大晦日のご挨拶を申し上げます、親愛なるマドモアゼル方。
　今年は本当に、常にもましてあっという間の一年でございました…。（しみじみ）
　改めまして、サイト開設以来のご愛顧に深い感謝を申し上げますとともに、皆さまの新年のご多幸を心からお祈り申し上げます。
　自然・人的、ともに災害の多かった今年とは大きく変わって、明るく優しい年となりますように。

　さて、本日大晦日は、初めて小説更新のお休みを頂きました。これはストックが尽きた…わけではなく（笑）、来月半ばから始まる予定の、とある催し物のための数合わせ、でございまして…。（と申し上げると、もうばれちゃいますね（笑）。てへ）
　ですが、ご案じなさいますな！　…その代わりと致しまして、Winter Special 内に爆弾を置いて参りました。
　かつて『サロン・ド・芥瑚』の期間中、局地的なご要望にお応えして、史上最短の６日間のみお目見えしていた愚妹の暴言集… でございます…。
　サロン議事録をご披露したからには、最後まで身体を張って笑いを提供するのが麒麟の勤め。
　年末の笑い納めとして、どうぞ笑ってお見逃し下さいますよう…。（←恐ろしさのあまり、すでに涙目です）

　そしてWS内にもうひとつ、お知らせと申しますか、新年の煩悩的抱負（笑）などを綴って参りました。
　こちらも併せてお楽しみ頂けますと、とても幸いに存じます。


　――さて。この大晦日の更新をお届けした後、管理人は本当に久しぶりに両親の家に帰り、サイト開設以来の無沙汰と不義理を、五体投地で詫びてこようと思います。
　ＢＢＳでも少し触れたのですが、南方で予定していた年越しを切り上げて帰国したのは、ひとえに母＠京女の勅命ゆえでございました…。
　「暁子さん。あなたが前回、こちらに帰ってきたのはいつでした」
　「……」
　「最後にこちらで新年を迎えたのはいつだったか。言えるものなら言ってご覧なさい、わが娘よ」

　――京女の関東言葉ほど恐ろしいものが、他にありましょうか？（涙目）
　「じゃ、帰ったらお年玉、くれる？」などと可愛くボケる余地はどこにもなく、かくして強制送還が決定。
　ですが、転んでもただでは起きないのがビッチの矜持。ここはひとつ、学生時代よろしくあらゆる物品を漁り、略奪の限りを尽くして煩悩の虚海に舞い戻ってこようと思います。
　すでに父には滞在の間、何も聞かずに愛用のＩＢＭを貸してくれるように交渉済み（笑）。サロンにも滞りなくご挨拶に伺う予定でございます。
　そして年明けには新しいトップ写真、及びフル・ヴァージョンのNovel予告とともにお目にかかりますね。

　それでは皆さま、今年最後の伏礼とともにご挨拶申し上げます。
　どうぞ穏やかで良いお正月をお過ごし下さいますように…。
　

良いクリスマスの週末をお過ごしになられたでしょうか、マドモアゼル方？
　久しぶりの休暇で羽根を伸ばしたところ、うっかり煩悩までのびのびと広げてしまい、突如振ってきた全４章の物語を休暇先でさっくりと書き留め終えた麒麟より、心からのご挨拶を申し上げます。
（恐れ多くも泉鏡花の戯曲からタイトルを頂いたこの作品。さらに恐れ多いことに指定付き、でございまして…（汗））

　先週末はＢＢＳのみならず、水面下でもたくさんのクリスマスのご挨拶を頂きました。また、年末にはＰＣを離れるマドモアゼル方からも、年明けまでのお留守のご挨拶が…！
　――しばし涙の海に溺れましてございます。
　皆さま。心のこもったご挨拶、本当にありがとうございました。そしてお出かけのマドモアゼル方。年明けに再びお逢いできることを、楽しみにお待ち申し上げておりますねー♪　（←手を振っておりまする）

　さて本日は Winter Special 内に、今年５月に開催された『サロン・ド・芥瑚』の全議事録を、冬休みの読み物として加えて参りました。
　サロン以降に初めて拙宅へおいで下さったマドモアゼル方。こちらをご覧頂きますと、
　　　「何故ここのＢＢＳはサロンと名づけられているの？」ですとか、
　　　「時折ＢＢＳで重朔がお給仕をしているのはどうして？」だったりですとか、
　　　「そもそも何ゆえに天山の管理人は麒麟なのか？」 などなど、
　諸々の疑問の答えを見つけて頂けるかと存じます（笑）。
　また、二回目の投票で一位を頂いた『水上の音楽』も、こちらサロンの会話から誕生した作品でした。

　編集しながら、お懐かしさに思わず落涙しそうになることもしばしば…。
　愛と勢いだけを携えて開催した社交場。今振り返りますと、あれは未知への挑戦でございました…（遠い目）。 サロンを経て、当サイトの何かが確実に変化したような気がいたします。
　当時ご参加下さった芥瑚方、閲覧して下さったマドモアゼル方。どうぞあの熱気を今一度ご堪能下さいね。
　そして皆さま。次回サロン開催の折には、「そうか。こんな風に気軽に飛び込めばいいのね…」と、さっくり社交の輪の中へ加わって下さることを、給仕役を勤めた管理人も心から楽しみにしております。

　そして最終週末の頁でまとめました、「サロン･リクエスト」。
　こちらは投票その他のリクエストと合わせ、『三つの前奏曲と一枚の絵画』 という総題の下、全４話５ファイルの連作集として書き上がっております。
　来年のまだ寒い内に、お手元にお届けする予定ですので、どうぞもう少々お待ち下さいましね。

　――次回サロンはいつ頃開催しようかと、来年に思いを馳せる懲りない麒麟＋蒼猿が、ここに一匹ずつ。
　書き留めた４章にちょこちょこと手を入れつつ、次回のオークションも落札間近だと思うと、こちらもわくわく。
　嗚呼。年末年始にも、煩悩は尽きません…。（うっとり）
　

おはようございます、皆さま。
　愛機ハンキョを連れて南方に到着した麒麟より、主のマドモアゼル方へ、朝のご挨拶を申し上げます。（素行 不良のビッチにも、無事クリスマス休暇が参りました…（ほっ））
　まずはトップ・ページに、本日から開設の 『 Winter Special 』。こちらに季節のご挨拶を添えて 、皆さまにカードをお送り致しました。
　今年一年の感謝の印として、ささやかではございますが、どうぞご笑納下さいましね。

　そして前回タイトルを伏せていた今週の更新。…実はこのようなネタばらしの怖れがございました（笑）。
　賓客二人が主役なら、いつもの二人はまったく姿を見せないのか？というと、そこはそれ。どこまでいっても拙宅は「天山慶路」であるのだな…と、妙に納得がいった管理人でございます。（←そういう問題なのか）
　気忙しい時期ではございますが、マドモアゼル方もおすこやかに麗しく、どうぞ楽しいクリスマス及び冬休みをお迎え下さいますよう…。



　クリスマスは、家族の絆を暖め直す季節とも申します。そこでこの場をお借りして、約二名に私的青鳥を…。

　わが妹、Ｔ嬢。あなたにここのＵＲＬを知られたのは痛恨の極みでしたが、その容赦のない突っ込みと忌憚のない意見は、姉にとってはいつも傾聴に値する天の声です。
　それはそれとして、１０月１０日の雑記で約束してくれた「台輔の絵」はいつ届くのか。
　お待ちのマドモアゼル方もおいでだと、ちらほらお便りを頂いています。…愛する妹よ。
　姉も手ぐすね引いて待っています。

　そして相棒のＳ君。一年前のちょうど今頃、蝕＠十二国記に巻き込まれつつあるわたしの煩悩に、
「君のメールや雑記はいつも、どうでもいい部分が非常に面白いから、他にも何か書いてごらん」
　とあなたがとどめの一言をくれなかったら、サイト開設の日はおそらく来なかったでしょう。
　わたしとは守備範囲の異なるあなたの趣味の広さにも、すべてを知りつつ何も言わない武士の情けにも、大きく助けられました。とても感謝しています。…でもやっぱりこれだけは譲れません。
　あなたの好きな映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、わたしの歴代ワースト１です。

　――暖め直すはずの絆が、何やら正反対の方向へ向かっていく気も、しないではないのですが。
　

師走もいよいよ押し迫る今日この頃。管理人の生活も、いよいよ混迷の度合いを深めて参りました…。
　ならば普段は規則正しいのか？という疑問はさっくり無視いたしまして、本日はすがすがしく朝からの更新。
　おはようございます、麗しのマドモアゼル方。

　さて、まずはリンクにお客さまをお迎えいたしました。景陽小説サイト、Smack.さまでございます。
　一年前に初めて十二国記を知った管理人が申し上げるのも僭越なのですが、当初から新刊を待望なさっておられるマドモアゼル方のお心は、いかばかりの悩ましさか…（嘆息）。
　ですが、ご案じなさいますな。こうして次々と新しいサイトさまがお姿を現され、リンクにお客さまをお迎えできる喜びは、やはり何ものにも代え難いものがございます。しみじみ。

　そして今週末の予告なのですが、これも冬休み企画の一環として、やはり少しばかり珍しいお客さまをお迎えしております。
　タイトルをお知らせすると、かなりの確率でネタばれの怖れがございますので（笑）、週末までもう少々お待ち下さいましね。
　同じくトップ･ページには、今週末から冬休み限定で設置予定の、別室のご案内を出して参りました。
　冬休み巡回図書館、とでも申しましょうか。こちらにも順を追って読み物が増えて参りますので、年末年始のお慰めになれば幸いです。（にっこり）

　それでは管理人は本日もオフィスに参り、常に倍するビッチさ加減で仕事をして参りたく存じます。
　ごきげんよう、皆さま！
　

　本日は７回目となる今年最後のリクエスト作品、『光の横顔』 をお届けいたします。

　タイトルは 『目を閉じて』 の作者と同じく、オディロン・ルドン。そのリトグラフから取りました。
　絵心および風流にもさっぱり欠ける管理人ですが、このルドンが分類される世紀末美術、そして近代フランス絵画はとても好きだったりいたします。
　そしてなんと、この『光の横顔』は岐阜県美術館所蔵なのでございます、マドモアゼル方！

　現在は改装中のため、同県内の中山道広重美術館で、来年３月末まで臨時公開されているとのこと。
　お近くにお住まいのマドモアゼル方。ご興味とお時間がおありでしたら、この静かな光を湛えた石版画をご覧下さいましね。
　そして実は管理人もこの一作を見に、近々そちらへ足を伸ばす予定だったりして（笑）。
　この作品の前で （あやしい） 虚海麒麟をお見かけの際は、さりげなく伏礼をお命じ下さいますよう…。


　今回のBGMに使用したのは、同じ近代フランスつながりで、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調・第二楽章です。
　根が退廃主義者の管理人は、映画でも音楽でも適度の毒気が含まれたものを好むのですが、あまりに切なく美しいものを前にすると、そんなことはどうでもよくなったりいたします。
　この第二楽章がまさにそれでして、「今回のBGMは何だったの？」とお尋ね下さったマドモアゼル方へ、ここに謹んでお知らせ申し上げる次第です。
　静かなピアノの旋律にフルートが絡むときの、言葉を越えたあの美しさ！（←しばし悶絶）
　音声付きでお届けできないのが、とても残念です…。

　改めまして、珠樹さま。素敵なリクエストを頂きまして、心からお礼を申し上げます。ご希望に無事添えていることを心底願いつつ、ここにご注文をお届けいたしますね。（←毎回どきどきいたします…）
　

深夜には流星群が見られるという月曜日の夜。芥瑚なマドモアゼル方におかれては、ごきげん麗しゅう。
　（うるわしゅう、と入力するたびに、愛機ハンキョは「売る和州」と変換してくれます。…うぬう…）

　さて。一足早くはございますが、拙宅では本日からささやかな年末＆年始企画を開始させて頂きたく、ここに「その１」をお届けいたします。
　まずは、次回のオークション落札数値を設定いたしました。
　#151515 でございます。

　…いえ。お待ち下さい、マドモアゼル方。
　この妙ちくりんな数字には訳がございます。すなわち。
　新年を迎えた頃に、落札されるのではないかと。　（ま、また言っちゃった…！）

　迷いに迷って上記の数字に達した管理人の仕事＠蓬莱は、リサーチ関連。（冗談みたいです…）
　これは皆さまへの愛と仕事生命を賭けた、謹賀新年のお年賀でございます。

　…とはいえ、これまでにも予想を立ててことごとく外した過去もあり、またもや外してしまった暁には、どうぞ初笑いと思し召し下さいますよう…。（←すでにとっても弱気です）
　何分イレギュラーな数字ですので、もしかしたら見落とされておしまいの方がいらっしゃるかも！
　気忙しい時期ではございますが、今回も無事落札して頂けるといいなあ…と、こういうときだけ天に祈ってみる、心底オークション好きの煩悩麒麟なのでした。…うっとり。

　その頃、管理人は南方で新年を迎える予定ですが、愛機ハンキョ＠PCをお供に連れて参りますので、BBS及びメールのライフラインは、ばっちりつながっております。また、ささやかな年末＆年始企画も追って登場の予定でございます。
　冬休み、お時間がお有りの際は、どうぞお気軽にお立ち寄り下さいね。（にっこり）

　まずは新年初のキリ番オークション。どちらのマドモアゼルも、心ゆくまでお踏み倒し下さいますよう…。
　

冬至も近い１２月半ば。年末の宴に忙しい毎日をお送りの方も多かろうと、ご推察申し上げます。
　かくいう管理人の蓬莱宅も、本日金曜の夜、現在友人どもに占拠されて、オールナイトの酒盛りを迎えようとしております。
　と申しますか、帰宅してドアを開けた管理人の前で、すでに宴は始まっておりました。
　――友人どもよ。人の部屋を居酒屋と思うてか（怒）。

　愛機ハンキョでもいじっていようものなら、未来永劫出入り禁止令を喰らわしてやろうと思ったのですが、そこは脛に傷持つ悪友たち。
　人の心とＰＣには触れられたくない闇があるのだと、きっちり理解していた様子です。…よろしい。


　さて本日は、『異形ノ恋』 結章をお届けいたします。
　実を申しますとこの作品、今年２月の『自由、夜』の連載中に、水面下で書いたものだったりいたします。（い、言っちゃった…！）
　ＢＢＳでも少々触れたのですが、転章のラストが、その当時は書く予定のなかった『セクエンツィア』と重なっていることから、「もしかしたらお蔵入りかな…」と思いつつ、ストックの海に沈めていた作品でした。
　ですが、最初の投票で『自由、夜』が一位を頂き、その続編を書くことになり、思いがけずこうしてお目にかけることができた次第です。
　あのときはまだ輪郭の曖昧だった時系列の中に、曲がりなりにも納まっているのを確認すると、当初から首尾一貫した煩悩の暴走ぶりに、泣いてよろしいのか、笑ってよろしいのか…。
　（その前に恥じ入るべきだという気がいたします。ハリセン）

　ですが、何よりお礼を申し上げたいのは、ご感想を頂いて初めて、「ああ、こういう話だったのか…」と気づかせて頂けることが本当に多い、ということです。
　そこから予想もしなかった別のストーリーが生まれることも多々あり、 この中篇の連載中にも、ゆとりをもって別の作品を書き進めることができました。
　これらも後ほど、順次お目にかけることを誓約申し上げます。

　今さらのように「相互コミュニケーション」のありがたみを噛み締める麒麟より、心からの感謝とともに最終章をお届けいたします。どうぞお楽しみ下さいますよう…。
　

スキャナー導入の９月以来、トップ写真を変更すると、ひと月が過ぎた…と実感するようになりました。
　冷え込み始めた１２月。マドモアゼル方、暖かくお過ごしでいらっしゃいますか？

　今月の一枚は、仏ノルマンディ地方・バイユーという街のゴシック教会内部です。
　英国・サザンプトン港から船で一晩かけてドーヴァー海峡を渡り、仏側の港・シェルブールから列車で少し内陸に入ったところにあるこの中世の古い街で、ちょうどクリスマスを迎えたことがございました。
　降誕節を翌日に控えた聖母像の祭壇が、信者の捧げる蝋燭に照らされてとても美しかったので、フィルムに収めた次第です。
　これもまた例によって、お気に召しましたら、ご自由にお持ち帰りをどうぞ。（にっこり）

　教会？　十二国記に何の関係が？？　と思われたマドモアゼル。
　…お忘れになってはなりません。白い被り布で髪を覆ったお忍び台輔＠アニメーションが、
　あたかも修道女のような装いであられたことを。 　（←修道士、に非ず）

　以前頂いたメールでも、「麒麟とは常世における一種の聖職者なのではないか」と書いて下さった方がいらして、「おお！なるほど！」と膝を打ったことがございます。
　聖職者→修道女→カトリック教会の連想。
　それやこれやが重なり、年の終わりも近い最後の月、この写真で旅心をお届けする次第です。

　…はて。
　そうすると管理人が煩悩とともに書き綴っているのは、聖職者である台輔が道を踏み外す、
　逸脱と破戒の物語ということに？？　（…例によって脱兎のごとく、 御前を退出仕りまする）
　

１２月最初のご挨拶を申し上げます、麗しの芥瑚方。
　まずは本日も順調に、『異形ノ恋』転章をお届けでございます。ふー。

　さて。マドモアゼル方におかれましては、年末年始のご予定など、もうお決まりでしょうか？
　今月のカレンダーをつらつらと眺めたところ、終いの方でクリスマス・イヴ、そして大晦日と重なる的中ぶり。おお！　…さて、どうしよう。
　後に年末休暇を控えた前者はともかく、師走も大詰めの大晦日に小説を更新しても、多くの方は蓬莱の諸事にお忙しいだろう… と思い、目下年末の更新予定を考慮中にございます。
　先日承ったキリ番リクエストも無事仕上がり、ご注文主のマドモアゼルには完成の青鳥をさし上げました。
　そこで、もしかしたらお年賀代わりになるはずのものをひとつ、ただ今計画中でございます。こちらは今月中旬にお知らせしますので、もう少々お待ち下さいね。

　…以前にもちらりと申し上げましたが、管理人の仕事＠蓬莱は分析及びリサーチ。人さまが立案・企画したものに、横槍を入れるばかりか評価までしてくれようという、まことビッチにふさわしい役割…
　だったはず、なのですが。

　サイト開設以来の諸企画、及び今後の予定表を見るにつけ、もしかしたら自分は根っからの企画好きなのではないか…と思われて参りました。

　ひょっとして、天はわたくしめに思い切った転職をお望みなのか？？　（←いや、ビッチとしては現状を充分に楽しんでいるのですが）