この上なく幸福であることに、折に触れて多くの方々から青鳥を頂きます。
　宮本輝の『彗星物語』についてお話したときには、件のセルダヘイ・イシュトヴァーン氏と同窓（！）でいらした方からメールを頂き、何人かの方々から「この小説を読んでみました」とお知らせを頂きました。
　変態でヤクザで妖怪みたいな麒麟でも？！　と不埒にも公開形式で愛を迫った際には、打てば響くようなすばやさで、「仕方ないから愛してあげてもよくってよ」（超意訳）と温かいお返事を頂きました。
　いずれの青鳥を拝見した際も、ご縁の不思議さとありがたさに、堪え切れずに視界が滲んだものです。

　前回、胸に秘めていた「心の師匠」についてお話した後にも、さまざまな青鳥を頂きました。
　それらをひとつひとつ拝読しつつ、麒麟は心の底から思ったのでございます。
　……こんなに楽しいものを独り占めしては、天罰が下るのではないだろうか。いや、天罰というよりむしろ、マドモアゼル方の手で逆さ吊りにされるのではあるまいか。

　それはそれで嬉しいかも知れない…という心の呟きは厳しく無視するとしまして、愛するマドモアゼル方。
　本日は、雑記本編よりもはるかに面白かった芥瑚方のご意見を、謹んでご紹介申し上げたく存じます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇


　「ごめんなさい。ルパンはルパンでも、『３世』の方かと思いました…」
　　　　　　あはは！（笑）　実はあのとき、もしやそうではないかと危惧して、「注：３世にあらず」とつける
　　　　　　べきかと悩んだのでありました。しかし、あのアニメーションの音楽の格好よさといったら、
　　　　　　これまたぶっ飛びものの素晴らしさでございましたね…！

　「景台輔がアルセーヌ・ルパンのように格好よくなることが、登場人物の中でいちばん難しいからだと。
　難しいので、暁子さまはやりがいを感じてしまって、日々追求されているのではないかしら？」
　　　　　　…なるほど。山は高いほど登り甲斐があり、難しい対象であるほど煩悩は燃え上がる…と。
　　　　　　わが師ルパンも、「難敵ほど倒し甲斐があるものだ」と申しております。…そうか！　好みなど
　　　　　　些細な問題、これは煩悩における正しいあり方だったのですね！（←膝をびしばし百叩き）

　「（愛読したルパン・シリーズの中でも）私に一番根深く残るストーリーが『虎の牙』…　チョコに残る
　激しい（？）歯形っつー、アレでございます。うむ、獣じみた歯型…」
　　　　　　何を隠そう、麒麟の中で最も印象に残っているのが、外伝的位置づけの『赤い輪』。興奮すると
　　　　　　手の甲に赤い輪が浮かび上がり、意識がぶっ飛んでいけない行為に及んでしまう…！という
　　　　　　アレなのでございます。（注：本作はお子さまも安心して読める全年齢向けです。念のため）

　「私に言わせれば、コンプレックスの大塊という点において、ルパンもシャアもそして台輔も、同じ穴の
　ムジナだと思うのでございますっ！」
　　　　　　なるほど…！（笑）　コンプレックスはその人物に陰影を与え、ドラマ的な深みを与え、さらには
　　　　　　大いなる魅力を与えるという訳なのですね！！　…そりゃ、煩悩が力いっぱい喰らいついて離れ
　　　　　　ないはずです…。（←しみじみとマルボロで一服）

　「小説のみならず、雑記を通して私のハートを盗んでいったくせに…。今さらそんなことを仰る暁子さま
　に、はっきり言って逆ギレです」
　　　　　　…マドモアゼル。お許しさえ頂けるなら、今すぐどのようにでも責任を取らせて頂きますとも。

　「『どうして景台輔なんだろう？』　…簡単です。それは、暁子様にとって台輔が「美女」だからなのです」
　　　　　　…確かに、狩られるよりも狩る方を好む狩猟系のわが身。標的が尚隆・桓魋タイプでは、共喰い
　　　　　　確定なのかも知れません。…んがしかし、ベクトルのどこかが激しく間違っている気がするの
　　　　　　は、どうしてなんだろう…！（←頭を抱えて悶絶中）


　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇


　そしてこのたびも、次回キリ番オークションが近づいて参りました。リクエスト頁のタイトル候補も、幾つか新しいものに入れ替えてございます。
　「わたしのこの煩悩を盗み取ってごらんなさい！」と仰るマドモアゼル方。どうかご存分にご参戦の上、無事ご落札を頂いた暁には、不肖の麒麟も師匠ルパンに倣い、体力・気力を尽くして大物財宝の成文化に励む予定でございます。
　…深々と伏礼。

　そして青鳥を下さったマドモアゼル方。週末にサロンよりお返事青鳥をお届けいたします。お時間がおありの際に、ご自分宛の一羽を捕獲なさって下さいましねー♪

　こんな風に日々、楽しい虚海ライフをお送り下さるすべての方々に、よい週末をお過ごし下さいますように…と、投げキッスとともに謹んでご挨拶申し上げます。

　

　【前回のあらすじ】　実にささいなきっかけから、唐突かつ力強く麒麟の脳裡に甦った、とある人物。
　　　　　　　　　　　　　イノセントな（？）幼少時の「心の師匠」とも呼ぶべき、その人の名は…！


　その人の名は、アルセーヌ・ルパン。
　仏の小説家モーリス・ルブランの一連のシリーズで知られる、あの怪盗紳士ルパンでございます。
　謎と冒険をこよなく愛し、その犯行は大胆にして繊細。独自の美学とダンディズム、そして何より義侠心に溢れ、盗むのは大物財宝と美女のハートのみという天晴れなぶっ飛び加減に、幼い麒麟は完全に痺れました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　か、格好いいとはこういうことか…！

　彼の冒険活劇を読みたいがために、幼い麒麟の現地言語能力は飛躍的に向上しました。『奇厳城』、『カリオストロ伯爵夫人』、『水晶の栓』、『８・１・３』、『続８・１・３』…　それはもう夢中で読破したものです。そうして麒麟はしみじみと思いました。
　確かにルパンは格好いいけれど、完全無欠ではない。欠点もあるし、失敗もするし、何より美女に弱い。
けれど、自分の道と定めたものへの首尾一貫した姿勢、このすがすがしさはどうだろう。いかなるときにも余裕を忘れず、どん底に追い詰められても体力・気力を尽くすことを忘れない、この格好よさといったら…！

　そしてこのとき、「わたしもルパンみたいな人に出逢いたい♪」という乙女の発想とは１８０度反対に、
　　「我もまたルパンの如くありたい」
　と雄々しく心に誓ってしまったことが、人生最初の間違いであったような気がしてなりません。
　（この間違い故に、現在では友人からマフィア呼ばわりされる羽目に陥ってしまったのだろうか…）



　かくて翻って考えるに、上記のような人物こそが、最も心に適うタイプであるはずなのです。
　十二国記で考察するならば、かつて１００-�Tで答えた如く、尚隆や桓魋。静と動で言うなら断然後者です。
　なのに、こうしてサイトまで開き、二次創作において日々追求してやまない対象が……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どうして景台輔なんだろう？

　という疑問が、虚海における満４歳の誕生日を目前にした今も、まったく全然解けないのでございます。
　……とほほ（涙）。
　
　

　ごきげん麗しゅう、愛するマドモアゼル方。
　前回の雑記で申し上げた「８Ｐ増量の崖っぷち」を、いともあっさり転がり落ちてしまった麒麟より、金曜夜のご挨拶を申し上げます。
　……てへ（照）。（←他に言葉が見つからない）

　これを終えるまではよそ見をせずに身を慎もう…と心に誓って（そうしないとすぐに他の作品と並列進行してしまうのですね）　日々少しずつ書き進めているのですが、これが本当に楽しい。 もう書くことが楽しくて仕方ない。いっそ自分が阿呆に見えてくるほどに。
　「もっと増やしちゃえー♪」と青鳥越しに甘い呪いをかけて下さったマドモアゼル方。
　ありがとうございます。こういうときに頂くメールは、本当に励みになるのです。
　励みになるあまり、「いっそのこと、もう一つ書き下ろしを入れちゃおうかなー♪」などと思いかけて、力いっぱい踏み止まっているほどだったりいたします。
　……もいちど、てへ（照）。


　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇


　先日、雑誌を読んでいた相棒曰く、「シャア専用機仕様の携帯というのを一度見てみたいなあ」。
　シャア。……それは猫の威嚇か何かですか？
　「違う（怒）。シャア・アズナブル、『赤い彗星』と呼ばれる伝説的人物だ。君はガンダムを知らないのか」
　……名前だけは。確か昔のアニメーション作品でしたっけ。
　「そう。あれは子供心にも衝撃を受けた名作であり、シャアは心の師匠であった」

　聞けばガンダムとは、並みのハリウッド映画をはるかに凌ぐ、緻密なストーリーを持つスペース・オペラ。
　そしてシャアとは、主役以上の圧倒的な人気と美貌と知性を誇り、今回その愛用機のデザインが携帯電話にもなった人物なのだそうです。シニカルなダンディズムの具現とも呼ぶべきその姿、彼の名言の数々は、まさにある種の理想像だったのだとか。
　その携帯電話が１０万円というぶっ飛びのお値段、そして電子大辞典ウィキペディアの記述には、
　「マザコン・シスコン・ロリコンの三大コンプレックスを極めた男」
　と書かれているのはどうなんだろう？　という疑問は、この際不問に付すとしても。

　そして麒麟は唐突に思い出しました。……そういえば、いた。
　幼少時の麒麟にも、「心の師匠」と呼ぶべき人物が、確かにいたのだった！
　圧倒的な存在感、傑出した知性と行動力、情熱と機知とダンディズムに溢れたその人の名前は……！！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以下、次号に続く。　なのでございます。

　

　愛するマドモアゼル方。
　１１月２３日の雑記で登場した、「変態には一家言」発言の友人をば、ご記憶でいらっしゃいましょうか。

　あの折、「どうもＰＣが壊れかけているらしくて…」という彼女の言葉に、麒麟は大いなる同情を寄せました。
　それは一大事！　愛機ハンキョを呉剛環蛇とも頼む身にとって、対岸の火事どころではありません。
　聞けば、そのＰＣは最初から不良品だったらしく、購入直後から修理をくり返し、そのたびに大枚を払ってきたそうなのです。「文句言うたったらええやないの」とは言ったものの、心底穏やかでおっとりした彼女にそんなバトルは到底望めません。なので、依頼を受けた麒麟が、修理センターに代理としてお電話を。
　曖昧な説明＋法外な修理費を確認した後、「交換したマザーボードがたったの１０ヶ月で壊れるような仕事を修理というのなら、んなものに支払う福沢諭吉は一枚もない」
　と説明したところ、完璧に修理されたＰＣが丁重な謝罪とともに戻ってきたのでした。…もちろん無償で。

　後日お礼の電話をかけてきた彼女は、受話器の向こうで声を弾ませました。
　「ほんとにありがとう。暁子ちゃんって、まるでヤクザみたい！」
　……はい？
　「ち、違った！（汗）　そうじゃなくて、ええと…マフィア！　ほら、『ゴッド・ファーザー』っていう映画に出てくるでしょ？　革張りの椅子にふんぞり返って、葉巻をくわえた怖い人…」
　……ああ、マーロン・ブラント。あのでっぷり太った妖怪みたいなおっさんのことですね。

　という次第でして、くしくも先日、まだ見ぬ麒麟について優しい希望的観測に満ちた青鳥をお送り下さった、桜子さま＆小雨さま。…上記の如く期待を裏切る現実に、麒麟は涙が止まりません。
　変態でヤクザで妖怪みたいな麒麟でも、まだ愛していると仰って下さいますか…？
　（はい、剣山ハリセンはこちらに）


　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇


　さて、愛するマドモアゼル方。
　本日は、煩悩シアター・新刊製作支部の舞台裏から、ちっちゃなレポートなどをお届けしたく存じます。

　マドモアゼル方。印刷所で本を作る場合、「頁数は８の倍数で加算する」という事実をご存じでいらっしゃいましょうか。……はい。麒麟も本を作るようになって初めて知りました。
　表紙を４Ｐ分と数えて本文を８Ｐずつ加算、つまり「表紙分４Ｐ＋８の倍数頁」＝１２、２０、２８、３６…と増えていくのでございます。
　ですので、「２８Ｐの予定だったけど、２Ｐ増やして３０Ｐで♪」という訳にはいかず、その場合には一足飛びに３６Ｐまで増やさなくてはならないのですね。
　極端なほど数字に弱い麒麟にとって、実はこの頁数の計算こそが最大の難関だったりいたします。
　そして何ゆえこんなことを申し上げているかというと、麒麟自身がまさに今、この「８の倍数」の崖っぷちに立っているからなのでございます。

　書き下ろし作品の頁数が増加した結果、もう余分な頁が一枚も残っていない。本当にない。充分なゆとりを取っておいたはずなのに、あと１Ｐでも増えれば一足飛びに８の倍数です。
　「お願いだから、もうそれ以上しゃべらんといてや…！」と主役二人・その他を必死に拝み倒す一方で、実はほっとしていたりもするのですね。（…もしもし？）
　短篇・長篇、どんなものを書くときでも、実は８割を越えた頃に初めて、「ここまでくれば大丈夫だ」と思えるのです。そこに辿りつくまでは、たとえどれほどたくさんの文章をつらねても、それは単なる断片の積み重ねに過ぎず、いつなんどき廃棄処分になってもおかしくない。
　核となる一文、もしくはたった一言が見つかって初めて、「ここまでくれば後は放っておいても自然に進む」と安心できるのでして、ずっと押し続けていた重い石が動いたときの、ふっと手元が軽くなる感触に似ているかも知れません。そして今回の書き下ろしにも、その感触がつい先日訪れたばかりなのでした。…ほっ。

　「…だったらもう、たとえ頁数が増えても仕方ないか…」と安堵半分、あきらめ半分で泣き笑いした麒麟は、つい先ほどまで頁数の計算をしながら、「８×７は５２である」と思い込んでおりました。
　……小学校再入学の崖っぷちです。


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　プチ潔斎の終わりも見えてきた今（ひゃっほう♪）、本日トップ頁に予告をお届けしたように、今月末からは小さな企画もスタートする予定です。ささやかながらプレゼントなどもご用意いたしますので、開場の折にはどうぞお気軽にご参加下さいますように…。
　今週末は喜びの三連休。麒麟も引き続き書き下ろし作品を進めつつ、近づいてきた次回キリ番オークションに備えて、ハリセン片手の斎戒沐浴に励む予定です。
　それでは、心から愛するマドモアゼル方。どうかよい休日をお過ごし下さいましねー♪

　

　蓬莱でも本格的な仕事始めの本日は、表玄関から通販の扉を開いて参りました。ですので、これをちょうどよい機会として少々の補足などを…。
　これまでに何度か、海外からの通販のお問い合わせを頂いてきたのですが、原則として可能でございます。ポイントは、お住まいの国・地域から天山慶路の郵便口座にお振り込みを頂くことができるか、なのでして、国際便に必要な送料を選んで加算することで、万事ＯＫと相成ります。
　これまでの例では、国内のご家族・お知り合いが代理でお振り込み→海外を含む指定の住所に発送、という形もありましたので、もしご希望の方がおいででしたら、一度お問い合わせ下さいませ。
　遠くからでも本をほしいと仰って下さる方がいらっしゃるのは、心から嬉しいことですので、できるだけご希望に沿うことができれば幸いです。
　

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　……さて。
　お正月は両親宅にて、獣形に戻って自堕落三昧の日々ではございましたが、そこは抜き難い麒麟体質。抜かりなく新刊原稿・第一稿をプリントアウトしたものを持参して、せっせと赤ペン修正に励んでおりました。
　それを横合いから覗き込んだ父が一言。
　「そういえば十二国記の原作、この間全部読み終わったぞ」
　娘の所業を見ているだけでは、『どこまでが本当でどこまでが嘘なのかさっぱり分からない』（父・談）ため、原作読破に踏み切った…という次第だそうにございます。
　そうですかそうですか、それはよろしゅうございました、と頷く娘に向かって、父はさらに一言。
　「で、戴という国は、あの後どうなったんだ？」

　――それはもう地球上で何千万回もくり返された質問だと思いますよ、父上。

　ああ、なるほど…と頷いた父曰く。
　「続きがなかなか出ないから、二次創作というものが生まれるんだな」

　――そうとも言えるがそれだけでは片付けられない。

　という、このもやもやいっぱいの気持ちをぐっと呑み込んで、無言で赤ペン修正に励んだお正月の昼下がりでございました。……とほほ（涙）。

　

　三ヶ日も無事に明けた仕事始めの金曜日、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
　穏やかなお正月をお迎えでしょうか、愛するマドモアゼル方。

　一年の計は元旦にあり、と申します。大晦日の夜も更け、時計がまさに元旦の始まりを告げた瞬間…
　　麒麟はポップコーンのくずを顔中に浴びて、全力でむせ返っておりました。
　袋の底に残った欠片をさかさまにして、まとめて流し込もうとしたのが敗因かと思われます。
　これも何かの天啓か…としばし考えた挙句、そこには「今年も何かにまみれる運命である」という深い示唆が隠されていることに気づきました。…そして、どうせまみれるなら、それは煩悩でありたい。
　という次第でして、愛するマドモアゼル方。
　麒麟の新年の抱負は、「煩悩三昧」に決定いたしましてございます。

　……こほん（照）。
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　　　　　◇


　かつて今よりもっとはねっ返りだった頃、「新年の抱負」なるものを問われることが、非常に苦手でした。
　年が改まったからといって、わざわざ大仰に目標を立てるほどのことかね？　という生意気な姿勢を取りつつも、「あなたはこれからいかに生きていくつもりなのか」と問われているようで落ち着かなかったのです。
　そして、どのように生きていこうとしているのか、というのはすなわち魂の深部に関わる問題であり、スリーサイズを尋ねるような気軽さで問われても、即答なんかできますかいな！（怒）　と一人でぷりぷり腹を立てていたのですね。

　けれど、あれから少しだけ大人になって考えてみると、語弊のある言い方かも知れないのですが、生きる上で別段大志を立てる必要はない、と感じます。
　今を生きていて、そして進行形で生きていく、というのは数え切れない内部・外部の出来事の連続であり、さまざまな喜怒哀楽の中でバランスを取りながら、自分や周囲を支えていく無意識の努力である以上、たとえ偉業とは無縁でも、生きているというだけでこの上なく大きな意義があるのではないかと思うのです。

　…しかしながら、上記のような事柄を改まって説明するのは難しく、さらには猛烈に照れくさいので、現在「新年の抱負は？」と問われた場合には、「とりあえず酒池肉林で」と答えることにしております。

　……もいちど、こほん（照）。


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　…と、新年早々柄にもなくまともなことを考えていたせいか、新刊用の書き下ろし作品＠現在進行中では、主上と台輔が（珍しくも）非常にリリカルな状況を楽しんでおいでのご様子です。つられてページ数も増加の一途を辿っております。
　ここはひとつ、別口にて官能方面へと舵を切り、バランスを保つべきなのかも知れないと思います。
　そして愛用のセルフ・ハリセンは、新年早々絶賛品切れ中です。


　それでは、愛するマドモアゼル方。お正月休みに引き続き、穏やかな週末をお過ごしになられますよう…。
　そして年末年始に青鳥を下さった芥瑚方。こうした折々にご挨拶が叶うのは本当に嬉しく、お便りをひとつひとつ心からの喜びとともに拝見いたしました。週末にサロンからお返事青鳥をお届けいたしますので、ご自分宛の一羽をすたっとお手に取って下さいましね♪
　「いつもこんにちは」の方々とも、そしてこれからお逢いする「初めまして」の方々とも、今年も豊かなご縁を賜ることができますように…と心から願いつつ、今年最初のご挨拶をお送りいたします。