ごきげんようでございます、マドモアゼル方。
　先週末は、長編が終わってほっとしたところへ、夏の世界的祭典（笑）の当選がボディ・ブローとなり、獣形に戻ってひっくり返っておりました…。（←何だか知恵熱のような！（笑））
　そしてお祝いの青鳥やお書き込み、本当にありがとうございます♪　すでにお越しのご予定がある方々もいらっしゃるご様子、嬉しく頼もしく拝見いたしました。当日お逢いできることを、今から本当に楽しみにしておりますねー♪　（でもでも、２か月半なんてあっというまに過ぎて、すぐに祭典の夏がやってくるのですね…！）

　そして今週末には、ＧＷを挟んで一ヶ月間開催していた春の小説投票結果レポートをお届けいたします。
　上位２作の順位が決定したのは、確か閉場数分前（！）でございました…。お寄せ頂いた票をもれなく取りまとめ、千本ノック＠コメント返信もおさおさ怠りなく、結果を一挙にお届けしたく存じます。
　金曜の夜は少々予定が立て込んでおりまして、もし帰宅がシンデレラ（笑）になってしまった場合には、翌日土曜日に改めてお届けいたしますね。
　二代目への禅譲を待つ愛機ハンキョをいたわりつつ、麒麟はこれより再びレポート編集、および新刊原稿の改訂に戻りまする。（←でも、本当はちっともいたわっていないのです…。許せ、ハンキョよ（涙））
　それでは、愛するマドモアゼル方。週末には再び、モニター越しにお目にかかりますね♪



　そして頂いた青鳥のお返事・第一陣を、こちらから……。

＞ヨウ香さま：　イベントの前準備、委細承知でございます♪　（た、確かに想像以上の手続き…！（震撼））
　　　８月までには、きっとまるまる太った青鳥が、何羽も何羽も往復することになるのですね（笑）。ひとつ
　　　ずつ無事に片付けて、またご一緒できるのが本当に楽しみです。速報、ありがとうございましたー♪

＞能吏Ｋちゃん：　…なんと本当に、当選いたしました…！（笑）　「何も知らなかった麒麟が、どこまで堕ちて
　　　いくのか見てみたい」とのご期待にも、ばっちり添えそうです（笑）。能吏あってのイベント参加、今回も
　　　また、何とぞよろしくお願い申し上げまする…！（←すでに決定済なのか）

＞日さま：　…いや、それほどまでに鞭がお好きとは…（しみじみ）。どんなポーカー・フェイスを装われようと、
　　　期待を決して裏切らないのが、わが蓬莱の名画師。満腔のご信頼を捧げつつ……
　　　そろそろ直談判のお時間と推察申し上げます故（笑）、受話器片手にスタンバイ・プリーズ！

＞静馬さま：　はい、さし上げた青鳥は、本の発送のお知らせでございました！…とお返事する前に現物が
　　　到着したと伺い、安堵と喜びでございます♪　（ＰＣはその後快適に作動していらっしゃいますか…？）
　　　頬ずりして頂く日を、本たちもきっとお待ち申し上げていると存じます…！（←里子に羨望のまなざし）
　

　……マドモアゼル方。
　かの世界的祭典、夏のコミックマーケットに、本日無事、当選いたしましてございます……！

　非常に倍率が高いと聞いていましたので、なかば諦めていたのですが、今日の午後、ヨウ香さまから急ぎのご連絡を頂き、思わずＮＧワードが口をついて出たほど仰天いたしました。
　……嗚呼、近年まれに見る、この衝撃よ……！（昏倒）


　という次第でございまして、まずは日程＆スペースのご報告でございます。

　　　　　　　　　◆コミックマーケット７０　２日目 ：　８月１２日（土）
　　　　　　　　　　　　　東６ホール　「セ」ブロック　５０Ａ
　　　　　　　　　　　　　サークル名　『景陽双花』　（山水の箱庭＆天山慶路・合同サークル）

　当日は、新刊プラスアルファを計画中でございます。（こちらは追ってお知らせいたしますね♪）
　スペースを取れたこともとても嬉しいですし、それにもまして、多くの皆さまと再び、あるいは初めてお逢いできることが、本当に楽しみです。（←うん、これがとっても♪）
　頭の中では新刊の準備、足元では伏礼の練習、そしてモニター越しには謹んで投げキッスをお送りしつつ、まずはご報告に代えさせて頂きますねー♪
　

　ボンソワールでございます、芥瑚なマドモアゼル方。
　具合の悪い愛機ハンキョを案じつつ、今宵もどうにか電子の虚海を渡って参りました。
　（連載終了まで持ってくれた愛しい使令よ。…あと少しの辛抱だからね（涙））

　本日は５月最後の金曜日、『探水師』・最終章をお届けいたします。
　字数の多さのせいか、はたまた内容のせいなのか、随分と長い間手元を占めていた気がするリクエスト作品なのですが、滞りなく連載終了となりました。少しばかり寂しい反面、やはり嬉しかったりいたします。
　ほう…。

　連載中には投票企画も同時進行し、お寄せ頂いた多くの温かい票やコメント、更新毎に頂いた青鳥たちも、「…どこかで一度休まないと、書き上げられないかも…」とひそかに危ぶんでいた各章の更新を、思いがけないほど大きく助けて下さいました。
　その意味でも深くお礼を申し上げたい作品となり、すべての皆さまに心からの感謝をお捧げいたします。



◆ここから先は、時系列関連のお話になりますので、「本編を読んでからにするー！」と仰るマドモアゼル方。
　その後でごゆっくりどうぞ♪　なのでございます。



　当サイトの小説には、大きな一つの時系列＆内容別のグループ枠があるのですが、この『探水師』は、『セクエンツィア』から一年後の春、つまり『永遠と一日』と『目を閉じて』の中間点に当たります。
　『セクエンツィア』の挿話として『目を閉じて』を書いたとき、その一年前の秋である『永遠と一日』から少しトーンが変わっていることに気づき、何事かがあったらしいと思いつつも、
　　「…ま、あれやな。この一年にもいろいろあったんやな、うんうん」
　と大変無責任なことを考えていたのですが（笑）、今回の『探水師』が、その「いろいろ」に該当するのでございます。（←ということに、最終章近くなって初めて気づいた阿呆な書き手…（汗））

　また、この作品は、他の幾つかの小説とも呼応し合うことにも（例によって途中で）気がつきましたので、各時系列を別の方向から貫く形を取って、いずれお目にかけることができれば…と考えております。

　…と、何やら込み入ったご説明となりましたが、そこは「シンプルでアバウト」が信条の当サイト。
　上記はさっくりとすっ飛ばし、単品でお読み下さってもまったくＯＫなのでございまして（笑）、お好きな方法でお楽しみ頂ければ、それが書き手にとってはいちばんの喜びです。


　晴れたと思ったのもつかのま、今週末はまた雨になるとの天気予報ですが、愛するマドモアゼル方。どうぞのびやかな週末をお過ごし下さいますよう…。
　

　ごきげん麗しゅうでございます、マドモアゼル方！
　普段使いのＲ＆Ｂを今夜もバックに流しながら（笑）、水曜夜のご挨拶を申し上げます。

　まずは山水の箱庭・旭葉ヨウ香さまから頂いた「連想バトン」の回答を、しずしずと捧げ持って参りました。
　ヨウ香さま、マドモアゼル方、どうぞご笑納下さいませ。（伏礼）


◆今までの連想の流れ
　【次の世代に伝えたい事】→【歌】→【いつもそばにあるもの】→【笑顔】→【宝物】→【海賊】→ 【skull】→
　【魔女の部屋にあるもの 】→【壺】→【ハクション大魔王】→【アラビア】→【アラジン】→【ランプ】→
　【ご主人様】→→【メイドさん】→【秋葉原】→【ヲタク】→【眼鏡】→【萌え】→ 【HOMO☆HOMOしい！】→
　【嬲る】→【弄ぶ】→【運命】→ 【ベートーヴェン】→ 【年の暮れ】→【大掃除】→【中途半端】→【自分】→
　【じじむさい】→【頑丘】→【渋い】→【年の功】→【おばあちゃんの知恵】→ 【昔語り】→ 【雪の降る夜】→
　【明るい静寂】→
　　　（麒麟注：　こう…改めて追ってみますと、思わずのけぞるほど豊かな連想の流れでございます…）


◆自分の連想→　【湖の底】
　以前に一度だけ、何の装備も持たずにそのままで、湖の底へもぐったことがございます。
　薄い藻に覆われた石の丸さや、少しとろみのある水の感触が、いつもダイブする海とは違って印象的だったのですが、何より新鮮だったのは、水全体が静まり返っていることでした。
　海のように海流がないため、水にも動きが生じないのでございます。
　そうして底の方までもぐり、湖面を見上げたときに目に映ったのは、本当に『明るい静寂』そのものでした。
　不吉なほど明るく静かな水の底で、何故か「死」を連想したことを、今もはっきりと覚えています。

　かくて水浴びを堪能し、満足のため息とともに陸へ上がってきた管理人を迎えたのは、心底呆れ返った相棒の視線でした。
　……あ。そういえば、ドライブの最中だったっけ。

　一定量の水を見ると、問答無用で飛び込まずにはいられない水浴び麒麟は、たまたま通りかかった湖の誘いを拒み切れず、Ｔシャツのままさっくりとダイビングしてしまったのでした。
　「たった今、異界に遭遇してきたよ…」としみじみ呟く阿呆を前に、「…歩く異界が何を言う」と頭を抱えていた相棒よ。――あの折は大変、大変失礼いたしました。（伏礼）


◆次にまわすお三方
　「じゃ、バトン片手に走ります♪」と、何ともキュート（！）に承諾して下さった、eclipseの暁音さまに。
　それでは暁音さま、愛を込めてバトンをお渡しいたしますー♪




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇追記◇

　つい先ほど、再び心臓を冷やす事態が発生いたしました。
　ipod に新しい餌を与えていたところ、愛機ハンキョが突然ダウンしてしまったのでございます。

　……ハンキョや。麒麟はお前を、そんな意気地のない使令に育てた覚えはありません（怒）。

　と叱咤しつつ再起動をかけたところ、何とか無事に立ち上がり、今夜の更新もお届けできそうなのですが…。
　ここはやはり、ハンキョ２号の折伏を急ぐべきかもしれません。（←大変沈痛な面持ち）

　いえ。わたくしめも「思い立ったが吉日」的な、腰の軽さで定評のある煩悩麒麟でございます。
　この週末にでも新たな筆頭使令を求め、蓬莱の黄海をさまよってこようかと計画しつつ、
　　「お願いだから、今週末の『探水師』・最終章だけは、無事に更新させとくなはれ…！」

　……と愛機ハンキョを伏し拝む、煩悶深き春の夜なのでございました。（よよよ）
　

　久しぶりに晴れ渡った爽やかな週末、マドモアゼル方も休日を堪能なさいましたでしょうか。
　抜歯の痛みも癒え、出奔準備完了！……と思われた放浪麒麟は、意外にもおとなしくテーブルに向かい、図画工作な週末を過ごしておりました。
　窓からはジャスミンの香りを乗せた風、目を上げれば青い空、そして手元には……

　――新刊の表紙デザイン、散乱中。

　…さようでございます、マドモアゼル方。
　今週末には夏コミの当落も明らかになる（！）５月下旬、たとえスペースが取れたとしても、そこにブツがなくてはお話になりません。
　かくて梅雨に先駆け、煩悩の虚海には新刊前線が北上中なのでございます。

　先日の投票結果を参考に、収録作品も無事決定。タイトルや表紙の色、内部を統一する様式なども決まり、本文にも少しずつ改訂を進めております。
　どのイベントに参加するにしろ、夏を待ってお目にかけられることを楽しみにしておりますね♪


　さて、本日は現在連載中の『探水師』、そのBGMをお届けいたします。
　麒麟の愛するR&Bから、ブライアン・マックナイト（Brian McKnight）の名曲、『Anytime』です。

　ひとくちにR&Bといっても、７０年代回帰のネオ・クラシックから、ラップやヒップホップ寄りのものまで、大変幅広いジャンルなのですが、このブライアン・マックナイトはすばり正統派R&B。深みと底力のあるヴォーカルといい、甘いばかりではない大人の曲調といい、まさに王道を行く存在なのでございます。
　中でもこの『Anytime』は、「苦さ」という点で他の追随を許さない名バラード。
　ピアノを中心としたシンプルな反復旋律に、失った愛の対象を悼む痛切な（そしてごっつリアルな）歌詞が重なるこの曲は、おそらく個人的なR&Bトップ１０…いや、トップ５にランクインする一曲でございます。
　春の味覚と呼ばれるものが大抵苦さを含んでいるように、春が呼び起こすものも、そしておそらく恋も、同じように苦い。今回の『探水師』、特に最終章は、この曲がなければ完成し得なかったように思うのです。

　……そしてこの作品が指定つきになったのは、R&Bを聴くと妙に活発な動きを見せる、別名「R&B台輔」のせいだと思うのです……。


　煩悩日和のお天気だったせいか（笑）、今週末は大変賑わっていた黄海配送センターより、これからお返事青鳥を送り出して参ります。
　通販のお申し込みを含め、青鳥を下さったマドモアゼル方、門を開いてお待ち下さいましねー♪


　追記：　ヨウ香さま、バトン確かに頂戴いたしました♪　では、今週の半ば頃には時間を見つけて、お答え
　　　　　申し上げますねー♪　
　

　ごきげん麗しゅう、マドモアゼル方……！

　かろうじて親知らずの抜歯を生き延び、煩悩の虚海へ舞い戻ってきた麒麟より、恒例の金曜夜のご挨拶を申し上げます。さまざまに温かいお気遣いを頂き、本当にありがとうございました…。
　その夜から二日ほど発熱したものの、今日になってさすがに大分楽になり、お手元に無事更新をお届けすることが叶いました。回復できて、素直に嬉しいです…（ほっ）。

　……例によってお話ししたいことがあれもこれも、どこから手をつけてよいやら分からない状態なのですが、そちらは追々お話しすることといたしまして……。
　まずは残すところ一章となった『探水師』、その第陸章をお届けいたします。
　連載開始時に申し上げたＢＧＭのご紹介は週明けの雑記で、そして『探水師』の時系列内での位置づけについては、最終章とともにお届けいたしますね。

　風薫る五月のはずなのに、ひと足早く梅雨入りしてしまったような今日この頃。
　愛するマドモアゼル方。どうぞおすこやかに、そして良い週末をお迎え下さいますように…。



＞ＵＭさま：　温かいお気遣いの青鳥、本当に嬉しく拝見しました…。はい、どうにか無事に済ませて、虚海に
　　　　　舞い戻ってくることが叶いました（涙）。ご質問への答えも、一度は日本語を外から学び直さざるを得
　　　　　なかった身には、嬉しい解釈を頂いて、本当にほっとする思いです…。『探水師』へのお言葉も、深く
　　　　　頭を垂れつつ拝読いたしました。いい加減な言葉で濁すことなく、最終章まで推敲を重ねたく存じま
　　　　　す。いつも頂く温かいお心配り、重ねて心からお礼を申し上げます。（伏礼）

＞梛子さま：　嬉しい到着のお便り、ありがとうございました♪　時間も忘れて読んで頂けるとは…里親になっ
　　　　　て頂いた本たちは、本当に果報者です。どうぞ時間のあるときに、頁をめくってお楽しみ下さいね♪
　　　　　写真も楽しみにして下さっていると伺うと、次の一枚を選ぶのがいっそう楽しみになります。梛子さまも
　　　　　いつかお望みの土地や国をお訪ねになられますように…。
　　　　　（そして次回キリ番への力強く頼もしいお志も、しかと頂戴しましてございます！（笑））

＞日さま：　まずは青鳥後半の打診、ばっちりＯＫでございます！　それではこちらはゆっくりと参りましょう♪
　　　　　…そして青鳥前半の親知らず抜歯エピソード。施術前に拝見していたら、愛の鞭を装った本物の鞭
　　　　　かと思うところでした…（遠い目）。スロー・スターター、加速の鞭が必要なときはいつでもご遠慮なく
　　　　　お申し付け下さいましねー。（←鞭を片手に、にっこり）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　小さなお知らせ　◇

　先日、残部少とご案内した『連作集／自由、夜』と『花譜 anthology』、その正確な残部数を通販頁に記して参りました。 現在のところ、それぞれ残りが９冊と５冊でございます。
　両方とも今後は再販の予定がありませんので、ご興味がおありの方、引き続きご利用下さいますよう…。
　

　おはようございます、マドモアゼル方。
　つい先ほど、小説投票所の正面玄関をしずしずと閉めて参りました。一ヶ月に渡るご協力と、頂いた多くの票やコメントに、改めまして心からお礼を申し上げます。
　最初の内こそ、「ふむ、今回の現場はマイルドなり…」とのんきに構えていたものの、最終ラウンドに入ってからの芥瑚方による、まさに前例のない追い込みの前には……

　そんな余裕も虚海の彼方にすっ飛びましてございます。
　（月曜の早朝にもかかわらず、本当に閉場の瞬間まで、票が動いておりました…ああ、驚いた…）

　この週末は、衝立の陰から覗くたびに積み重なっていく票やコメントを拝見しながら、こうした企画にご参加・ご協力頂けることの幸福を、しみじみと噛み締めておりました。
　いろいろな意味でびっくりだった（笑）今回の結果は、これよりいそいそ編集の上、現在連載中の長編終了を待ってお目にかける予定です。
　企画の終了時にはいつも感じる、そこはかとない寂しさを持て余しつつ……
　愛するマドモアゼル方。再びレポート上でご挨拶できることを、心から楽しみにしておりますね♪

　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇

　本日は、GW Special: Actors Studio も閉場。その代わりに、トップ写真を新しくして参りました。
　今回お届けするのは、英国北部の古い街、ヨーク郊外にある修道院の廃墟です。

　妃を６人も取り替えたことで名高いヘンリー８世が、それまでカトリックだった国教を英国国教会という独自の宗教に変えたとき、それに伴って財産を没収されてしまったのが、国内のカトリック修道院。
　写真の廃墟は、その際に打ち捨てられた修道院の跡地です。
　ヨーク市内で車を借り、低い石垣に囲まれた草地がパッチワークのように広がる丘陵地帯をドライブしている途中、この廃墟に行き当たりました。
　右手奥に骨組みを残しているのが礼拝堂。手前に並んでいるのは、墓石です。
　８月も終わりの曇天の下、人影もない廃墟の裏には、墓碑銘も読み取れないほど朽ち果てた墓石が並び、すでに冷たい風の中を散策していると、左手奥の森から何か出てきそうな気さえしたことを覚えています。

　かつて隆盛を誇ったものが滅亡し、その後に残った廃墟には、一種独特の魅力があるように思えます。
　「誠に万物は諸行無常であるよ…」とか、「むむ。盛者必衰の理がここに…」とか、平家物語的に（笑）偲ばれる諸々もあるのですが、それ以前に、廃墟はシンプルに美しい。
　無数の雨が石の上に残した痕や、風に晒されて角が落ちた柱の佇まいには、人の手で造られながら、長い年月にしか刻み込めない年輪があり、その様子をぼんやり眺めているうちにまた雨が降ってきたりして、立ち去る間際に撮った写真が今月の一枚です。

　ちょうど『探水師』の前章で墓場が登場したこともあり、こちらはもう少々情緒の感じられる（笑）墓地の風景をお届けいたしますね。
　少しばかり梅雨を先取りしたような風景を、モニター越しにお受け取り下さいますように…。


追記１）　先週青鳥を下さった芥瑚方。サロンへとお返事青鳥をお送りしております。お時間のあるときに、
　　　　　ご自分宛の一羽を捕獲なさって下さいましねー♪

追記２）　……明日、麒麟は親知らず抜歯の予定でございます。少々困難な施術になるかも、と事前に
　　　　　脅かされておりまして、万が一今週末の更新に差し障りがあるやも知れず、その際には改めて
　　　　　お知らせ申し上げますね。……率直に申し上げて、この上なく怖いです……！（涙目）
　

　昨夜突然わがＰＣ・愛機ハンキョが挙動不審に陥り、「む、謀反の兆しか？！」と真っ青に。
　ですがその後の紆余曲折を経て、今夜もどうにか電子の虚海を渡り、無事に更新をお届けすることが叶いそうです。よかった…！（涙）
　さっそく今日の帰りがけ、バックアップ用に外付けＨＤＤを捕獲して参りましたが、そろそろハンキョ２号の折伏も視野に入れるべきか…と愛しい初代を睨んでは、悩める週末になりそうです。とほほ。

　気持ちを改めまして、ごきげん麗しゅう、マドモアゼル方。
　まずはNovel頁にて、『探水師』・第伍章をお届けいたします。そして今回も……
　……長い。
　いくら数字に弱いとはいえ、「全三章に収まるね、きっと♪」となどと当初余裕をかましていた煩悩に、セルフ・ハリセンを乱れ打ちしたい衝動に駆られます。
　おそらく当サイト内で最長となるこの連載も、残すところ二章となりました。
　愛するマドモアゼル方。今週末もどうぞお楽しみ頂けますように…。
　

　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そして４月半ばからひと月に渡り、ご参戦頂いた小説投票も、この週末で閉場と相成ります。
　前回投票が昨年の８月、やや間が空いたこともあり、内心非常に緊張しながらの開場だったのですが、こうして積み重なっていく票やコメントを拝見すると、やっぱりすごく、すごく嬉しいです…（照）。
　期間中頂いた青鳥の囁きには、「コメントを残すのが気恥ずかしくて…」と仰る方々もおいでになり、あまりに慎ましやかなお振る舞いに悶絶を禁じ得なかった麒麟ですが、この企画も残すところあと二日半。
　初めてのマドモアゼル方も、歴戦芥瑚の方々も、どうぞお気兼ねなく、お気軽にご参戦下さいませ。
　後にお届けするレポート上で、より多くの方々にご挨拶＆ご返信が叶うことを、麒麟も心から楽しみにしておりますね♪

　そして明日土曜日には、投票所の項目にフリー・スペースを追加する予定です。
　こちらはお気軽な一言フォームと思し召して、管理人への伝言、ちっちゃなリクエスト、普段言えないあんなことやこんなことを、ご自由にコメント鸞に託してお送り下さいませ。
　最終週末には毎回無礼講と化すこの企画（笑）、相変わらずくるくると入れ替わる順位の落ち着く先も含め、
５月１４日（月）早朝の閉場まで、マドモアゼル方、どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さいますように…。
　

　――わさびとからしの次に、麒麟は歯医者が苦手です。

　施術前、痛かったら右手を上げていいと言われた瞬間に右手を上げ、
　　「…いくら何でもまだ早いでしょう」
　　「気分的にはもう充分痛いような気が！」
　という押し問答の末、さりげなく右手を封じ込まれてしまった…という漫画のような経験すらございます。

　だと言うのに、本日渋々足を運んだ歯医者でいきなり神経を抜かれてしまい、「ほな来週は隣の親知らずを抜きまひょ」と追い討ちのように宣言され、怯えまくって虚海を渡って臨時更新。…なのでございます（涙）。
　そりゃ、状況によっては痛みも立派に甘美なスパイスですが、神経系プレイはちょっとマニアック過ぎる…！
　――と痺れたほっぺたを押さえて涙を拭いながら、ふと正気に返りました。

　　　　　　　　　　……もしかすると最近、微妙に指定傾向の雑記が多い、でしょうか……？


　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そ、そんなことはないはず…！（汗）　とぷるぷる頭を振りつつ、ファイナル・ラウンドに入っていっそう切れ味を増しつつある（！）コメント＆票＠投票所に、深い伏礼とともにお礼を申し上げます。
　ああ、今週に入ってから、蓬莱オフィスで何度笑いをこらえたことか……！（涙目）
　トップ２作の接戦はそのまま、ですが３位以降がくるくると入れ替わりを続け、「こういう形は、やっぱり今まで見たことがないかもなのだ…」と、麒麟も衝立の陰でなぜかはらはらしております。（←ほんとに、何故？）
　頂いた票とコメントは、いつものように閉場の後にレポートとしてまとめ、今までとちょっとだけ違う編集方式でお届けしたいと思います。
　また、「夏の新刊編集の参考に」と申し上げましたように、こちらの結果を見届けた後、最終的な収録ブツを決定したく存じます。
　「だったらわたしも最後に一言！」とお思いになられたマドモアゼル方。どうぞお気軽にコメント鸞をお使いになり、最終ラウンドに花（すなわちご自身）を添えて下さいますように…。

　それでは再び恒例の更新＠金曜夜にお目にかかりますね。ごきげんよう、マドモアゼル方！



＞紗羅さま：　おお、嬉しい青鳥、ありがとうございます♪　それではさっそくいそいそカレンダーをめくり、
　　　　次の次の新刊（笑）のスケジュールを立てなくては…。「雨に濡れる花々」とお聞きして、どことなく
　　　　うっとうしいものに思ってしまいがちな梅雨が、植物にとっては恵みの雨だったのだと思い至りました。
　　　　豊かに溢れる水のようなお便りに、心からお礼を申し上げます。

＞梛子さま：　昨夜の青鳥、笑いを堪えつつ羽根を撫でてやりました…。どうぞご心配なく！（笑）
　　　　折り返しの通販青鳥も、確かに頂戴いたしました。はい、発送の準備を整えてお待ちしておりますね♪
　

　輝かしい黄金週間も過ぎ去り、週始めの本日、東京は雨でございました。
　「休暇が終わっちゃうのに、まだＧＷ企画の三人目が…」と青鳥で案じて下さった芥瑚方。
　――心配ご無用でございます。

　いつも何らかの企画が進行中…という、いわば通年ゴールデン・ウィークな当サイト。休暇も終わった月曜日にこそふさわしいすっとんきょうなゲストを、トップ頁の「Actors Studio」に呼んで参りました。
　……いえ、もはや何も申しますまい。
　いっときご笑覧頂ければ、麒麟はそれだけでもう、本懐を遂げた思いでございます。（←潔く正座）


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そして青鳥のお返事を、こちらから…。

＞本到着のお知らせを下さったＳ・Ｈさま：
　　休暇中の配達でも遅れることなくお手元に届いたと伺い、とても嬉しゅうございました♪
　　ＧＷはイベントにお出かけだったのですね。はい、夏のコミック・マーケットに申し込みをしてありますので、
　　もし機会があってお逢いできれば、本当に嬉しく存じます。…スペースが取れるかどうか、が最大の焦点
　　なのですが（汗）、だめでしたら８月下旬の Good Comic City、それもだめなら秋のイベントでリベンジを
　　と考えておりまする…！

＞ヨウ香さま：
　　おお、ばっちり了解でございます！　「相方」と書いて「麒麟」と読む（笑）。こういうときのために、世を忍ぶ
　　仮のアナリストを務めているのでございます…！（←もしもし？）
　　復旧作業＆更新、どうぞゆっくりとお進めになって下さいね。何かあれば、いつでも！
　

　――天は、わが煩悩をお見捨てになりませんでした。

　放浪癖特有（汗）の先が見えないスケジュールに加え、途中で少々体調を崩したこともあり（←これは単なる遊び過ぎか）、「いつものように金曜夜の更新、とは行かないかな…」と考えていたのですが、何故か今週も、いつもの時間にさっくりとお届けが叶ってしまいました。
　……てへ（照）。

　そして嬉しかったのは、つい昨夜、４０万打オークションを無事ご落札頂いたことでございます。
　サイト開設当初にはまったく想像できなかった数値であることを考えると、これはただの記号ではなく、日々ご訪問下さるマドモアゼル方が、とん♪と残していって下さる足跡の積み重ねなのだと、ひとりひとりの方々に改めて深い感謝をお捧げしたい気持ちでいっぱいです。
　どうかこれからも多くの出逢いを経て、末永いお付き合いを賜ることが叶いますように…。


　それでは今週も無事に、『探水師』・第肆章をお届けいたします。
　前回の雑記で「久々のご登場を…」と申し上げたところ、間髪入れず「あの人ね！」と予言して下さった芥瑚もおいでになり、思わずのけぞったのですが……ずばりその通りでございます（笑）。
　今回も、それから昨年暮れの『蓬莱芥瑚生息調査』でも、本当に嬉しかったのは、景陽以外で顔を覗かせる登場人物を好きだと仰って下さる方々が多くいらしたことでした。
　仮にも天山が景陽を掲げる以上、主役二人をきちんと描き切れないことには元も子もないのですが（汗）、その他の人物にも目を留めて下さったと伺うと、また別の種類の喜びがじわっと込み上げて参ります。
　現在進行中の投票所にも、そうしたコメントを幾つか頂戴しまして、もじもじと嬉しく拝見しております。
　おかげさまを持ちまして、この投票企画も残り一週間となりました。
　蓬莱芥瑚なマドモアゼル方。引き続きのご参戦＆ご観覧を、どうぞ心行くまでお楽しみ下さいますように…。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝ＧＷ企画：幕間編＝

　先日、獣形に戻って家族団欒を楽しんでいた娘に、父がおもむろに申しました。
　「来週の金曜日、家を留守にするに当たり、先に『探水師』の次章に目を通しておきたいんだが」

　少し前なら、迷わず卒倒していた場面です。――しかし父上。娘も成長いたしました。
　慌てず騒がず、冷静沈着に角を振ります。

　「それは無理な相談でしょう。まだご注文主にもお目にかけていないものを、先に漏らす訳には、なかなか」
　「そうか……仁義の問題だな、つまり」
　「……。ええ、まあ、平たく言えば、そういうことかと思われます」
　「ならば仕方ないな。帰ってきてから読むことにしよう」

　――いや何も読まずとも一向に。
　と突っ込み損ねた不肖の娘は、もっと重要な問題が仁義以前にあるのではないか、と心底思われて、思われて……ならないのでした……。
　

　５月最初の雑記を、ＧＷ企画第二夜の更新とともにお送り申し上げます。
　本格的な黄金週間の始まり。おすこやかにお過ごしでいらっしゃいますか、マドモアゼル方？

　麒麟もこれより蓬莱の各地をプチ放浪、及び、初夏の海で斎戒沐浴の予定でございます。
　合間には愛機ハンキョとともに、夏の新刊準備をそろそろ開始、投票の中間集計に着手しつつ、サロンにも抜かりなくお給仕に上がり、ふと気がつくと……
　オ、オークションのご落札も、間近ではありませんか！（驚）

　――１日は４８時間でしたっけ、神さま？
　と真顔でお訊ねしたくなるような、あらゆる意味でゴージャスな黄金週間でございます。（伏礼）
　
　そして今週末の小説更新は、移動のタイミングによっては少々遅れるやも知れぬことを、あらかじめご報告申し上げます。
　久々のご登場を願う方々を始め、一同の出演準備が整い次第、次章をお送りしたく存じます。
　いずれにしろ、週末を外れることはございませぬ。どうぞゆったりとお待ち下さいますように…。

　また、折り返し地点を過ぎた投票所へも引き続き多くの票やコメントを賜り、心からお礼を申し上げます。
　中には「！」と突っ伏すようなお言葉＆ご要望もお寄せ頂き（笑）、毎回、深呼吸なくして会場を覗くことは叶いませぬ…。（←ちょっぴり昏倒）
　「他の方のコメントを拝見すると、何だか気後れしてしまって…」と青鳥での囁きをお寄せ下さった、ピュアなハートのマドモアゼル方。
　――そんなつれないことを、どうか仰って下さいますな。
　こちらは気軽な一言フォームと思し召して、ご自由な一言をお寄せ下さいませ。編集の際にレポートを通してお返事できることが、毎回とても大きな喜びなのです（照）。

　それでは、すべてのマドモアゼル方。どうぞ素敵な黄金週間をお迎え下さいますように…。



　＞ヨウ香さま：　なんと、昨夜は無礼千万なサロンが扉をお開き申し上げなかったと…！（大慌て）
　　　　時間帯からして、もしやそれは先客＠ソウルシスターのお書き込みと重なってしまったためでは、と。
　　　　こんな偶然でもない限り（笑）２４時間オープンですので、ご安心下さいましね♪
　　　　ＰＳの呟きには、き、麒麟も心底震撼でございます…！（←手を揉み絞りつつ）

　＞ちょこさま：　週末のご成功を、虚海の片隅から心よりお祈り申し上げておりますねー♪