今日は電車を乗り過ごすことなく、ばっちりしっかり下車に成功しました。えっへん。
　ご機嫌麗しゅう、愛するマドモアゼル方！

　今月初めから一ヶ月に渡ってご参加頂いた投票所も、最終週末を迎えました。そこで、最後の金曜日となった本日は、新しい項目＠フリー・スペースを追加いたしましてございます。

　こちらは文字通りのフリー・スペース。
　「できればこんなのを…」というリクエストでもＯＫですし、その他さまざまなご感想やご希望もＯＫですし、晴れやかな完走宣言も welcome! ですし、「前から聞いてみたかったのだけれど」というご下問もばっちりですし……

　　　　　　　　　　　　　　　　つまるところ、何でもありなのでございます（笑）。
　
　普段は設置のない一言フォームの代わりとして、普段は言えないあんなことやこんなこと、溢れる煩悩や満ちる愛をさまざまに、コメント鸞に託してお送り下さいませ。相互コミュニケーションを何より愛する衝立裏から、心より楽しみにお待ち申し上げております。
　深々と伏礼。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　 偶然なのですが、投票所の会場とともに、蓬莱オフィスでも原点に立ち返るような仕事がめぐってきて、それと付き合いながら過ごした一ヶ月でもありました。
　蓬莱オフィスに入ったのが、ちょうどサイト開設の半年ほど前。その年の暮れには十二国記に出逢って生まれて初めての二次創作を始め、年が明けてまもなくサイト開設…となったので、この２つは「ほぼ同時期に始めた新しい出来事」という強い印象で、今に至るまで心の中に位置しています。

　そうして片方の原点に立ち戻って過ごした一ヶ月、同じく進行していた投票所に頂く票やコメントを拝見しながら、やはり原点に立ち返るような喜びを、何度となく感じずにはいられませんでした。
　サイト開設時、初めて知った小説を書くことの楽しさが、今も一向に色褪せることなく続いているのは、それを読んで下さる方々とのコミュニケーションの喜びがあるからなのだと、心からそう思います。
　本当にありがとうございます、皆さま。

　投票所は、１１月３０日（月）２４：００に、シンデレラの如く（笑）閉場となります。
　もし次回があるとしても、それこそ数年後となるかも知れず、初めての方々にも、いつもこんにちは♪の方々にも、どうぞ最後までお楽しみ頂けますように…。

　１１月最後のご挨拶とともに
　天山慶路・暁子　拝
　
　

　……やってしまった。

　本日、帰宅中の電車の中で、ひょっこり新しいアイデアが生まれた新刊表紙のデザインについて、真摯に思考をめぐらしていたところ、うっかり２駅ほど乗り過ごしてしまいました。
　やってしまった…！　と頭を抱えつつふと気がついたのは、
　　「精進潔斎＠新刊準備の季節になると、必ず一度は電車を乗り過ごす」
　というリピート・アフター・ミーな事実でした。

　……これも確実に精進潔斎が進んでいることの証と思えば、堅褌一番の心意気もいよいよ高まろうというものでございます。ぎゅっ。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　三連休明けにもごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方♪
　この週末でびっくりするほどたくさん頂いていたコメント、思わず目を疑ったくらい嬉しかった…！（喜）
　前回から時間も経ち、リアルタイムでコメントを頂く喜びをよく覚えていたつもりでも、やっぱりその場に立ち会うと、もう何と言っていいのか分からないほど幸福な気持ちになります。

　そうして昨夜、ひとつひとつのコメントを拝見している内に、煩悩が活性化したのでしょうか。
　二つの原案を作りながらも、どこか今ひとつ納得の行かなかった新刊表紙のデザインが、突如天啓のように降ってきたのでございます。
　全体のバランスもOK、文字の配置もOK。引用する原文もばっちりです。
　……行ける。これなら迷わず行ける。

　愛するマドモアゼル方。これはもう本当に、現在進行形でお寄せ下さっている温かいコミュニケーションの賜物以外の何物でもありません。あの瞬間は、ほんとに嬉しかった…（涙）。
　精進潔斎中の煩悩シアターより、心からお礼を申し上げます。

　そして今月初めに開場した投票所も、残すところ一週間足らずとなりました。最終週末を迎える今週金曜日には、恒例のフリー・スペースを設ける予定です。
　最後に一言・管理人に伝言・ご感想その他もろもろ、ご自由な一言を、これまたご自由にご準備なさって、コメント鸞に託して下さいますように…。

　それではマドモアゼル方、金曜夜に再びお目にかかりますねー♪


　追記：　青鳥を下さった芥瑚方。後ほどサロンへとお返事青鳥をお送りいたします。ご参戦のおついでに、
　　　　　ご自分宛の一羽を捕獲しにお立ち寄り下さいますように＠XXX。


　

　この週末で最終ラウンドにさしかかった投票所をそっと覗くたびに、精進潔斎にも関わらず１１月の雑記の頻度がむっちゃ高い理由は、まさにこの喜びがあるからである…としみじみ感じる金曜の夜。
　少しずつ慣れてきて下さったのかな、コメントをお寄せ下さる方々も増えてきたように思われて、ひとつひとつを何度も読み返して、そのたびに幸せな気持ちになります。
　……麒麟は今、虚海に向かって渾身の力で愛を叫びたい。
　ありがとうございます、マドモアゼル方ー！　

　と叫ぶその声が、ただいま風邪っぴきのため、「まるっきりおすぎとピーコのようだ（友人談）」という事実には、ひとつお目をつぶって頂けると幸いでございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　……おすぎなのかピーコなのか。それが問題だ。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　 さて、ママン＠我が母と娘である麒麟とは、性格も容姿もあまり似ていない母娘なのですが、先日、思わぬところで共通点を見出しました。すなわち：
　戴国の行く末＠十二国記の続編を待ちわびる娘　＆　数十年単位で連載されながら一向に進展のない漫画・『ガラスの仮面』に気を揉む母。
　つまり、「“待つ民”である」という共通項でなのでございます。

　『ガラスの仮面』。この大河的にして超スロー・ペースな作品を、おそらく多くのマドモアゼル方がご存じなのではありますまいか。幻の作品・紅天女のタイトルロールを目指す少女が、数々の成功と挫折を通して成長し、いよいよ憧れの大役に手が届く！嗚呼！
　…というところでつんのめり、そこでながらく足踏みを続けているという何とも切ない大作です。
　そしてこの作品に付き合い続けて幾星霜であるところの母は、もうどんなエンディングでも構わないから、落とし前だけはきっちりつけて欲しい、とそれだけが願いなのだそうです。

　主人公の少女に心を奪われ、「マヤ…１１歳も年下の少女に…」と苦悩するムッシュ速水を眺めながら、
　「…真澄はん。あんたがもたもたしてはる間に時代は変わりましたんや。１０や２０の歳の差くらい、きょうびどうってことあらしまへんのや（怒）」

　と呟く母の姿にいたく感銘を受けた娘。しばし二人でしみじみと、「未完の作品を前にながらく筆を休めている作者の心境とはいかなるものであろうか」とか、「経年による創作活動への姿勢の変化はありやなしや」とか、待つ身の切なさを分かち合いつつ語り合ったのでした。

　余談ながら、そこを通りかかった父が申しますには、
　「そんなに戴国の行方が気になるなら、自分で捏造すればどうだ？　今だって慶っていう国を舞台にやっているじゃないか」

　……よろしいですか、父上。
　広大な煩悩の虚海にもそれぞれの領域というものがあるのでして、サイト名の示すがごとく、ここは「慶」を専門分野とする水域である以上、戴国の行く末を云々するのは領海侵犯に当たるのです。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　１１月始めからご協力頂いた投票も、この週末で最終ラウンドに入りました。上位３つはかろうじて確定ながらも、一日ごとに順位が入れ替わっている（！）状態。４位以降に至っては、いまだにまったく（！）流動状態。
　何度か開催しているけれど、こういうパターンはほんとに初めてだ…！
　とひたすらあっけにとられつつも、そろそろ集計＆コメント返しの準備に取り掛かる予定でございます。
　愛するマドモアゼル方。どうぞ引き続きご遠慮なく、ご参戦をお楽しみ頂けますように…。

　最後になりましたが、今日ははNovel頁に、次回連載のプレビューをお届けして参りました。
　これまた本当に素敵なタイトルを選んで頂いて、心から楽しみつつ書き進めてきたリクエスト作品。精進潔斎が無事に明けてお届けできる日を、今から楽しみにしておりますね。

　今週末は三連休。皆さまがよい休日をお過ごしになられますようにとご挨拶申し上げつつ、麒麟は再び煩悩シアター舞台裏に立ち戻りたく存じます。
　それではすべてのマドモアゼル方。どうぞよい週末をー♪＠XXX

　

　１１月とは思えないほど暖かだった週末の午後、一羽の青鳥が飛来しました。

　『冬枯れの季節だというのに、姉上と煩悩に置かれましては相変わらず萌え萌えの由、まことにめでたい
　限りです。…で、今やってる投票なんだけど、今度こそ参加してもいいですか？　妹より』


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……出やがったな、プチモンスター。


　よく聞きなさい、妹よ。
　姉は確かに君のことを、「目に入れてもあんまり痛くない」程度に可愛がっているけれども、天綱は二親等以内の投票参戦を固く禁じているのであって、これまでもその申し出を退けてきたのであるが、通販作業部隊＆お笑い要員としての貢献を無視することは人倫にもとる行為である以上、ここは特別措置として、
　最終週末に限定、かつ節度ある参戦を約束するならば、やぶさかではないよって好きにしよし。

　と返信したところ、「ほんとに？　ありがとう！」と拍子抜けするほど素直なメールが返ってきました。
　いわく、参加して下さる方々が思い思いの作品に票を入れていたり、まるで真珠のようなコメントを寄せて下さったり、またそれを受け取った姉が心から喜んでいるのを見ると、「いいなあ…ちょっとだけでいいからまざりたいなあ…」とひそかにずっと思っていたのだそうです。
　「そそそ、そーゆーことなら早く言えばいいじゃん、別に姉だって鬼じゃないんだから！」と、キャラにもなくツンデレてみた週末の午後だったのでございました。
　

　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　 そして投票の傍ら、精進潔斎の期間を頂いて進めている新刊の準備ですが、書き下ろし２作のうち、長篇の方を半分ほど書き終え、残りを書き進めている最中でございます。
　もうひとつの短篇とあわせて、来月中には挿画担当の日さまに、第一稿をお送りしたいと考えています。

　実は、次回新刊がＲ指定だとお話ししたとき、「そ、それはちょっと…」と挿画を断られるのではないかと、麒麟の心は仔鹿のように震えておりました。
　……ですが、蓬莱の名画師の尊称は伊達ではありませんでした。
　「あ、そうなんだ。ＯＫ」とあっさり承諾して下さった画師の背後に、後光が射して見えたあの日よ！　ありがとう、日さま！　がんばって初稿を仕上げるから！
　と涙ながらに拝んだところ、画師は「だって最後の一冊まで付き合うって約束させられたじゃん」と一言。

　……うん。そうだったね（照）。

　Ｒ指定の初稿を最初に目にするという災難には目をつぶって頂くとして、不肖の麒麟、あさって方面に微力を尽くす所存でございます。深々。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　とはいえ、精進潔斎ばかりでは煩悩に悪く、また参戦して下さっているマドモアゼル方へのお礼も込めて、今週末には次回連載のプレビュー＋アルファを担いで、虚海を渡ってくる予定です。
　急に冷え込んだせいか、ちょっと喉がいがいがする月曜の夜。愛するマドモアゼル方、どうか暖かくなさって、週末にまたお逢いすることを心から楽しみにしておりますね♪

　

　……新しい。
　……このパターンはまったくもって新しい。

　と衝立裏からびっくりしているのは、現在の投票所のグラフが、これまでの「２作並行型」でも「階段状」でもなく、「３作横並び」というまったく新しいパターンを示しているからなのでございます。
　およー！
　ここは一発、我が統計の師であった元ボスに、冴えた分析を仰ぎたいところなのですが、先日能天気なハロウィン・メールが来ていたことを考えますと、あちらでカボチャを被って乱痴気騒ぎの模様です。
　……ちくしょうめ（怒）。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そして本日は、正面玄関に新しい風景をお届けいたします。
　アイルランド西部、１６世紀の修道院の遺跡内にある、クロイスターの風景です。

　クロイスターとは「回廊」、というより「周回廊」と言った方がいいのかな、四角い中庭を抱くように、その四方に巡らされた石造りの通路です。庭に面した方には、こうしてシンプルな石柱が規則正しく並んでいて、外の光を通すようになっています。
　修道院の建物には、ほぼ例外なくこの形式のクロイスターが設けられていて、光と影が非情に美しい空間を造り出しています。この日も午後からずっと静かな雨が降り続いていたのですが、祭壇や墓地を見て回っているうちに、いつのまにか降り止んでいたらしく、ちょうどこのクロイスターに出たときに、雲の切れ間から眩しい光が射し込んできました。静寂に満ちた、息を呑むほど美しい空間でした。

　写真というものを趣味にして撮り始めたばかりの頃は、何も考えずにただ楽しく撮って、よく撮れていればそれで嬉しいというだけだったのですが、次第に何となく、美しい風景にカメラを向けるという行為に迷いを感じるようになりました。
　多分、「本来美しい風景は自分の目で味わうのがいちばんなのに、写真を撮ると注意がそちらに向いてしまい、本来の『見る』という行為をなおざりにしてしまっているのではないか」というような疑問が、漠然と生じてきたからではないかと思います。
　ふとした折、友人二人とお茶を飲んでいるときに、上記のようなことをためらいがちに語ったことがあります。そのときの彼女たちの答えは、思いがけないものでした。
　「じゃあ、自分のためじゃなくて、わたしたちに見せるためだと思って撮ればいいんじゃない？」
　「わたしたちが行けない場所に行って、わたしたちの代わりにその風景を見て、写真に映してきてよ。ね？」

　……そうか。そう考えればいいのか！　だったらできるよ、もちろんだよ！！

　かくて目から鱗が落ちまくり、心の迷いもさっぱり晴れ渡った麒麟は、きっちりと腰を据えて写真を撮れるようになり、こうして皆さまの御前にお届けできるようになった…という次第なのでございます。
　かくもあっさり迷いが晴れたのは、口々にそう語ってくれた二人が非常に清楚なマドモアゼルで、おまけにその口調が目眩がするほどキュートだったから。

　という訳では決してないと思います。……多分。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　という次第でして、愛するマドモアゼル方。
　ご参戦のおかげをもちまして、投票所も折り返し地点に参りました。本当に、ひとつひとつの票やコメントをどんなに嬉しく拝見していることか…！
　集計の際には、ひとつずつコメント返しができることを心から楽しみにしつつ、後半も引き続きご参戦をお楽しみ頂けますよう、精進潔斎中の衝立裏から、深くお礼を申し上げる次第です。

　暖かいばかりと思っていた１１月も、ここにきてぐっと冷え込んで参りました。今も外では冷たい雨が降っている様子。愛するマドモアゼル方、どうぞ暖かくなさって、今週末もよい休日をお過ごし下さいますように…。




　◇追記１：　青鳥を下さった芥瑚方。週末にサロンへとお返事青鳥をお届けいたします。ご自分宛の一羽
　　　　　　　　をさくっと捕獲なさって下さいねー♪

　◇追記２：　今回の写真も、お持ち帰りフリーでございます。ご所望の際には、右クリックで「保存」→
　　　　　　　　同じくさくっと捕獲なさって下さいませ（笑）。皆さまにお見せしたくて大切に持ち帰ってきた
　　　　　　　　風景、楽しんで頂けたらとても幸せです。

　

　 うららかな週末の朝。Ｒ＆Ｂで踊りながら掃除機をかけていたところ、卓上においてあったフラッシュメモリをうっかり吸い込んでしまい、その場で硬直。
　→　メモリの中にはサイトのデータのみならず、書きかけのファイル＆ストック＆その他諸々、つまりはすべての煩悩が詰まっている。
　→　これを失くしたが最後、即座に煩悩シアターを畳んで出家しなくてはならない。
　→　そしてわが煩悩は俗世にたっぷり未練がある。

　という三段論法が走馬灯のように脳裡をよぎり、掃除機を叩き壊す勢いでメモリを救出。その場でＰＣに差し込んで作動を確認し、俗世の甘い空気を胸いっぱいに吸い込んだのでした。
　ラブ＆ピース。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　さて、愛するマドモアゼル方。
　「何故この時期に投票を企画したのか」という理由の２つ目。それは、ここ数年で恒例行事となった冬の精進潔斎、つまり「そろそろ次回新刊の準備を始める時期が来たから」でなのでございます。


　次回の新刊は、一冊まるごとＲ１８指定でございます。（苦手な方、ごめんなさいね）
　タイトルは、『 R in B 』。煩悩シアターのＢＧＭとして汎用される「Ｒ＆Ｂ」の変形、そして下書きを翻訳する過程で残ったフレーズ（irResistibly in Bliss）から、頭文字を抜粋したものです。
　収録作品は３つ、そのうち２つが書き下ろし。普段は理性と映倫に従って省略している映像を、ノーカット・ヴァージョンでお届けする予定です。
　こういう場合の専用BGM＠R&Bもディープなブツを選りすぐってご用意しましたので、主上と台輔におかれましては、心置きなく愛し合って頂ければこれ幸い。
　「もともと色気のない文章だっちゅーのに大丈夫かね？」と囁く蒼猿はさておき、当面最大の懸念は、
　ピュアでイノセントな煩悩シアターが、負荷に耐え切れず夜逃げしてしまうんじゃないか。
　ということだったりいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　……嘘じゃないのに、良心が痛むのは何故だろう……。


　何故これが投票設置の理由になるのかと申しますと、「本を作る」という、時折ひとりっきりだと感じざるを得ない作業を始めるに当たり、皆さまから頂く暖かいコミュニケーションを通して、エネルギーを蓄えたかったからなのですね。
　来年の春にお届けできることをめざして力を尽くそう……と思いながら、そっと覗いた投票所には、週末にもたくさんの票やコメントを頂いていました。
　本当に、すごく嬉しいです。ありがとう、皆さま。




　◆余談
　　先日またまた（笑）日さまが遊びにいらしていたので、簡単な表紙のデザイン候補をお見せしました。
　　　「とりあえず、ラフ案を２つばかり作ってみたんだけど」
　　　「表紙でしょう？　だとしたらこっちの方かなあ。…それにしても…」
　　　「ん？」
　　　「中華風にするつもりはこれっぽっちもないんだね、今回も」

　　　……そうだね。目標が「西欧中世の写本風」だからね。

　　その後、「じゃあ中華風で満開の牡丹をモチーフにしたとするよ。そしたらあなたにも、ものすごい数の
　花びらをむっちゃ細かく描いてもらうことになると思うんだ」
　　と申し上げたところ、日さまはすみやかに前言を撤回なさったのでした。
　　……ふっ。

　

　…過去のデータによると、投票の進行には、大きく二つの型があるということが判明しております。
　１つは、「二作並列の独走型」。第三回の『異形ノ恋』と『セクエンツィア』が、その典型例でございます。
　もう１つは、「階段状の接近戦」。つまりは予測のつかない、まったくの混戦状態。

　しかるに第一ラウンドを回った現在、全部が見事に横並び。
　完全に予想外だったブツがトップに来ていたりして、もう衝立裏で昏倒状態なのですが、１つずつ票を頂き、コメントを拝見してひっくり返ったり目が潤んだりするたびに、それがどんなに嬉しく力になっているか…ということを、お伝えできればと思います。
　一日の終わり、そうっと投票所を覗くのが、大きな喜びのひとつとなりました。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　改めまして、愛するマドモアゼル方。
　９作という見ようによっては中途の数で、何故投票を始めたのかと申しますと、理由が２つございます。
　まずは、この企画にご参加頂くことで、初めてやお久しぶりの方々の緊張も少しずつ解けて、
　「…あら？　最初の一歩って、思ってたほど大変じゃないかも…」
　と思われ始めた頃に、下記の招待状をお届けしたいと思ったからなのです。

　

　現在のところ、関東のみならず、関西・東海・北陸、九州は熊本（！）からご参加を検討中の方々もいらっしゃいます。ご近所はもちろん、遠路をいらっしゃる方々も、more than welcome! でございます。
　そして何より、地元が誇るはまっこ芥瑚の皆さま方。…「横浜支部」の文字も眩しいタイトルをご覧下さい。ご来場頂かずしてなんとしましょう。


　「ひとりだし、初めてだし…」と二の足を踏まれる方もおいでかも知れません。過去、まったく同じ状況から最初の一歩を踏み出して下さった芥瑚が、サロンに以下のメッセージを寄せて下さいました。


　　「参加を悩んでいらっしゃる方々、是非とも勇気を出して一歩踏み出してくださいませ。
　　私も最初に参加させて頂いたときは、人見知りのため、『初対面の方々と話ができるかしら…』とか、
　　『一言も話せないままなんじゃないかしら？』などと大層不安でございました。
　　でも皆様、大丈夫でございます。
　　同じ捨身木のもとに集った者、すぐに打ち解けて楽しい時間を過ごせることは保障いたします。
　　暁子さまのジゴロっぷりも堪能できますわよ」　（←こ…これは逆効果か…（汗） by 煩悩麒麟）


　何を隠そう、わたし自身も、サイトを開設したときは文字通りのひとりっきり。何もかもが初めての状態で、この世界に見知った人など誰一人いませんでした。
　イベントではどうしても慌しく、ゆっくりお話しする時間もないのですが、こうして落ち着いた場所でお逢いして、ひとりひとりの方々と楽しくお話しできれば、これ以上嬉しいことはありません。…雑記では書けないようなことも、忌憚なくお話できるかと存じます（笑）。


　そして、「遠路＆所用で参加できないのよ！（怒）」と仰る芥瑚方。…現在進行中の投票会場、これこそは怒れる貴女に捧げる企画でございます。
　「煩悩の種を山ほどぶつけて、煩悩シアターを不眠症にしてやるのだわ！」とお思い下さって、どうぞ鬱憤晴らしに心ゆくまでご参戦下さいますよう…。
　そして、「…じゃあ、投票に参加しながらもうちょっと考えてみようかな…」という方々。引き続きご遠慮なくご参戦の上、何かお尋ねになりたいこと、知りたいことがあれば、いつでも青鳥をお送り下さい。
　年が明けてお逢いできることが、今から本当に楽しみで仕方ありません。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　 そして、もう１つの理由＠ここ数年で恒例となった例の行事（笑）については、次回改めてお話いたしますね。こちらも現在、蓬莱の名画師と何度か打ち合わせを済ませ、粛々と進行中でございます。
　それでは、愛するマドモアゼル方。今週末も暖かくなさって、どうかよい休日をお過ごし下さいますよう、モニター越しのご挨拶をお送りいたします。ＸＸＸ。

　

　今日は何よりもまず、まっさきにお礼を申し上げたくて走って参りました。
　先週末からスタートした投票所に、早くもご参戦下さっている皆さま。土曜日の午前中、おそるおそる衝立裏から覗いた瞬間、目に飛び込んできた赤いグラフ線とコメント欄が、どんなに嬉しかったことか…！
　対象作品には長いものもあり、決して短くない再読の時間を取って下さって、その上で参加して下さったのだと思うと、ひとつひとつが文字通り真珠のように眩しく感じられます。
　こうした企画はどれもすべて、ご参加下さる方々なくしては成り立ないことを痛感するとき、残して下さった票やコメントを前にして、心からお礼を申し上げずにはいられません。
　ありがとうございます、マドモアゼル方。本当に嬉しいです♪

　できることなら今すぐに、ひとつひとつのコメントにお返事をさし上げたくてたまらないのですが、それはレポート作成時までぐっと堪えるのが…のが…実はほんとに苦しいのですが、でもがんばる（涙）。
　ですので、初めてお名前を残して下さった方に少しだけ、こちらからご挨拶を。

　＞紫水さま：　初めまして、暁子でございます（深々）。初めてのお名前とご縁をコメント鸞に託して下さ
　　　　　　　　　って、本当に嬉しかった…！　こうした企画には、初めての方にご挨拶が叶うという大きな
　　　　　　　　　喜びも含まれていたのだと、改めて実感しました。ありがとうございます♪
　　　　　　　　　
　そしてすべてのマドモアゼル方。最初の票数や順位は、途中で何度となく入れ替わりながら移り変わっていくので予測ができない…と過去のデータは申しております。
　お寄せ頂いた票＆コメントを共有なさって、引き続きご参加をお楽しみ頂けますと、拙作の順位より何より、それが麒麟にとってはいちばんの喜びです。


　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そして先週末にはもう一つ、以前にもお話ししたリアルの集いについて、詳細を詰めて参りました。
　場所＆日時＆その他諸々も、ほぼ決定でございます。
　こちらは今週末、金曜日の夜に、正式なご招待状を携えて参りますね。

　……煩悩麒麟は企画体質。１１月は本領発揮、企画の山盛りてんこ盛りでございます。

　それでは、愛するマドモアゼル方。１１月に入って本格的に冷え込んで参りましたが、明日は嬉しい週の中日の祝日。どうか温かくなさって、どうかよい休日をお過ごし下さいませ。
　また金曜夜にお目にかかりますねー♪　（スキップにて煩悩シアター裏に退出）