作って初めてのご挨拶をしてこようと思っています。
　もう何でもいい、どんないたずらっ子に育ってもいいから、新しい家で幸せになってくれたら嬉しいと心から願わずにはいられません。

　秋の訪れとともに舞い込んできた嬉しいニュースをひっそりとお届けして、皆さまにも週末のご挨拶を申し上げたく存じます。
　ようやく涼しくなった９月の週末。愛するマドモアゼル方、どうぞよい休日をお過ごし下さいますように。
　ＸＸＸ。



ＰＳ：　青鳥を下さった芥瑚方。週末にお返事青鳥をサロンにお届けいたしますので、どうぞご自分宛の
　　　　一羽をさっくり捕獲なさって下さいねー♪

　

　７月最初の週末からちょうど２ヶ月、『蓬莱芥瑚生息調査・リターンズ』と銘打った夏祭りの扉を、先ほどしずしずと閉ざして参りました。
　
　もともとは…といえば、あれはイベントの後のお茶の席だったでしょうか。
　「生息調査、あの頃はまだご縁がなくて参加できなかったの」と仰る芥瑚方がいらして、「およ？！ご参加をご希望でしたか？！」と驚いたこと。
　そして、その前後に頂いた幾つかの青鳥でも、「また何か企画があれば、ぜひ参加したいです」と囁いて下さる声があり、むむ、それではいつか機会があれば…と思ったことが、ずっと心に残っていました。

　とはいえ、本家本元で大きな動きのない比較的穏やかなジャンルでもあり、きっと前回よりもずっと規模の小さな企画になるだろう、だとしたら長期間の開催でも大丈夫だろう…というのが、何と申しますか、こう、偽らざる心持ちであった次第なのでございます。
　而して現在、閉場直後の心持ちは……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿呆の頭上にハリセンプリーズ。



　そんな予想を虚海の彼方にふっとばし、今回の企画は期間・票数・コメント数ともに、当サイト史上最大の催しとなりました。
　これにつきましては、もう女怪方の情愛の深さ、そして瞬発力と持久力を完全に読み誤っていたとひれ伏すより他 ありませぬ。（おお…）
　この先も楽しみながらサイト運営＆オフライン活動を続けていく上で、この二ヶ月間、どれほど大きなエネルギーを頂いたことか！

　お寄せ頂いた票＆コメントは、後ほどしっかりとレポートにまとめ、後日改めてお目にかけたく存じます。
　何分、非常な量と長さ故、少し時間を頂くことになるかと思うのですが、楽しかった二ヶ月間をもう一度辿り返して楽しみつつ、編集に励みたいと思います。
　どうぞゆったりとお待ち下さいますように…。


　まだまだ残暑が厳しい季節ですが、陽射しは確実に短くなり、秋が近づいてきているのを感じます。
　秋、と申しますと、皆さま方もご存じの通り（笑）、放浪魂を抑え切れなくなった麒麟が辺境に出奔したり、衝立裏で精進潔斎＠次回の新刊準備が始まったり…と、煩悩の虚海でもあれやこれやが目白押しの季節でございます。
　それらは後ほど少しずつお知らせするといたしまして、愛するマドモアゼル方。

　ひと夏をご一緒下さったことへの心からのお礼、そしてひとつひとつのご縁への感謝を込めて、モニター越しに閉場のご挨拶を申し上げたく存じます。
　こんなに暑く楽しい夏があっただろうかと思うほど、素晴らしい、忘れられないひと夏でした。
　ありがとう。大好きです（照）。


　愛を込めて
　暁子　拝


　

　今年の夏は、実に１１３年ぶりの酷暑であったとか。

　而してこの２ヶ月間を振り返るとき、麒麟はしみじみ思うのでございます。
　にもかかわず夏バテひとつせずしゃっきりと、１日５食でもりもり過ごせたのは、これすなわち虚海の彼方から怒涛の如くお寄せ頂いた女怪の愛、その御加護のおかげに他ならないのだと。

　愛するマドモアゼル方。
　７月始めから２ヶ月、この記録的な猛暑の夏をご一緒して頂いた『蓬莱芥瑚生息調査・リターンズ』も、この週末、５日（日）２４：００をもって、シンデレラのごとく閉幕となります。
　そこで本日は、新しく「フリー・スペース」なる項目を付け加えて参りました。

　長きに渡るご参戦を振り返り、万感の一句をお寄せ下さるもよし。
　晴れやかな完走宣言とともに、ダメ押しの愛を叫ばれるもよし。
　普段は恥ずかしくて言えなかったことを、耳元でそっと囁いて下さるも素晴らしく……

　　　　　　　　　　　　　　　つまり、夏祭りのフィナーレ的自由領域なのでございます。

　ささ、芥瑚方。残る２日間、合わせてこちらをご自由かつお気軽にお使い下さいませ。
　もちろん、既存の項目へのひとぽち＆コメントも、閉場の瞬間までばっちり有効でございます。
　この２ヶ月間、モニター越しに皆さまとコミュニケーションできることが、いつにもまして本当に幸せだったことを思うと、ささやかな夏祭りも最後までお楽しみ頂ければ…と感謝を込めて願わずにはいられません。

　日曜深夜、閉幕のご挨拶とともに再びお目にかかるまで、愛するマドモアゼル方。
　どうぞ最後までご参戦をお楽しみ下さいますように。ＸＸＸ。